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March 24, 2013

有智高才

鹿島2-4FC東京(ナビスコカップ予選B組)

カシマスタジアムに足を踏み入れたのは何年ぶりだろう。全く思い出せないほど久々だった。とにかく東京はアウェーの鹿島戦にはからきし弱く、2007年以来勝ったためしがない。それでも、なぜか急に思い立って20日の鳥栖戦が終わったあと翌日にチケットを買ったのは、とにかくタマをもっと見てみたいという気持ちからだった。おそらくこの流れであれば、ポポさんなら次も使ってくるだろうと確信しながら。ところが、直前にいつも送られてくるスタメンメールのラインナップにはタマの名はなく、かわりに野澤の名前が。これには流石にびっくりした。と同時にヨネのコンディションが心配にもなった。なんにしても、野澤が今シーズン大事なバックアップに、いやそれ以上の存在になるかどうか、このゲームが試金石となるわけだ。

一方の鹿島と言えば、大幅にメンバーを入れ替えてきた。特にDFラインは西以外はサブクラスの若手。小笠原もいないし柴崎もベンチ。ちょっと舐められているのかなとも思った。まぁ、ここで勝てていないからしょうがない。実際ゲームも、前半は大迫のシュートとも呼べないようなクロスをファーに決められてしまい(本人曰くニアを狙ったシュートだったそうだw)、なんとも嫌な雰囲気が漂った。前半ロスタイムの徳の思いっきりと千真の機転がなければズルズルいった可能性もある。

ところが、後半東が河野に変わって入ると、東京の攻撃は劇的に変化する。右サイドに張った東を起点に、あれだけ停滞した縦へのパスが入るようになっていく。逆転弾はその東からルーコンに入ったパスからだった。突き放す4点目、中盤高めの位置でアーリアがカット、チュンソンが絡んで東がキープするとすぐさま中央の千真へ。一気に走り込むチュンソンにリターンすると早いタイミングでマイナスクロス、そして中に入った東が左足インサイドでコースを狙った技巧派シュートで止めを指した。この4点目は流れるようで素晴らしかった。鹿島のDF陣が、なぜか知らないが後半途中から棒立ちになって、東京の前線プレーヤーへのプレッシャーが弱くなったこともあると思うのだけれど、それを割り引いたとしても、素早いパス交換が敵守備網を切り裂いたのだ。今季好調、ホームで無敵の鹿島ではあるが、‘ヤング鹿島’であればこれぐらいの実力差があるというわけだ。リーグ戦でもこれぐらいの戦いが見れるのであれば、わざわざ鹿嶋まで出張ってくるのも苦じゃない。

さて、注目の野澤といえば、観たところ可も無く不可も無くといったところ。守備的MFを率なくこなした感が強い。マーキングやボールへのアタック、スペースの埋め方など、大きな問題はなかったと思う。課題はやはり攻撃への貢献かな。その野澤に代わって途中出場したタマは、そのままボランチの位置に入ったが、積極的に敵ボールに絡み、チャンスと見るや前線へも走り込む。また、悪いボールの取られ方をしたときは、全速で帰陣しボールホルダーにまとわりついた。うーん、これはいきなりシーズンの軸となりうる存在になるかも、そんな予感がした。

それにしても、東である。前半河野のポジショニングが悪く、全く縦へ進んでいかなかったのだが、東に変わっただけで、ほんとうに攻撃がスムースになった。東の才能を実感すると共に、かわいそうだけれど河野はこれでちょっと難しくなったなと思う。これは出ていないが洋平やソータンにも通じるところがあるのだ。そして、陽平の戻ってくる場所もなくなりつつある。なんとなくわかっていたこととはいえ、ちょっと複雑な気分。

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