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December 19, 2012

2012年の総括②

【選手編】

今年も怪我人は多かった。ACLもあって、前半戦は結構厳しい状況だったにもかかわらず乗り切れたのは、ポポさんのやりくりが上手かったことと、若手の頑張りがあったと思います。ポジション別に見て行きましょう。

《GK》
基本権田が通年ゴールマウスを守りきりました。ロンドン五輪という一大イベントを経験して、安定感がワンランク上がった感じがします。言動に対してネットではいろいろ批判もされたけれど、若手ではやはりトップクラスの実力であることは疑う余地もありません。近距離の反応はぴか一。あとはハイボールの対応力やセットプレーの読み、フィードの精度など、ディテールをつめていけば代表正GKも夢ではない。塩も権チャン不在時をよくバックアップしてくれましたが、どうにも天皇杯の印象が残ってしまって始末に悪い。もし権チャンが海外に行くことになったとしても、自動的にレギュラーGKの座が転がり込んでくるとは思って欲しくないですね。

《DF:CB》
とにかく森重です。通年大きな怪我もなくバックラインの柱としてチームを支えてくれた。あれだけカレー券をもらっていたのが、格段の成長ですよ。チームに安定感をもたらしたという意味においても、個人的には年間MVPです。来季はさらに、本人としては狙ってはいると思うけれど、CKからの得点と、最終ラインから前線へのロングフィードをバシバシ入れて欲しいですね。そこができれば代表も夢ではない。加賀は怪我もあったけれど、慣れない東京のスタイルを上手く吸収して働いてくれた。いい補強でした。ヒョンスは、等々力で見たときからいいと思っていたけど、終盤はスタメンの座を確保して成長を見せた(当初はポポさんからラインを下げる癖を指摘され駄目だしされてましたからね)。丸山も左SBなども無難以上にこなし、クレバーなところを見せた。なにより足元がしっかりしているのがいい。加賀不在の時期は高橋が一列下がって対応するなど、層が厚いとまではいえないにしても、年間戦える戦力は揃っていました。

《DF:SB》
右の徳永は絶対として、問題は左でしたね。鳴り物入りの太田は序盤戦が相当不安定で、まったく良さが見られなかった。怪我で不在になって、その穴は椋原、中村、丸山で埋めていったわけですが、いまひとつ決め手に欠いた(個人的にはカンテラであるムックンに頑張って欲しいのだよ)。最後に太田が戻ってきて、結構吹っ切れたプレーを披露していたので、来季は最初っから全開の太田が見てみたいものです。枚数はいるだけに、個々のレベルアップが望まれますな。

《MF:ボランチ》
代表にも呼ばれ、高橋が絶対的存在感を示した1年でした。昨年よく見られた不用意な横パスもかなり減って、安定感は増したように思いますが、一方で攻めの部分は等閑になっていなかったか。2得点は正直物足りない。一方の米本は、猟犬としての能力は遺憾なく発揮するものの、プレー全体はまだまだ受身。攻撃面においては不安定なプレーが散見されました。奪ってからのプレーのクオリティを上げていかないとこの先はないな。あと、簡単に体を投げ出すのがすごく気になる。2人とももっとミドルを磨いて欲しいです。アーリアは、とにかくカレー券の発行を考えないといけない。厳しいポジションではあるけれど、絶対改善できるはず。守備にしても攻撃にしてもプレーが雑で、ダイナミズムがあるといえばそうなんだけれど(前へ出て行く力は一番ある)、やっぱりプレーの精度、丁寧さも同時に求めていかないとね。

《MF:2列目》
歴代監督が試そうとしてなかなかやりきれなかった梶山の2列目を通年やり通したポポさんには頭が下がる思いです。でも、その期待に十分には応えられなかった。それは得点4という数字が全て物語っている。確かに以前に比べてシュート数は増えていると思うが、本質的にシューターではないのだな、彼は。この程度で満足してもらっては困るのだ。もっとできるはず。そこができれば海外も夢ではないと思う。ナオは相変わらず怪我に泣かされた。7得点ではあるけれど、トップフォームのナオではなかった。ネマニャは、最初は凡庸なプレーヤーにしか見えなかったのだけれど(最初は守備がほとんどできていなかった)、清水戦のゴールをきっかけに、スーパーサブとしての才能を開花させた。とにかく、前線でのポジショニングが良いしシュートが上手い。特に中盤がゆるくなる後半は水を得た魚のようだった。ただ、これが頭からとなると事情は変わってくるんだろうな。90分持たないだろうし。それでも、途中加入で出場時間も限られる中6得点は上出来。来季も契約してくれるだろうか。大竹はちょっと難しい状況になってきたね。来季は正念場かな。河野もいまいち東京のシステムの中でどう自分を活かすのかがはっきりしない。ソータンも悪くはないけど、最後2列目をアーリアに取って代わられたりで安定していないみたいだ。SBもやったりして、苦労が絶えない。2番手クラスの伸び悩みが非常にもどかしいです。

《FW》
今季ルーコンがいなかったらどうなっていただろうか、それを思うとゾッとしません。千真は、ボールが収まらないし、東京の攻撃スタイルが裏一発ではないのでなかなか彼の良さが出ないし、その中での11得点は立派なんだけれど、オイラ的に最後の最後まで違和感はぬぐえなかった。シーズン途中の補強でエジが来たときは相当期待したのだけれど見事に裏切られ、平山はやっと出てきたと思ったら相変わらずだし、林もいまだに才能を示すことができない。今年の反省から、得点力アップは至上命題なのに、来季本当にどうするんだろうか。

(つづくっ)

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