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January 06, 2015

2014年シーズン総括

さて、移籍市場も中盤戦。我が軍は前田遼一以外は大した戦果もなく、逆に塩と遼太郎が出て行ってしまったためにGK欠乏に陥ってしまい、中堅クラスのサブGK補強が喫緊の課題になってしまっています。
GKは枚数の問題なので、2014年の振り返りはあまり関係ありませんが(実際リーグ戦33試合は権チャンが先発し、塩は1試合&カップ戦のみ)、その他のポジションについてはいくつかのポイントが見えてきたのでまとめたいと思います。

①ひっくり返らないゲーム
先制したゲーム20ゲーム(リーグ戦、カップ戦、天皇杯すべて)のうち、そのまま逃げ切ったのが15ゲーム、追いつかれたのが5ゲームで、逆転負けを喫したゲームは0でした。2013年はひっくり返されたのが2ゲームあったので、2014年は先制すれば負けない1年でした。逆に先制されたゲームをひっくり返したのはたった1ゲーム(第5節清水戦)しかありませんでした。引き分けまで持ち込めたのも4ゲームしかなく、‘先制されると負け’がはっきりしていました。先行逃げ切りで行くのか、それともいつでも逆転できるような攻撃的サッカーに進化していくのか、その方向性はチーム作りに影響してくると思います。

②勝ちきれないゲーム
2014年は引き分けが多かった年です。13年6つだった引き分けは12と倍増しました。負け数は2つ減りましたが、勝ちも4つ減っており、勝ちきれないゲームが多かったことを示しています。ここというときに点が取れない。勝ち越せない。結果論的ではありますが、降格した徳島、セレッソとはアウェーで引き分け、大宮にいたってはホーム、アウェーとも敗戦と、チーム力が落ちる相手から確実に勝ち点3を奪えなかったから中位に甘んじているのだということです(全部勝って勝ち点+10ですが、それでもACL圏には届きません)。結局は決定力の問題です。得失点差は13年と同じ+14ですが、総得点は61→47に減っています。失点がその分減っているから得失点差は変わりませんが、せっかく失点が減っても得点まで減ってしまったのでは意味はありません。これは、14年シーズン、ミステルが採用した4-3-1-2というシステムが大きく影響していると考えます。それは同じく得点者の分布にも現れているのです。

③前後分裂サッカー
6点以上ゴールした選手は武藤(13)、エドゥー(11)、河野(6)の3人だけです。上位チームを見てみると、優勝したガンバは宇佐美(10)、パトリック(9)、阿部(7)、遠藤(6)、倉田(6)の5人、鹿島はダヴィ(10)、遠藤康(10)、土居(8)、カイオ(8)、柴崎(6)の5人と、どこからでも点が取れるチームになっています。わが軍では河野の次が高橋(3)、米本(2)ですから、どこに問題があるかは一目瞭然ですね。つまり、3列目に人数をかけることで守備力は上がったものの、中盤の選手が前線に絡む機会も減ってしまうために、結局得点が前線3人に偏ってしまったわけです。本来ならば高い位置でプレスをかけボールを奪取することで、人数もかけながらゴールに迫るサッカーをしたかったんでしょうが、プレスラインがハーフウェイよりも自陣側になることが多く、奪っても前の3人にまかせっきりで、3列目がなかなか上がっていけなかった(行かなかった)ということなんだと思います。高橋の3点も内2点がCKからの得点ですから、いかに中盤の選手が得点できていなかったかが分かります。

④コースケ頼みの攻撃陣
アシストでみると、コースケが11と圧倒的です。次に多いのが河野の7です。つまりわが軍の2014年の得点源はこの2人に集約されていたわけです。逆に言えば、この2人を封じ込めてしまえば東京は手も足も出なかったと言うことでもあります。コースケのクロスに対してゴールを決めたのがエドゥー(3)、平山(2)、高橋(2)です。一方河野のアシストを決めたのは武藤(4)、エドゥー(2)です。ちなみにエドゥーは河野に対してアシスト2です。なんだか、東京の攻撃を止めるのなんて簡単に思えてきますよね。いずれにしても、14年の東京はコースケのクロスと武藤のドリブルだけといってもいい1年でした。こんな攻撃バリエーションでは、あっという間に敵に研究されて止められてしまうでしょう。個人的に逆サイドの徳さんの出来が悪かった?のが気になります。

さて、こうやってみてくると、なんとなく選手以上に戦術の問題の方が大きいのではないかと思えてきます。ミステルは、シーズン通してバックラインはほぼスタメン固定でやってきました。一方前線は武藤と河野の2枚を軸に少ない使えるFWをやりくりしました。中盤も高橋、米本はほぼ固定であとの1枚を入れ替わりたちかわりで回しています。やはりトレスボランチのスライドディフェンスは重心が後ろになりすぎます。特に秀人は最終ラインに吸収されやすい。最後の最後で4-4-2を試しましたが、あれもどちらかというと重心は後ろ目だった。高い位置でファイトできるようなシステムを採用しない限り、これ以上はないような気がします。
とにもかくにも、2015年の課題は攻撃。現状の守備力を維持しつつ、どれだけ得点を上乗せしていけるかです。14年は平山の途中離脱が思った以上に痛かったわけですが、とりあえずオールラウンドな前田が来てくれて、それだけで得点力が上がりそうな気分にはなります。ただ、前田も12年序盤の不調が結果的にチームの降格に繋がってしまったわけですし、J2でも無双ほどの活躍はできなかった。果たしてJ1のゲームクオリティにフィットするだろうかという疑問は残ります。ここはやはり個に依存するだけでなく、武藤も夏にはいなくなるかもしれないですし、いかにどこからでも点が取れるチームに進化するかでしょう。特に中盤のプレーヤーたちの奮起に期待したいところです。

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