アニメ・コミック

October 29, 2009

BLACK LAGOON 第9巻

Black_lagoon_9BLACK LAGOON 第9巻/広江礼威

小学館 ISBN 978-4-09-157189-2

ロベルタの復讐劇は大大円にて完結。これだけドンパチ血生臭い舞台で、ハードコア版スリーピング・マッド・ビューティの話だったとはなんともロマンチックなことだ。それにしても、全体の印象としてはラグーン商会のエピソードというよりは、スピンアウトものといった趣。クライマックスにラグーンのメンバーは直接的に一切関わっていないところが本編のみそ。アニメ化もOVAでのリリースになるようだ。ロベルタに、ちぃと入れ込みすぎたね。

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August 08, 2009

エンドレスエイト

やっと終わったわけだけれど、あの何のひねりもないエンディングのために8話も使った愚行はアニメ史にも残らないだろうな。角川のバックアップがあって初めて可能となった実験が、一体何を狙いとしていたかは正直よくわからない。リアルでも既視感を再現できると本気で思ったのか。京アニの演出カタログが作りたかったのか。シリーズ構成上の都合とか言われてしまうと、それこそありえない。何にしても今回はプロの仕事ではなかったね。

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May 21, 2009

GIANT KILLING 第10巻

Giant_killing GIANT KILLING 第10巻/ツジトモ
モーニングKC 講談社 ISBN978-4-06-372789-0

遅まきながらアップデイト。主人公は監督ではあるけれど、これは弱小クラブ「ETU」の物語であって、プロサッカーというエンターテイメントのあらゆる魅力がここに凝縮されている。これまでのサッカー漫画は、そのほとんどがプレーヤー視点で描かれており、その意味でスポコン、ラブコメの域を出なかった。この作品はその枠組をも作品内部にとり込み、ビジネスとしてのサッカーを俯瞰したところから、いくつかの物語を並行して走らせている。この作品を読んで、プロサッカーの楽しみ(方)を理解してもらって、実際のスタジアムに足を運んでくれる人が増えればいいなと思う。

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April 02, 2009

RIDEBACK 第10巻

Rideback10 RIDEBACK 第10巻/カサハラテツロー 

 小学館 ISBN978-4-09-188455-8

第9巻が発刊されたのが昨年末。岡倉救出作戦が唐突に、多少ご都合主義的に展開されたことに違和感を覚えた。これまでの物語の進め方からすると、ちょっと強引な感じがしたのだ。その巻末には10巻完結が告知されており、発売も2月と近かったため、9巻におけるリズムの変化に対する評価を保留して10巻が出るのを待った。(ネタバレ、というか読んでないとわからない)

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December 15, 2008

GUNSMITH CATS BURST 第5巻

Gunsmith_cats_burst GUNSMITH CATS BURST 第5巻/園田健一

講談社 ISBN978-4-056-314538-0

残念だよなぁ。こんな終わり方するなら、最初から続編なんかやるべきじゃなかったと思うよ。少なくとも、前作以上の緊張関係が創り出せないのなら、ゴールディは絶対出すべきじゃなかった。多分出来ると思ったんだろうな。でも出来なかった。何の解決もせず、すべてが宙ぶらりんの状態で終わってしまった。放り投げたのか、それとも捲土重来を期すつもりなのかそれは分からないけれど、オリジナルの完成度が高すぎたゆえの悲劇なんだろうな。

とにかく残念。

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November 25, 2008

天体戦士サンレッド 第1巻

Sunred 天体戦士サンレッド 第1巻/くぼたまこと

スクウェア・エニックス ISBN4-7575-1508-1

久々にコミックスのエントリー。アニメ化される前から気になっていたのだが、アニメから逆流する形でやっぱり買ってみた。やっぱり面白い。すでにアニメのテンポが染み付いているので、かよ子さんが作者の作画力不足で不細工な以外はまったく違和感がない。溝の口にお住みの方にはさらに深い味わいがあると思われる。

川崎市で繰り広げられる、正義のヒーロー・サンレッドと悪の組織フロシャイムとの戦いの日々を描いたこの作品は、昭和のヒーローものを完全に解体する。ヒーローのサンレッドは“ヒモ”であり、フロシャイムは街に溶け込みご近所さんとも仲良く暮らすいい“怪人”たちなのだ。特に、川崎支部の長であるヴァンプ将軍は、人のいい賢いおばさんそのものである。

