FC東京

July 27, 2017

消化不良

FC東京1-0広島(ルヴァン杯PO第2レグ)
 
噂の3バックシステムのお披露目。若干メンバーは落としてはいるが、大体のイメージはわかる。DFラインは右から徳、丸、山田。アンカーに高萩。IHにインスと拳人。WH(WB)に室屋と小川。FWは翔哉と前田。並びでいえば3-1-4-2になるが、DFラインは特に流動的で、攻撃中はボールサイドのDFがずれて4バック的(2バック)になったり、高萩が最終ラインまで下がってコントロールしたり、守備時は5バックになったりもしていた。肝はやはり両サイドの位置を高くすることにある。唯一の得点も、室屋が高いところに残っていたから生まれたものと言っていい。特に室屋は中に入っていくなどMF的な動きが多かった(対する小川はあまり理解していない感じ)。このシステムはサイドに張ることでフリーになりやすいとはいえ、相手が広島だったこともありワイドオープンな攻撃に対する対処の仕方は勝手知ったる人の家であり、東京の方もサイドチェンジのパスの精度、スピードがいまいちだったり、あからさまに行きますよという素振りなので簡単にサイドで詰められてしまう。また、DFからのボールを受けるのがアンカーの高萩一人の場合が多く、勢い前線へのロングボールやコースを切られた結果サイドにつけるしかないようなケースが増えて、マイボール保持の確率が低い印象がある。MFの人数が増えたから高い位置でのプレスが嵌るかと言えば、そこまでの効果はこのゲームでは見られなかった。むしろカウンターへの対処はより危険度が増したように思うし、アンカーの横のスペースや、3バックの外のスペースをうまく使われると(特に攻守が切り替わった直後)、かなり守備が追いつかなくなるのではないかと思う。ポゼッション志向のチームと対戦した時にどうなるかが見ものであるとともに心配でもある。ヨネをアンカーに、高萩をIHにした方がより良くなりそうな気はする。しかし、システムの習熟度が低く、選手も1.7ぐらいなので、真価のほどは不明だ。3バックシステムに対する評価は保留したい。
 
ゲーム自体は見どころが少なかった。翔哉が攻撃の中核を担って獅子奮迅してはいたが、どうにも空回り気味で相変わらず周りが見えていない。前線に人数をかけるのはいいが、もっと連動していかないと簡単には崩せない。得点は相手のミスからだ。ミスを誘発するということもあるが、やはりこちらからの仕掛けで崩し切りたい。ただ、そのポテンシャルはなんとなく感じたゲームだった。

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July 21, 2017

モチベーションのない後半戦

大久保とモリゲが戦線離脱し、バーンズ、拓馬がチームを後にした。バーンズの出奔は予定されていたとはいえ、異動先が広島とは驚いた。さらに拓馬の移籍は寝耳に水で、しかもKリーグ。どんなネットワークで引っ張られたのだろうか。まぁ、2人とも新天地で頑張ってほしいと思う。
 
入れ替わりで広州富力からヒョンスが復帰。リッピがルーカス押しで加入。ジャキットはアジア枠でバンコックからローン、ルイス・フェリペも選手登録されるとの噂。これで一応外国籍選手枠は埋まるのだけれど、リッピ以降は育成枠で即戦力としては難しいだろう。戦力的には上積みはない。クラブも今季の目標を下方修正したようだし、ルヴァンは残ってはいるが、ノックアウトラウンドに入ったとたんにやられそうだし(7/26は結局チケット買ってしまったので、勝ってもらわないと困る)、後半戦何を見て楽しんだらいいのだか。建英のJ1デビューは夏休み期間中には実現するだろうが、それは一般向けの話題作りで、我々にとっては建英には悪いが諦めの象徴でしかない。
 
クラブが本気でまだ優勝を考えているなら、テコ入れすべきは監督なのだ。鹿島のように。曲がりなりにも各年代の日本代表をズラリ並べてこの成績なのだから、育ってないのか使い方が下手なのかどちらかだろうし、それはとりもなおさず監督の責任が大きい。前半戦を観ていて、鳥栖戦のような斜め上を行くゲームは別にして、同じことをやってたまたま点が入って勝った、たまたま入らなかったので負けたという印象が強く、勝つことへの執着がすごく希薄に感じた。がむしゃらに走ってそれでだめでしたはプロではない。どうやって勝つか≒どうやって点を取るかをちゃんとプロとして考え、それをピッチの上で表現してほしいのだ。その意図を後半戦では感じたいし、そこがあれば順位とかは別に今季は(残留前提ではあるけれど)もう気にしない。篠田さんもJFKから引き継いだころは、もうちょっと意思みたいなものを感じたのだけれどね。

