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November 04, 2016

安土重遷

大宮 0-1 FC東京
 
ゲーム後、塩がビジター席(G裏)まで来て挨拶してくれた。五十嵐さんによれば、ちょっと涙ぐんでいたらしい。塩のように東京というチームが好きで、でもいろいろな事情でチームに残ることができずに外に出ている選手は何人かいて、そんな彼らに対して、今東京にいる選手たちの東京というチームに対する思い入れはいかばかりだろうか。ホーム最終戦でのモリゲの挨拶が頭をよぎる。毎年移籍によって多くの選手たちが入ってきて、またその分外に出ていく選手がいる。特に東京は前線の主戦の外部依存がそこそこ高く、浦和ほどではないにしても東京というチームとしての顔が近年ぼやけているように感じる。そんな東京にあって、このゲームを決めたのが拳人だったので、喜びもひとしおである。
 
【大宮戦先発の前所属】
秋元(湘南)
拳人(U-18)
森重(大分)
丸山(明治大・U-15)
室屋(明治大)
梶山(U-18)
田邊(国学院久我山)
河野(東京V)
東(大宮)
中島(東京V)
前田(磐田)
 
さて、ゲームの方はと言えば、互いにモチベーションを見出しにくい難しいものとなった。ただ、NACK5はこれまで1敗しかしていない東京にとってゲンのいいスタジアムで、実際始まってみると、ホームの大宮は過去最高成績を収め、お腹いっぱいという感じでミスを連発し、ろくにチャンスも作れなかった。対する東京は前目からのプレスも機能して、得点は1点だけだったが内容的に完勝だった。狭いスペースでの局面打開のパスのつながりがずいぶんよくなり、守備時の寄せも早い。たまに両翼を高く張り出し、3-5-2のようなフォーメーションにシフトしたりもして、篠田イズムは順調に浸透しているようだ。これで4連勝。篠田さん担当の12試合は8勝2敗2分けでフィニッシュ。8勝中、無得点試合が0というのが素晴らしい。完封試合も6を数える。昨年の堅守が復活した感じだ。これをベースに、来季はいよいよ得点力アップという永遠の課題に取り組むわけだ。この文脈での大久保はわからないではない(永井はいらない)。あとは、この補強が篠田さんが求めているものなのかどうかである。来季U-23は継続するがACLはないのでO-24はそれなりに整理が入るだろう。秀人あたりはやはり出ていくことになるのだろうか。悲喜こもごもの最終戦であった。
 
それにしても、このタイミングでの移籍報道はいかにも早すぎる印象がある。まだCSがあるし、当事者の川崎は面白くはないだろう。もし本当だとして、どんな意図が働いているのだろうか。戦術的には2トップあるいは4-2-3-1の2列目、東の位置がイメージされる。東よりはやってくれそうな気がするので否定はしない。前田さんを見ていると年齢もあまり関係ないだろう。ただ、あまり行儀がいいとは言えない。どこぞの金満チーム(サッカーにしても野球にしても)と似たようなことをやって、それで成績が伴わなかったら目も当てられない。勝つための方法論としては理解するのだが、一方で心情的なところで抵抗があるのもまた事実だ(ヨッチのように育ててもすぐ出ていかれてしまうのは、チームにそれだけの魅力がないということだ)。卵が先か~の議論になってしまうが、育てながら勝つのはやはり難しいのだろうか。先日広島で引退した森崎のような、クラブとしての顔、重心は必要で、勝てばなんでもいいということでは決してない。愛される地域のクラブには、地域との結びつくところが必ずある。それはやはり生え抜きの選手に尽きるのだ。

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