映画・テレビ

April 19, 2017

ゴースト・イン・ザ・シェル

正直実写版にして製作者たちは何が観たかったんだろうか。ワイヤーアクションは見飽きたし、ああいったサイバーパンク的なビジュアルや街のイメージも、例えばブレードランナーなどをなぞるだけで、逆にそのセンスに疑問符が付く。シナリオは陳腐。わかりやすくしないと欧米には受け入れられないだろうということは容易に想像がつくが、それにしてもチープ。これを『ゴーストインザシェル』と言われても、それは別のものでしょとしか答えられない。(多少ネタバレ)

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April 16, 2017

パッセンジャー

宇宙移民船に乗り込んだ主人公が、到着予定より大幅に早く冬眠から目覚めてしまったことから起きる様々な出来事を通じて、人とは、人の一生とはどうあるべきかを考えさせられる一作。また、映像からは、人間とはいかに宇宙に対してちっぽけで孤独な存在であるかを認識させられる。実にロマンチックな、でもちょっと怖い映画なのであった。(ネタバレ)

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February 17, 2017

沈黙

狐狸庵先生の名作を長い時間をかけて名匠マーティン・スコセッシが映画化。中世日本(江戸時代初期)におけるキリスト教の有り様と、宗教弾圧の渦の中で翻弄される司祭と信者たちの苦悩が描かれている。原作未読ながら、おそらく原作を忠実になぞっているだろう本作からは、人間の生と信仰について様々な示唆を得ることができる。(ネタバレ)

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January 14, 2017

バイオハザード:ザ・ファイナル

バイオハザードの1作目は2002年公開。足掛け15年でシリーズは完結した。経過した歳月の割にミラ・ジョヴォヴィッチは若々しく見える。結婚し出産を経てもなお魅力的な女優だ。本作こそ彼女の出世作だが、数あるゾンビ映画の中でも、アリスという主人公の魅力が高かったからこそ、シリーズもここまで続いたのではないだろうかと思う。(多少ネタバレ)

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January 04, 2017

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー

スター・ウォーズ:エピソードⅣの直前の同盟軍の働きを描くスピンオフ作品。本編の3.5といってもいいぐらいの、スターウォーズ感溢れる濃い内容になっている。当然ルークは出てこないが、本編との連結部分にはちょっとした仕掛けがしてある。こういった大河ドラマにはサブストーリーはつきものだが、サブストーリーにしては作品としてしっかりエッジが立っている。これはおそらく本編の‘フォース’というある意味なんでもありのおとぎ話的な世界観を極力抑えているからなのではないかと思った。(ネタバレ?)

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October 20, 2016

ハドソン川の奇跡

実にシンプルな佳作。余分なものがなさ過ぎて拍子抜けするが、それでもサレンバーガー機長(トム・ハンクス)とジェフ副操縦士(アーロン・エッカート)が公聴会に呼ばれ、不適切な判断を下したかどうかを問われるシークエンスはちょっとしたスリルもあり、エンターテイメント作品として品よく仕上がっている。それにしても、イーストウッド監督は実話モノが好きだ。(ネタバレ)

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September 24, 2016

怒り

役者カタログみたいな映画だった。3つの話がパラレルに走りながら収斂していく構造だが、決してわかりにくいことはない。ただ、ストーリーそのものは3つともあまり起伏がなく、どこが本線なのかが不明な分、冒頭の事件の回収がほとんどできておらず、その意味で消化不良感が強く残ってしまった。(ネタバレ)

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August 13, 2016

シン・ゴジラ

庵野さんは、オリジナルゴジラとエヴァンゲリオンのセルフオマージュをごちゃ混ぜにしながら、日本が生み出した『ゴジラ』の再解釈に成功したと言える。オリジナルでは、核の犠牲者としてゴジラは悲劇的に描かれるが、本作ではゴジラは人間が生み出した種そのものを亡ぼす諸刃の剣として、より凶暴にシニカルに描かれている。ここでは、ゴジラ=核のメタファーはより明快になっているのだ。(ネタバレ)

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June 11, 2016

レヴェナント

デカプリオにオスカーを獲らせるために作られた映画と言ってしまってもかまわないのではないかぐらいデカプリオな作品になっている。主人公のヒュー・グラスは実在した猟師らしいが(物語も置き去りにされたところは実話らしい)、当時のアメリカ北西部の暮らしぶりがあまりに未開過ぎてびっくりする。作品自体は、生命の尊厳も軽んじられた時代を背景に、人が生き抜くということの本質を問うている。エンディングで見せたデカプリオの表情(そこに喜びは一切ない)が、この作品のすべてを物語っている。(ネタバレ)

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April 27, 2016

ヘイトフルエイト

‘Hateful’という言葉に込められた感情が鑑賞後の見る側の気持ちとリンクするか否かでこの映画に対する評価、賛否が分かれるような気がする。一方で、タランティーノ節は相変わらずで、自分も含めた彼のファンにとってはグロい演出、描写もデフォルトであり、ともすると笑うポイントにもなっているから、Hatefulな登場人物たちもみな愛すべきキャラになってしまうのだ。(ネタバレ)

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