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July 10, 2017

疾風勁草

FC東京2-2鹿島
 
何と言っても拳人。彼を起用した篠田さんの采配が大きかったということだけれど、彼を前目で使うにはヨネの復帰が不可欠だったわけで、歯車が上手くかみ合ったということなのだ。ボランチに入るとボールを運ぶ縦方向の推進力が不足する拳人だが、ゴールチャンスでは後ろからスペースに入っていく突進力が活かされる。篠田さんは「このゲームに関しては」という発言もしていたが、意外と2列目の方がいい感じだと思う。
 
前半、先制されて嫌な雰囲気になった。そして、ゲームは鹿島が完全にコントロールしていた。それでも焦れずにチャンスを伺っていた。この辺りはチームとして少し進歩したところかもしれない。実際、得点はいずれもカウンター気味で、一点目のコースケのアーリーはテンポが良かった。サイドでこねて真ん中が整ってから上げるよりかは、あのタイミングで入れれば、中で1対1で競り合えると思う。得点の確率は多少なりとも上がるはずだ。時間帯もよく、前半で追いつけたのは結構心理的に大きかったと思う。2点目は完璧なカウンターで、ウタカのラストパスが優しかった。拳人のシュートもGKの動きを冷静に見て逆を突いた。やっぱりゴールはカウンターで生まれることが多い。
 
観ていると、永井や東のセンス(プレー選択やパス精度)の無さにガッカリする。永井はさらに足元の技術が乏しい。翔哉はテクニックはあるが、球離れの悪さと視野の狭さがプレーを縮こまらせていて、ともすると逆カウンターの起点にもなりうる危険性を孕んでいる。終盤の交代も、一種の毒薬のように見えてしまう。実際、中に切れ込むプレーは読み切られており、いいシュートだったがあのコースも読まれていた。ここのところ、結果が伴っていない。点を奪うためのスキルとインテリジェンスが不足している。
 
シュート数はわずかに7本。鹿島は約倍の13本。どっちがホームチームなんだか。これしか打たなくても2得点という見方もできるが、やはりホームで支配されるゲームは気分が悪い。ペドロの2点目が悔やまれるが、まぁ、負けないで良かったというのが本音だ。CB2人はギリギリのところで踏ん張った。2失点はしてしまったが、好調の鹿島の攻撃陣に良く食らいついていたと思う。
 
大久保とモリゲが離脱して戦力としては落ちたかもしれないが、チームとしてはむしろ戦術的に整理されて、残された選手たちのモチベーションも改めて上がったような気がする。篠田サッカーが実際どういうところを目指しているのかが今もってはっきりしないなか(オイラだけか?)、残りゲーム、我慢強く守ってカウンターでOKだ。この戦術であれば永井も活かせるし。それが今できる最善、を確認したゲームだった。

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June 24, 2017

ファンタジーサッカー2017 第16節

今節は柏と鹿島のKKコンビ。ボトムズ相手なので手堅いところかと思います。あとは選手が嵌るかどうか。我が軍はアウェーの磐田はあまり得意ではないので最低限にしました。
 
【mini】(第16節)
GK中村航(柏)
DF昌子(鹿島)
DF植田(鹿島)
DF山本脩(鹿島)
DF中村雄(柏)
MF高萩(東京)
MF齋藤学(横浜)
MFレアンドロ(鹿島)
MF手塚(柏)
FW大久保嘉(東京)
FWクリスティアーノ(柏)C
 
ヒョンスが戻ってくるような報道が出ましたね。言い続けてやっとCBのテコ入れです。まぁ、ある程度計算ができるプレーヤーだから良しとしましょう。あとは、攻撃のコーディネートをどうするかですよね。調子がいい選手を並べたって、それだけで点が取れるわけではないですし、そもそもうちの連中は予測能力とインテリジェンスが足りないから、その辺から鍛えないとこの先はないですよ。
 
