« 虎穴虎子 | Main | ファンタジーサッカー2012 第19節レビュー »

July 30, 2012

永井という戦術

ロンドン五輪グループD

日本五輪代表1-0モロッコ五輪代表

モロッコがラマダンに入っていなければ、勝敗は分からなかったと思う。それほどモロッコのサッカーは危険だった。日本はスペイン戦の疲れも残っていたのだろう、多少動きに重さが感じられたが、前半立ち上がりはそれを上回るパフォーマンスをモロッコが見せた。簡単に勝てる相手ではないと思ったのだが、ラマダンの影響は想像以上に大きかったようだ。後半は明らかにモロッコが電池切れしていたし、OAのアムラバトを引っ込めたとたんモロッコの攻撃力も半減した。正直ラマダンのおかげで勝たせてもらった感じすらする。アッラー・インシャラー。

それにしても永井である。もはや日本の戦術核。これがゲーム終盤まで燃料切れしないのが恐ろしい。あの時間帯で、あの清武のアバウトなフィードにGKより先に追いつけるなんて驚愕に値する。永井のおかげで、これからはさらに2列目のプレーヤーがプレーしやすくなるだろうし、このチームの攻撃は、永井を中心に好循環サイクルに入り始めている。この夏の欧州移籍市場が楽しみだ。

さて、ラマダンと永井のおかげで辛くも勝利を収めた日本代表だが、このモロッコ戦でのマネジメントには相変わらず不安を感じざるを得ない。中2日というコンディションの中、なぜスペイン戦と同じスタメンなのか(酒井宏を除く)。交代選手のチョイスも、フィジカルで守備に不安が出た斎藤を出し、守備固めのつもりなのか山村を出し、最後の最後に時間稼ぎにもならん杉本の投入。1戦目をなぞるような選手交代。このままだと、4ゲーム目あたりで息切れしてしまわないだろうか心配だ。宇佐美はどこかで出てくるとは思うが、村松は使わないつもりだろうか。選手の疲労度にあわせて、ゲームの頭から代わって入れるようにローテーションしていかないと、このショートインターバルの大会で6試合は持たないだろう。それとも、そもそもメダルは想定していないから、最初から全力ダッシュで行けるところまで行こうという考えなのかしらん。いかに優れた戦術兵器でも、不発では意味がないのだが。準々決勝でブラジルと当たらないためには1位抜けが必須。ホンジュラス戦は負けられなくなった。どんなスタメンを組んでくるか、関塚さんの本当の能力が試される一戦になりそうだ(オイラは懐疑的なんだけどね)。馬なりで走らせている騎手を名騎手とは呼ばないからね。

|

« 虎穴虎子 | Main | ファンタジーサッカー2012 第19節レビュー »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/77466/55313215

Listed below are links to weblogs that reference 永井という戦術:

« 虎穴虎子 | Main | ファンタジーサッカー2012 第19節レビュー »