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October 31, 2016

滄海遺珠

FC東京U-23 4-1 SC相模原
 
 日曜日、西が丘にJ3を見に行った。もしかしたら久保君が出るかもと思って前売りを買っておいたのだが、彼の出番は11/5になったのでちょっと残念だった。だが、代わりと言っては何だが平川君がベンチに入っていて、来場者の期待通り後半ピッチに立った。16歳6か月はJ3の新記録だ(翌週には誰かさんに破られてしまうのだが)。
 
しかし、土曜のトップのゲームよりもはるかに面白いものを見せてもらえるなんて予想もしていなかった(久しぶりにG裏の能活いじりも見られて幸せぇ)。今季U-23は栃木戦を見たが、その時とはチームは別物と言っていいぐらいに成長していた。相手がSC相模原ということもあったのかもしれないが、ポゼッションで上回り、前半はちょっとしたすきをつかれてカウンターで失点するも、後半は圧倒的に押し込んで怒涛の4得点。前半まったくいいところがなかった容平がハットトリックの大暴れ(たいした仕事をしていないにもかかわらず、結果だけは残してしまうから始末が悪い)。CKからU-18の岡崎君もゴールして、ひときわ大きな歓声が上がる。しかし、本当の見どころはゴールではなく、中盤の2人(途中から3人)の高校生のプレーにあった。本当にくぎ付けだった。
 
 一人は生地君。U-18の攻撃の中心人物だが、プロ相手にもまったく遜色ないプレーを見せる。縦横無尽、神出鬼没、プレー選択のセンスがいい。同じくボランチに入った鈴木君。左サイドにスペースがあり小川が上がっていくのを見るや、小川の足元ではなく左サイドの一番深いところに低いロングフィードを放つ。これが見事届いてしまうのだ。これには度肝を抜かされた。そして、途中出場の平川君。Jデビューの高校一年生とは到底思えない落ち着いたプレー。体は当然できていないにもかかわらず、プロのあたりにもうまく対応してボールは取られない。容平の3点目をアシストする裏への浮き球スルーは、その正確性(能活の出鼻を狙った絶妙パス)といいセンスを感じさせる。ゴールした岡崎君を含め、空恐ろしい高校生たちである。平川君が言うように、いつかは海外へ旅立つこともあるだろうけれど、ユースにはこれだけのタレントがうなっているのだ。5年といわず、後3年のうちにトップでレギュラーとして使えば、必ず東京の屋台骨を担ってくれる選手になるに違いない。そういった確信がこのゲームから持てたのは見に来た甲斐があったというもの。ついでにと言っては何だけれど、対して小川、野澤、翼といった本来トップのベンチぐらいには入っていなきゃいけない選手たちが、何故ここにいるかというのも理解で来た。判断、スピード、プレーの正確性など、どれも物足りないのだ。
 
選手の切り盛りは大変かもしれないが(同日はU-18Jリーグカップ4回戦が裾野で開催されており、久保君はそっちに出場して1G1Aの大活躍。おかげでベンチはGK入れても3人)、このU-23は来季も続けていくべきだろう。そして、どんどん活きのいい若手をトップに供給していってほしいものだ(だから、補強に変な無駄金をつぎ込むぐらいなら、しっかり内部を使って欲しいのだ)。

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