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January 04, 2017

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー

スター・ウォーズ:エピソードⅣの直前の同盟軍の働きを描くスピンオフ作品。本編の3.5といってもいいぐらいの、スターウォーズ感溢れる濃い内容になっている。当然ルークは出てこないが、本編との連結部分にはちょっとした仕掛けがしてある。こういった大河ドラマにはサブストーリーはつきものだが、サブストーリーにしては作品としてしっかりエッジが立っている。これはおそらく本編の‘フォース’というある意味なんでもありのおとぎ話的な世界観を極力抑えているからなのではないかと思った。(ネタバレ?)

Rogue_one

ジン(フェリシティ・ジョーンズ)と行動を共にする盲目の寺院の守護者ルチアート・イムウェ(ドニー・イェン)は、常にフォースの存在を信じ唱えていた。しかし、フォースを操れるものはここには出てこない。まさに生身の宇宙戦争が描かれている。当然設定に無理があり、物語自体は多分にご都合主義的に展開していくのだが、それでも、等身大の人間がこの途方もないスケールの世界観の中で足掻いて見せる姿はちょっと感動的なのだ。ジンたちの結末にそれは集約されているが、本当にちっぽけな命も、何かを成し遂げ、それが次代へとつながっていく、その連綿たる継承こそがSWの本質だといわんばかりである。悲しんでいる間もなく、次の戦いはすでに始まっている。そのどこか突き放したような俯瞰的な冷静な視点が、このスターウォーズという物語の背骨に常に存在していて、それは本編は当たり前の話として、このサブストーリーにおいても貫かれているところが(たとえ‘フォース’や‘ジェダイの騎士’が出てこなくとも)、この作品をスターウォーズたらしめているのだと思うのだ。
ストーリーは直線的でわかりやすく、短い中でも因縁をうまく練りこんでいて、シナリオはよくできている。演者もメジャー処はいないが決死の作戦に赴く戦士たちを熱く演じていた。シリーズ恒例のロボットは、K-2SOという人型ロボット。兵士としてチームに完全に溶け込んでいて、いいスパイスになっている。さて、最後の本編とのつなぎ、レイア姫はCGだったわけだが、その割になんか老けた感じがしたのは何故だろうか。現代の映像技術であれば、どんなことでもCP上でできそうなものだが、意外とあそこだけクオリティが低く感じたのは自分だけだろうか。俳優陣が生身で盛り上げてくれたバトンをCGが受け取って持ち去るのは、ちょっと興ざめだった。では、全く違う俳優にやらせるかというのもちょっと違う気もするし、当時の未使用映像をはめ込むとか、なにか別のやり方はなかったのだろうか。

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