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August 03, 2017

ナオの想い出

2013年の夏、協力店の訪問キャンペーンで当時住んでいたマンションの目の前のクリーニング店をナオが野澤を伴って来訪した。事前にクリーニング屋のお母さんからその話を聞いていて、色紙を用意して手ぐすね引いて待ち受けていた。普段なかなか小平にも行けないし、もともとサインなんかも積極的にもらう質ではないのだけれど、ナオとなれば話は別だった。その時もナオはリハビリの最中で、脚のことを聞いたらもうちょっとかかると話してくれたことを覚えている。
 
プレーヤーとして真面目で、いつも全力プレーを旨として、ゴールを量産できるような選手にまで成長した。移籍当初は横浜からチャラいアンちゃんが来たなぐらいの話だったが、いい意味で首都東京らしいスマートで爽やかなプレーヤーになっていったわけで、東京においても歴代これだけ華のある選手も見当たらない。そう、ナオには華があるのだ。プレーのディテールではなく、疾走躍動するその動きが華麗なのだ(永井なぞ足元にも及ばない。翔哉には華がない)。そして、彼はいつも何かを期待させてくれる(実際2010年のニッパツでのATで飛び出した決勝弾は、今思い出すたび鳥肌が立つ)。最近ファンになった人たちは手の付けられなくなったナオのプレーを見ていないだろうから、なぜ彼の引退にこれほどの想いが寄せられるのか分からないかもしれないが、とにかく彼は間違いなくアマラオが去った後の東京のアイドルだったのだ。
 
彼のスピードと切れのあるプレーは最大の武器であり魅力だが、それは常にケガの恐怖がつきまとう諸刃の剣だった。2005年の日産、油の最も乗っていた2009年の柏戦、調子が良くなると必ず起こってしまうアクシデント。好事魔多し。いずれもその場に居合わせていて、本当にスタジアムが凍り付くとはこういうことなんだと実感したものだ。特に2009年は得点王も狙えるほどの充実ぶりで、とにかく打てば入る確変状態だったから、そのショックはなおさらだった。タラレバになってしまうが、本当に怪我さえなければ、もっとゴールを量産できただろうし、チームの苦境を救ってくれただろうし、優勝の可能性もあったかもしれないと思うと、本当に彼のキャリアがこんなことで終わってしまうのが残念でならないのだ。しかし、彼が決断したことだ。それは彼にしかかわからないこと。だから、今季最後まで見続けよう。そして最後は、ありがとうと大きな声で叫ぼうと思う。

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