それぞれ事情は異なるものの、他のチームも補強に余念がないですね。柏はキム・ボギョンが全北から、鳥栖は鎌田がドイツに出て、DFのチョン・スンヒョンが蔚山から加入するようです。G大阪は堂安がオランダへ出て、ファン・ウィジョが城南から加入。ボトムズでは、大宮は済州からFWのマルセロ、新潟は名古屋からDFの大武、元群馬のFWタンケ、広島は元G大阪のパトリックを獲得するようです。札幌は既報のタイの王子様w、甲府はブラジル人FWのバホスと、例年になく活発で各チームとも残留に向け打ち手が早い。大宮のマルセロは良さ気ですが、蓋を開けてどうなりますやら、後半戦が楽しみです。

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June 22, 2017

会稽之恥

FC東京1(4PK5)1ACパルセイロ長野
 
正直、よもやこんな結末が待っているとは想像もしていなかった。これで年末から正月にかけてサッカーを気にせずスケジュールが組めるので、それはそれでよかったかな。
 
仕事が早く片付きそうで、天候も回復するらしかったので、昼のうちに7/11で当日券を入手して、いそいそと会社を出た。着いた時にはすでにゲームは始まっていて、観客が5000人にも満たない割には、ビジターが元気に応援しつつ、うちのG裏もチャントをかぶせたりして、それなりにスタジアムは活気づいていた。雨も上がって、いつもの天皇杯初戦に比べて、多少の緊張感が漂っていた(なかなか点が取れないのでスタジアムのイライラ感がつのっていたせいかも)。実際J3とはいえ、長野は常に上位争いをする準J2と言っていい好チーム。今シーズンから我が軍OBの浅野さんが指揮を取り、オーガナイズされたプレーを実践している。当然、名の知れたプレーヤーはいないが、上に上がろうとする野心に満ち溢れている、甘く見るとやられる相手だ(しかも、この日の長野はレギュラースタメンとは異なる若手中心のチームだったらしい)。そんな相手に対して、篠田さんはメンバーを総とっかえ、まさしくターンオーバーで臨んできた。選手の質では明らかに勝っており、常識的に考えて負けるわけがなかった。しかし、好事魔多し、これぞフットボールの醍醐味。守ってセットプレーで得点し、あわよくばそこで勝ち抜こうという相手のプラン通りにゲームは運んでいく。同点に追いつかれたところで、ストーリーは出来上がっていたのかもしれないが、それでも、延長を含めた終盤相手の電池切れにつけ込み、フィジカルで押し切れると思った。思ったが、結局守り切られた、というより押し切れなかった。ゴール前に壁を張り巡らす相手に対して、あまりに無策。狭いスペースを即興で抜けるほど相手もへまではない。クロスにしても放り込むだけでは跳ね返されるだけ。翔哉の左から切り込んでファーへの巻き込みシュートも最初は通用していたものの、徐々に相手に読まれるようになってからは、ゴール前を右往左往するばかり(そもそも、誰が攻撃のタクトを振るうのかがハッキリせず、相変わらず行き当たりばったりの攻撃が続く)。このようなシチュエーションでは、まだポポさんの時のサッカーの方が可能性があったように思う。最大の欠陥はスピードの無さだろう。スペースがないので永井の足も活かせない中、局面のプレーにおいて判断やプレーのスピードが遅いのでディフェンスを剥がせないのだ。読まれやすく、簡単についてこられるから、個の部分で打開できない。剥がせないからずれない。はじき返される。この繰り返し。それに、プレーの精度も低い。インターセプトされ、あわやというシーンも何度かあった。選手のクオリティとチームプレーのクオリティはまた別物なのだと、改めて考えさせられる。下げることは決して悪いことではないと思うが、下げて自らピンチを招くのは馬鹿のやることだ。
 
それにしても、このメンバーで勝てないとなると、ベンチメンバーのクオリティは結構低い。それにU23は結構ガンバっていると見るべきだろう。もしかしたら、U-18のメンバーを数人入れた方が良かったのではなかっただろうかとも思ってしまう。J3に負けた事実は、我々以上に選手にとって重くのしかかるのではないだろうか。これを機に、死に物狂いでまた練習に取り組んでくれればいいなぐらいしかポジティブな話はないぐらい酷い敗戦だった。

