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October 24, 2013

2014年席割りについて

クラブから値上げの通知がやって来ました。有無を言わさずです。これもアベノミクスの一環でしょうか。ライセンス制が導入されて、ライセンスの基準に当てると結構やばいクラブがいくつか表面化してきたりして、リーグ全体が経営の健全化に向けて動くことはいいのだけれども、それが即消費者に負担を強いる方向に向かうのはいかがなものかと思う。それだけ魅力ある興行を提供できていると思っているのかな、クラブは。まぁ、千歩譲ってそれは認めてやろう。でも、仮に来季の観客動員が今季以上に後退したら相当問題だと思うのだよね。そのリスクをクラブは負うという覚悟があるということでおK? 全体的に値上がっているので、今季並みの入場者が確保できればとりあえずは自動的に収入増になる。問題はその数を確保できるか。このままだと難しいよね、正直。それに、来場者が減少傾向にある中、赤字を防ぐためにまずは値上げさせて欲しい、という言い方はあまり感心しない。

まず、今回の席割り変更のポイントについて、ちょっとだけ個別にコメントを。
①カテゴリー制の廃止…対戦相手によって値段が変わるというのは、市場原理的には正しいのだけれど、値段を下げたからといってもともと人気の低いカードに人が集まるというわけではない、ということがある程度数字で証明されたという理解でよいのだろうか。分かりやすくなった評価できる改定のひとつ。まぁ、常識的に考えても自由席で500円ちがうぐらいでは客は動かないだろうということぐらい容易に想像できると思うのだが。カード=人気チーム=強豪チームとの対戦を優先する人であれば、カテⅡのゲームは安くても観に行かないだろうし、行ける日取りの問題(カードを選べない)の人もいるだろうし、価格差が観戦モチベーションのメインになるとは思えない。ただ、今回カテⅡをカテⅠに統合したのは便乗的で、そこはちょっと謙虚さが足りないと思う。
②ホームセンター自由席の新設…東京主催ゲームの席割最大のお得感をついに手放すことになった。自陣敵陣をハーフウェイで区切るボールゲームで、観戦席は通常センターライン付近が最も見やすく、故に価値も高く設定できる。普通のクラブはそのようにセンター付近を区切って高値に設定しているのだが、これまで東京はバックスタンド下層全部を同一価格で提供してきた。これは非常に画期的であり、個人的には賞賛すべき施策だと思っていたのだが、結局東京も世の常識に倣うこととなったわけだ。まぁ、これはある意味正統的な値上げなので文句を言う筋合いではない。そもそも、G裏とバックのセンターが同じ値段というのも違和感がある。下層の真ん中に陣取りたければ早くくればよかったのが、来季はそうは行かなくなる。年間チケットで2万円近いアップ。どれだけの人がお金を余計に払ってくれるだろうか。
※同じようにバックの中央部を高価に設定しているヴェルディのゲームはバックの真ん中がスカスカになって非常にみっともないのだが、ああはならないようにしてほしいものだ。
※年チケのキャパと歩留まりはどの程度見てるんだろう。
③SCの廃止…隣接するSとG裏の価格差(新料金で倍以上)を埋める意味も含みつつ、メインの稼働率アップを狙ったものだと思うが、あまり入らなかったらしい。この辺は割りきりが必要。
④GⅡの廃止…バックスタンドは上層の方が価値が高い(ピッチ全体が見渡せる)のは分かるが、G裏には上も下も無いように思う。これも至極全うな改定。雨天時に上に移動できるようにという配慮はG裏の連中にとっては嬉しいだろう。

さて、問題はその値段だ。年間チケットの値上げ率で低いのはメインのSSとバックの上層U席で5%。最も高いのは新設となるホームバックセンター自由で64%UP。最もキャパの大きいホーム自由で13.2%の値上げとなる。金額にして3,400円。一試合平均170円だ(リーグ戦17試合+ナビスコ予選3試合の場合)。また、同一席種でファミリー券の値上げ率が1席よりも高くなっており、ファミリー層にとっては厳しい新価格になっている。G裏上層のSGと旧GⅡだけは、それぞれ16%、10%の値下げになる。
※クラブからの案内には、ナビスコの予選のゲームについてまったく触れていなかったのだが、まさか来季から別料金になるということはないだろうなぁ。
正直この値上げによって集客がどのように変化するかはわからない。それなりのリサーチとシミュレーションの結果だと信じたいが、ちゃんとやっていればクラブの収益は確実に向上するのだろう。今季から来季に向けて編成的にあまり変化がないということにでもなれば、離反者が増加するだけだろう。要は値上げによって組まれた仮の予算に基づいて、シミュレーションを達成しうる集客実現に向けたチーム編成ができるかどうかにかかっている。そして、シーズンを通して成績とイベントの両輪で集客増加を図っていけるかということだ。当然来季の編成を横目で見ながら、来季の年間チケット申し込みをどうしようかと考える人も多くいるだろう。経営的に苦しいから値上げしますは通用しない。価格に見合った価値を提供できなければ、それは潰れてしかるべき世の中なのだから。値上げする以上は、それに見合ったものを少なくとも予感させてくれないといけない。まずは監督が誰かってことですよ。

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