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March 13, 2012

J2白書2011

J22011 J2白書2011/J'sGOAL J2ライター班
東邦出版 ISBN978-4-8094-1005-5

記念に購入。アウェーにほとんど出かけられず、地方都市に息づくサッカーチームのリアルな姿に触れてみたかった思いは今でも強い。370ページほどのボリュームを20チームがほとんど均等に分け合う内容で、各チームのシーズンの悲喜こもごもがよく伝わってくる。J2優勝したチームだからといって大して特別扱いはしてくれない。せいぜい巻頭の植田朝日と日々野真理の対談ぐらいだ。読み通してみるに、各月のベストゲームには必ず東京が負けたゲームが選ばれていたり、やっぱり東京というチームはJ2リーグからしてみると「お客さん」だったんだなぁという感じを強く受けた。

各チームのシーズン総括を各担当のライターが書いているのだが、横浜FCと岐阜の振り返りで、横浜はホベルトと阿部巧の穴、岐阜は吉本の穴、それぞれが大きすぎて埋まらなかったと分析している。シーズンの苦戦の原因を欠けた選手に求めているのだった。選手を引き上げたうちは結構恨まれてんじゃないかと思うのだが、ホベルトは怪我で使い物にならなかったし、巧にしても吉本にしても、チームではバックアッパーの域までも達していないのだから、その彼らがかの奉公先においては欠かせない存在であったことを考えると、J2の実力は押して知るべしなのだ。とはいえ、彼らがそこで頼りにされていたことを思うと、送り出したこちらも誇らしいし、吉本は戻ってきた以上は、なんとか残るために頑張んないといけない。この1年が勝負だな。巧も行きっ放しにならないように、実績を残して戻ってくるように。コータも北Qで欠かせない存在になっているし、古くは宮沢がいまだに大分の屋台骨を担っている。この1年の経験で、いよいよJ2は気になってしようがない。J2はJ2で面白いのだ。

コラムの中で興味深かったのは、アウェーの愛媛戦での話。リアルJ1体験という他人の褌作戦は、なるほどいいやり方だと思った。NBAなどでは、敵の有名選手などをゲームのアピールに使ったりもするそうだ。案の定青赤蝗軍団はまんまと敵の話に乗って楽しんだようで、読んでいて羨ましくなった。鳥取のおもてなしの話といい、地方は人情にあふれている。鳥取も、鳥栖も、札幌も、徳島も行きたかったなぁ。

あと、巻末に北関東ダービーとバトルオブ九州の話題が載っていたが、なぜ東京ダービーが記事としてなかったのかが、唯一解せないところだ。同じスタジアムをホームとする、ある意味真性ダービーは東京だけなのに。しかも、またしばらくお目にかかれない結構貴重なダービーなのに、取り上げないのは編集のミスとしか言いようがない。

今年ものっけからヴェルディと山雅がネタを提供していたり、いろいろやってくれそうな気配がする。優勝争いにしても、今季から導入されるプレーオフも注目していきたいと思う。

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