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June 19, 2017

螻蟻潰堤

FC東京0-1横浜
 
全編通じてポゼッションは横浜の方が上だった。最後まで主導権は取ることができなかった。そんな中で、いくつかチャンスを作り、このしんどいゲームをものにすることもできた可能性はあった。ただ、エースは不発だった。ボールがこぼれてくるといった幸運もなかった。今日はホームチームの日ではなかった。
 
決勝点はバイタルでフリーになっていた天野にボールが入ったためで、ポジション的には高萩が見ていなければならなかった。ここまでの中盤のガチンコでは存在感を発揮し、拳人の出来があまりよくなかったこともあり獅子奮迅の活躍を見せていたが、最後の最後で集中が切れてしまった。途中出場の陽平も中途半端なポジショニングで扇原を抑えられなかった。ほんの一瞬の緩みがすべてをダメにする典型的なゲームだった。
 
負けはしたけれど、それなりに見るところはあって、特に右サイドで室屋とマルティノスがガシガシやりあっていて面白かった。ただ、室屋が押し込まれるシーンが散見され、まだまだ足りないという印象を強くした。このぐらいの相手にフィジカルも含めて圧勝しないとA代表は夢のまた夢だ。とにかく、とことん今はこういうタフな相手とやりあうしかないだろう。攻守にわたってもっと成長してほしいと思う。
 
互いにそれなりに良い攻撃をし、お互いに凌ぎあう中で、我慢しきれず崩れてしまったのは、今のチームの状態をそのまま表しているように思う。これだけスリッピーなピッチだから、打てば何か起こるというのを期待したシュートも何本かあった。最終盤はモリゲを上げでパワープレーもやった。途中出場の拓馬や永井も前線を活性化するには役立った。やることはやったんだから、それはそれとして受け入れないといけないのだが、それにしても、やはり点の取られ方が悪すぎて、ネガティブな印象が残ってしまう。なんとももどかしい敗戦であった。

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May 29, 2017

形単影隻

FC東京1-1甲府
 
最近の彼らのプレーを見ていると、自軍の選手しか目に入っていないかのようなシーンがよく見られる。そこ出しちゃ危ないだろうというパスや、それ短すぎといったパスで、相手に食いつかせる意図で出しているならまだしも、明らかにイーブンボールになるような中途半端なパスだ。このゲームでもソータンが、モリゲなのか林なのかに戻したパスが弱すぎて、まるで堀米に出したかのようなパスになってしまった。これではモリゲも林もいかんともしがたい。膠着したゲームだからこそ、細心の注意が必要な状況だっただけに、あまりにソータンのプレーは軽すぎた。
 
開始2分で先制して、これは久々大収穫祭の予感かと色めきだったが、何のことはない、適宜リトリートしてくる甲府の守りを崩せずズルズルいくパターンだった。前半などはシュートも乏しく、追い打ちをかけるかのように前半終盤で苦労する敵に点をプレゼントするありさま。後半の後半、ややオープンな展開になると、むしろ甲府のカウンターにうってつけのシチュエーションとなり、ATのウィルソンの決定機はほぼ敗戦のシーンだった。負けなかったのはまさしく林のお陰である。試合運び自体はお粗末で、危うく相手の思うつぼに嵌りそうになったことも含め、G裏の大ブーイングは理解できる。大久保もストレスで円脱でもできるんじゃなかろうか。
 
前半、裏を狙うなら裏を狙うで徹底すべきだった。最終ラインに相手を呼び込んでタイミングで永井を走らせるとか。やりようはあったはず。スペースがなくなればドリブルでつっかけるのはいいとして、翔哉がボランチの位置でパス出し役になるのは采配としておかしい。さらに、その翔哉が無理筋の縦パスを出してDFに引っかけカウンターの起点を作ってしまっていたのには呆れてものも言えなかった。後半頭から拓馬が入って、彼のダイアゴナルな動きは前線を活性化したが、翔哉の現状は劇薬の部類に入るだろう。で、今回はその毒であやうく自家中毒を起こしそうになった。プレー選択とプレーの精度がかなり落ちているのが気がかりなところ。
 
こんなことだと、いよいよ韓国から建英が帰ってきたらベンチに座っているかもしれない。

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May 24, 2017

二足の草鞋

生地君がいきなり特別指定選手になって帰ってきました。本人が進学を希望したらしいので、それはそれだと思うのですが、2か月もたたないうちにU-23に出ろ、と。どこのブラックだよw。筑波でも、1年生ながらすでにベンチ入りしています。二足の草鞋を履いて、勉強いつやってるんだか心配になる。体だけは壊すなよ。

