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April 09, 2012

斉紫敗素

川崎0-1FC東京

加賀には申し訳ないけれど、彼の怪我によってチャン・ヒョンスという才能が表舞台にでられたことを素直に喜ばなければならない。それほどにヒョンスは凄かった。韓国人プレーヤーとしてのフィジカルの強さに加え、足元もしっかりしているし、フィードのセンスと精度が素晴らしく良い。それに、周りがしっかり見えている感じがする。肝も据わっている。ヨングンより2歳年下だけれども、タレントとしては彼を上回るのではないだろうか。このゲームの最大の収穫といって良い。(しかもサブに丸山が入っていて、あぁ、これでCBはいけそうだと思った。)

宏介が怪我で久しぶりにむっくんが登場。本人は疲れはないと言っていたらしいが、プレーの切れはいまひとつだった。攻め上がりの思い切りのよさが影を潜め、守りも一歩の遅れで後手を踏むケースが散見された(ミキッチにやられすぎたか)。代わって入ったむっくんは、数的不利にもかかわらず、いきなり高い位置を取る。もうそれだけで十分。ここは宏介にはしばらく休んでもらって、ぜひむっくんで行ってもらいたい。

アーリアは前所属において、このプレーの荒さが問題になっていたんではなかろうか。5試合でカレー券4枚は多すぎる。今度は2試合出場停止だ。本人はカードに値するようなプレーはしていないつもりだろうけれど、事実貰ってしまっている以上は改めなければならない。指揮官も退場のリスクの高い選手は使いづらくなる。まるで2010年のモリゲみたいだ。でも、モリゲは手癖を直して代表に呼ばれるかどうかというところまで来た。アーリアにだってできるはず。この2試合で頭を冷やして考えて欲しいものだ。秀人が出ずっぱりで早くも疲労が心配(あの横パスはやめれ)。米が戻ってきたといっても完調ではないのだから、その意味でも自覚して欲しいな。

そのアーリアの退場によって、1人足りない状況での戦いになったが、ここでも災い転じてという話。ひとつは米の復調。もうひとつは権ちゃんのコメントにあった数的不利でのトレーニングが実践で生かされたこと。一人足りなくてもラインを下げずに高い位置で守備をするスタイルが徹底された。米が入ったから機能したともいえるけど、そういう戦いをするんだというチームとしての意思確認が明確にできたことも大きかった。数的不利で勝つケースは、攻めさせておいてカウンターかセットプレーかどっちかが定番。その注文通りにはまったわけで、確かにモリゲのヘッドが決まったときは、周りの支持者と抱き合って嬉しさを爆発させたけれど、結果以上に内容を評価したいと思う。

悪いことがおきても、それをカバーする人材や準備がしっかりしているのが今の東京。陽平不在は攻撃面において大きいといわざるを得ないけれど、それでも、昨年開眼したセットプレーでの得点力もこの試合で炸裂したし、去年ついた勝ち癖、勝者のメンタリティは維持できていると思う。

それにしても、去年の三ツ沢ニッパツといい、今回の等々力といい、なぜかアウェーでは劇的喜び爆発が多い。もうちょっと、ホームでドラマチックな展開があれば、もっとお客さんもリピートしようと思うんじゃないだろうかね。

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