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June 25, 2017

乱鶯

ゲキ×シネの新作。2016年のいのうえ歌舞伎の新作で、脚本は倉本裕氏書き下ろしの本格時代劇だ。

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劇団☆新感線にしてはNHKが取り扱ってもおかしくない至極まっとうな人情物で、古田新太が真面目に伝説の盗賊役を演じている。ヒロインには稲森いずみを迎え、大東駿介ほかいつもの面々が脇を固めている。意外とハードボイルドなストーリーは、新感線のまた違った魅力を見せてくれる。当然笑いの要素もあるのだが、決して過剰にならずお茶らけることなく、ややもすると硬くなりがちなドラマの雰囲気をうまく和らげている。元店主のお化けの演出もうまく溶け込んでいて、シリアスなストーリーをギリギリ支えている。もともと力のある役者陣が取り組むのだから、クオリティが高くなるのは当たり前だし、その辺の演出も違和感なくうまくこなしてくれている。そこに、稲森いずみのほのかな色香が加わって、大人のドラマが出来上がっている。騒動の意外な黒幕が最後に明らかになるとともに、エンディングは観客に預けられる。この終わり方は久々だったので結構新鮮に感じた。終演後、観た人それぞれで自分のエンディングを想像して帰路につくのは意外と楽しいものだ。

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