 
松岡君(慶大)はすでに何試合かスタメン出場を果たしていますし、半谷君(学芸大)は2部で1G1Aとすでに結果まで出しています。まぁ、とにかくこの代はタレントぞろいだから、うちに戻ってこれなくてもしっかりJの、もしかしたら海外サッカーの世界で名を挙げてくれることでしょう。
 
さらに、高校生まで指定して、どんだけ人手が足りないんだか。これはかなり珍しいことらしいですね。育成年代の充実もいいですが、肝心のトップのCBを何とかしてください。モリゲ相当疲れてると思う。

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May 15, 2017

管仲随馬

FC東京1-2柏
 
このゲームは中村航輔に負けたと言ってもいいぐらい当たっていた。シュート数やチャンスの数自体はそう多くはなかったが、フリーでシュートの決定機がことごとくセーブされてしまった。キックは大したことないが、反応はあの年代では頭抜けている。
 
最後の最後で丸のクロスをソータンが頭で決めたが、時すでに遅し。攻守にわたりぎくしゃくしたままで終わってしまった。とにかく大久保がシュート1本も打てていないのだから、勝てるはずもない。アタッキングサードのパスがまったく通らず、これが逆襲の起点になっていた。シュートで終われない攻撃は怖くない。
 
何か全体的に慎重に止まりながらやっているように見えて、ダイレクトプレーは逆にアバウトすぎて適当に見えてしまう。考えながらやっているようで中途半端なプレーが多く、簡単に奪われてカウンターを食らうことしばしば。林がよく踏ん張ってくれたから2点で済んだようなものだ。おたがいGKに随分助けられている。もう少しGKの質が落ちていれば、殴り合いに近いゲームになっていたかもしれない。
 
それにしても、柏の中川が煩かった。身長は160もないかもしれないその小さい体で、しつこく前から追いまわしてくる。最終ラインもうかうかしておられず、微妙にプレー精度を狂わされていた。柏は狙い通りだったろう。
 
東京の選手たちは、舐めているわけではないのだろうが、自分たちのことで一杯一杯になって敵のことを見落とすところが散見される。連携不足というのは簡単で、もう少し基本的なプレー規範のようなところが確立されていないから、迷ったり中途半端なプレーになったりするのではなかろうか。サッカーだから型にはめることはマイナスでしかないが、あまりに選手任せというのも、かみ合わなければ何も生まれないわけで、河野がインタビューで答えていたように、もっと選手間のコミュニケーションが必要なんだろうなと思う。

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May 09, 2017

一樹百穫

FC東京U-23 0-3 FC琉球
 
最終的に9人対11人のハンデマッチを見せられた。ただでさえ2種の選手が多い中、ピッチを後にしたのが本来チームを引っ張るべき小川と内田っていうところが情けない。確かに、くそレフェリーのカードの基準が曖昧で、ちょっとこちら側が一方的に加害者にされた感は否めなかったが、とはいえ2人も迂闊と言えば迂闊だった。ただ、この飛車角落ちの状態で、後半は0-0と堪えたことが誇らしい。話題の建英のルーレットからのカウンターとか、惜しい攻めも何度か繰り出し意地を見せた。終盤、琉球の選手の方が足を攣っており、点差も含めてどっちが大人のプロチームなのかと、琉球サポにはちょっと同情してみた。
 
体力的、体格的にまだまだの高校生をこういう環境で育てるのは悪いことではないのだけれど、この日の真鷹なんかを見ていると、かなり手を使ってしまっていたし、建英も3連戦で体力的に問題はないのだろうかと心配になったり、いろいろ気を使わないといけない。ミニラにも考えがあるだろうし、フィジコ含めチームのスタッフもついているので、老婆心とは思うのだけれど、やはりU-23チームはJ3の中では異質であり、ちゃんとビジョンを持って取り組むべきものだと改めて思った。結果がついて来ればベストだけれど、それが目的化したらチームの意義は失われる。そんな中で、J1でベンチにも入れない選手たちは、もっと考えてプレーしないといけないのに、見ていてそれがよく分かっていないことにイライラさせられる。お前さんたちはただ漠然とプレーしていても仕方がないんだよと。

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