« 亜洲進出 | Main | 行く人来る人2012 »

January 03, 2012

ふたりサッカー

Photoふたりサッカー/倉敷保雄+あらゐけいいち
白泉社 ISBN978-4-592-14720-6

地元の書店ではコミックスのコーナーに積んであった。表紙があらゐけいいちのイラストなんで、倉敷さんとのコラボでサッカー四コマでも出したのかと思って、つい手にとってしまった(しかも1、2の2冊とも)。中を確認してみてビックリ。これは倉敷さんのコラム本ではないですか。まぁ、最初は挿絵だったあらゐのイラストも、途中から4コマに変わったから、あながち間違いではないのだけれど、これをコミックスのコーナーに積んでおく書店の目論見があざといと思った。あらゐけいいちで釣ったほうが売れるんではないかという。でも、オイラと同じように間違って手にとってしまった人がいたとして、その人がサッカーとは何の関係もないのだけれど、この本を読んでちょっとでもサッカーに興味を持ってくれるとしたら、それは本屋GJ!なわけですよ。いや、その前にあらゐがどんだけのもんかということはあるな。

騙されたわけだけれど、結果的にいい買い物だった。倉敷さんのサッカーナレッジが、実に肩の力が抜けた感じの、そうFOOT!の喋り的な文体でつづられていて、特に疲れた帰りの通勤電車の中で読むには最適な一冊なのだ。連載されているのがヤングアニマル(過去掲載作品では『デトロイト・メタル・シティ』が一番有名か)。まずもって購入することはない漫画雑誌だから、このコラムの存在自体知る由もなかった。想定読者層がコアなサッカーファンではないからこの文体、この内容というのもよくわかる。サッカー薀蓄はところところで出てくるのだけれど、スタジアムめぐりだとか、イギリスで旨いレストランを探すコツだとか、一般的にも興味がわく話題を織り交ぜることで、海の向こうのサッカー文化を紹介している。

それにしても、あらゐけいいちがサッカー好きだとは知らなかった。彼の出世作である『日常』のアニメは、新年からNHKで再放送される予定で、これはこれでエポックメイキングなことなのだが、日常の各話は当たり外れが大きいから(みおちゃんのウッドキューブの話は最高です)、その確率がいまいち低いせいで、単行本は1巻で止まってしまったのだよ。

|

« 亜洲進出 | Main | 行く人来る人2012 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/77466/53583750

Listed below are links to weblogs that reference ふたりサッカー:

« 亜洲進出 | Main | 行く人来る人2012 »