良き川崎市民である悪の組織=フロシャイムと、社会的に駄目なヒモ男ヒーロー=サンレッドという立場の逆転がギャグを生み出す基本構造だが、フロシャイム怪人たちのまじめさ、優しさが生み出す悲哀こそがこのマンガの中心にある。悪の組織とはずる賢くしたたかであるという既成概念を打ち破り、まじめに正直にそして不器用に戦うフロシャイムの怪人たちの姿に共感せずにはいられないだろう。

それにしても、ヴァンプ将軍の声に、よくあの「山田ルイ53世」を持ってきたなと思う。決めた人は、これだ!と思っただろうな。あの素人おばさんチックなトーンは普通の声優さんには絶対出せない。

天体戦士サンレッド テレビ神奈川 毎週金曜日24:45~25:00

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August 17, 2008

BLACK LAGOON 第8巻

Black_lagoon_8 BLACK LAGOON 第8巻/広江礼威 ISBN978-4-09-157140-3

なりゆきでエントリーしたが、はっきり言ってつなぎです。1巻丸々必要とするグダグダぶりです。エダのフリが露骨ではあるが、まぁ伏線張っとかないともたないわな。唯一の見所は最終頁。張の考えなんぞまったく意に介せずヴィトニキ出撃。

姐御、頼んますゼ!

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March 05, 2008

トライガンマキシマム 第14巻

Trigun_max14 トライガン・マキシマム 第14巻/内藤泰弘

少年画報社 ISBN978-4-7859-2923-7

終わらせ方はいろいろあったんだと思うが、まぁ、ドタバタコメディー風から始まったこのドラマが再びココに戻ってきたのは、結局、みんなが平和で笑顔で暮らせる毎日の尊さを実感することがこの物語の目的だったということなのだ。物語の根底に流れる人に対する深い愛情と楽観主義がそうさせたと言ってもいい。

(ネタバレ?)

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February 22, 2008

RlDE BACK 第8巻

Ride_back_8 RIDE BACK 第8巻 / カサハラテツロー

小学館 ISBN978-4-09-188367-4

平積みされた表装から、尾形琳が「買って下さい」と訴えかけるかのように見つめている。
いや、今日はワイルド7の文庫本新刊買いに来ただけだからと、視線をそらそうとしたそのとき、帯のタタキがふと目に止まった。

ゆうきまさみが“やられました”“こーさんこーさん”?

ぬぅ。

次の瞬間、既刊全8巻を束ねて鷲掴みにしキャッシャーへ足早に向かう自分がいた。

直感ですよ。そしてそれはいつも正しい。

作者のカサハラ氏を調べてみたら東芸大出身(作品の舞台が美大なのでなるほど、と)。しかも、出自が少年科学誌という変わり種。さらに連載は月刊lKKlというマイナー誌。「偶然は必然」と思えるような出会いでしたな。

さて肝心の中身ですが、軽くメカオタが入りつつ、主人公・尾形琳の振り回わされっぷりがハンパなく素晴らしく、作者の妄想未来にドップリ浸かれます。(ネタバレ)

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October 25, 2007

BLACK LAGOON 第7巻

Im000022_2 BLACK LAGOON 第7巻/広江 礼威  ISBN978-4-09-157113-7

「エダの表紙」ってところから、すでにラングレーがらみということは察しがついた。しかして、全容は明らかにされていないが、エダが今回のエピソードにおいて重要な役回りを演じることは間違いないだろう。

登場する人物、グループ総てに思惑があり、それらが複雑に絡み合う。その縺れた糸をどう落とし処を見つけて収めていくかが本エピソードの主題=ロックの仕事となる。

この作品の“売り”であるドンパチは導入ちびっ子の部分だけ。にもかかわらずここまでひっぱれるのは、その縺れ具合が半端じゃないわけ。一体どうするつもりよっていう期待感だけで一気に読ませる。そして、ロックとレヴィの静かなクライマックス。ぞくっとしますな。エダがからかいたくなるのも無理はない(6巻「Greenback Jane」参照)。

張もバラライカもロックの悪党としての資質を見抜いているらしく、今後その悪党ぶりがどう発揮されるかも楽しみ。

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