« なんか急にあわただしくなってきた | Main | 2012年の総括② »

December 18, 2012

2012年の総括①

これまでほとんど振り返りをしなかったのだけれど、J1復帰初年度ということもあり、いちおう総括してみるよ。

【データ編】

まずは、チームの基礎的なデータ(とりあえずリーグ戦のみ)を見てみます。いろいろな切り口がありますが、深堀は面倒なんでざっくりで済ませたいと思います。今季の東京の状態を相対的に認識するために、優勝した広島のデータともつき合わせながら、何がどうなっていたのかを確認していきたいと思います。

最初に勝敗の推移から。リーグ戦全34節を3クール(11:11:12)に分割し、ホーム&アウェーの状況も一緒に見てみると以下のようになります。

1C:7勝4敗0分 H2勝3敗0分 A5勝1敗0分
2C:2勝6敗3分 H2勝3敗1分 A0勝3敗2分
3C:5勝4敗3分 H4勝2敗0分 A1勝2敗3分

第2クールはだいたい6月の中断明けからの連戦で8月の大宮戦までです。ここで大きく負け越しているのが響いている。特にアウェーでまったく勝てなかった。この流れだけからでも、なんとなく東京の強みと弱みが見えてきますね。シーズン序盤はアウェーで勝ちを稼いでいた。アウェーであれば敵も攻めてくるので、その隙を突いて上手く勝っていた。第2クールは、第1クールに引き続きホームでなかなか勝てなかった。つまり攻めきれない。攻め込むんだけどちょっとしたミスをきっかけに失点してそのままというパターン。アウェーでは、敵も序盤のズレを中断期に修正してきたり東京のやり方を研究してきて、上手く対応されて勝ち点を稼ぐことができなくなった。そして第3クールはやっと攻撃サッカーが形になってきて、攻め込んでちゃんと勝てるようになってきた。アウェーでも何とか凌げるようにはなった。こんな感じでしょうかね。

次に勝敗を先制したか先制されたかで分けてみます。

先制した試合:11勝0敗2分
先制された試合:3勝14敗4分

もうほんとうにこれが今季の全てを表していると言ってもいいです。先制すれば絶対負けない。これほど分かりやすいことはない。であれば、とにかく先制することにこだわったゲーム運びをすれば、東京は優勝できたんじゃないか、と思ってしまうほどです。ACL、ナビスコ、天皇杯全てを含めても、先制すれば負けはありません。逆に、先制されてしまうと6割以上の確率で負けます。ただ、いわゆる逆転勝ちのケースが約1割ほどあり、10試合に1度は劇的なゲームを観ることができました。いただけないのは、ホーム17戦中、先制されたゲームが12試合!もあり、そのうち前半に失点したゲームが7つもありました。東京の得点は前半より後半の方が多くなっており、ホームの勝敗は8勝8敗1分の五分でしたが、これだけ先に点を取られてしまっていては、ホームで勝てないのも道理です。

このデータを広島と比較してみましょう。

先制した試合:19勝2敗2分
先制された試合:0勝6敗3分(スコアレスドロー2試合は除く)

広島の先制率は.676。東京の先制率が.382ですから、ここに圧倒的彼我の差がある。勝負事は何にしても先手必勝ということです。逆に広島は逆転ゲームが0なので、ゲームの盛り上がりという意味では物足りなかったかもしれませんねw。東京の劇場型サッカーは、普段の負けが込んだ状況をその1試合で昇華してしまうところがあります。困ったものです。

得点に関してもうひとつ東京と広島の差を指摘するとすれば、無得点試合の数です。

無得点試合数
東京:H6試合 A6試合 合計12試合
広島:H3試合 A3試合 合計6試合

倍も違うわけです(しかも広島はこの6試合からも勝ち点2を稼いでいる。東京は0ポイント)。シーズンで1/3も点が取れない試合がある。これでは上位進出など夢のまた夢です。点を取れないと勝てないのは当たり前の話ですが、とにかく先制するということがいかに大事かがこれらのデータからわかります。

ちなみに完封試合はというと、
東京:7試合
広島:10試合(うち2試合はドロー)

まぁ、守備はそこそこなので、やっぱり点が取れなかったというのが大きかったという結論になりますね。

トップスコアラーはルーカスと千真で11点(全試合対象)。優れたゴーラーが1人いるぐらいで優勝できるわけではないですが(今年は寿人が得点王を取りましたが、得点王は優勝チームから出るとは限りません)、誰でも点が取れるようなスタイルをとるのであれば、2人以外の選手の得点数がもっとないといけない。特に陽平とナオが2桁ぐらい取らないと厳しいと思います。

失点に関しては、パスミスをかっさらわれてカウンターとかが非常に多かった。自分たちのミスに起因する失点が多く、相手に完全に崩されたというのは、さほど多くなかったように思うだけに、もったいないなぁと思うのが正直なところ。プレーの精度、選手同士のコミュニケーションを上げていくことで、つまらない失点は減っていくことでしょう。とはいえ、第3クールが一番失点数も多かったので、時間をかければ直るというものでもなさそうですがね。

(つづくっ)

|

« なんか急にあわただしくなってきた | Main | 2012年の総括② »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/77466/56327211

Listed below are links to weblogs that reference 2012年の総括①:

« なんか急にあわただしくなってきた | Main | 2012年の総括② »