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September 01, 2015

ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション

スパイアクション映画の神髄ここにあり。予告でしきりに流れる007シリーズと今や双璧をなすハリウッド作品は、あまりジメジメせずカラッとスカッと夏の暑さを吹き飛ばしてくれる。ラストの意趣返しには思わずニヤリとしてしまう。(多少ネタバレ)

Mi5TV広告に登場する飛行機にしがみつくシーン(映画本編の導入部)は吹き替えなし、CGなしだそうだ(実際は飛行機とハーネスでつないであると思うのだが、それでもすごい)。イーサン・ハント=トム・クルーズのその体当たりアクションが全編に繰り広げられる。特にモロッコのカー&バイク・アクションは、これで死人は出なかったのかと思うぐらいにガチでやっている(吹き替えはやっているのだろうけど、トム自身もバイクは運転している。しかもノーヘルで結構飛ばしている)。新型BMWもこれでもかというくらいにぶつけられ、こんなにやっても大丈夫という安全性アピールにも成功していたのが笑えた。

本作最大のミッションである難攻不落のデジタル金庫破りは荒唐無稽だし、英国首相の拉致とか、ベンジーを救うために打ったハッタリとか、多分にご都合で進んでいくのだが、結局悪者を成敗するというカタルシスさえ得られれば、正直その過程のディテールはどうでもいいのである。限度を超えない範囲・程度でのマンガであれば許せてしまうし、実際そういう上手い仕立てになっている。映画に登場するスパイの小道具のなかには明日にも実用化されるようなものもあり(ウェアラブルPCや紙のPC、カメラ内蔵のコンタクトレンズなどなど)、そういったところでもありそうでなさそうな現実世界とのほどよい距離感を作り出している。

キャスティングでは、今回のヒロインであるイルサ・ファウスト演じるレベッカ・ファーガソンがなかなか良かった。組織の使命に翻弄される女スパイをときに強く、ときに繊細に表現していた。ラスト去り際のセリフもなかなかに気が利いていた。トム・クルーズは相変わらずだが、ちょっとしわが増えたような気もする。どこまで体を張ってできるか、違う意味で見ものである。

ハラハラ感は期待したほど高くはなかったが、とにかくスカッとしたければ一見の価値ありの一本だ。

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