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September 15, 2011

What if …

What_ifWhat if …/MR.BIG
WHDエンタテイメント IEZP-26

どうしても書いておかないとと思いつつ発売から10ヶ月も経ってしまった。14年ぶり、オリジナルメンバーによる完全新作である。全編ソリッドで、良くも悪くもおなじみのMR.BIG節が炸裂している。

初回限定盤についているDVDには、オープニングチューンの「アンダートウ」のPVが収められており、もはや中年と化した4人が黒を基調としたコスチュームで渋く演奏する姿を拝むことが出来る。ビリー・シーンなんて初老って感じだもの。随分と時間は過ぎたものだと実感するのだが、楽曲については往年のMR.BIGそのままのハードなチューンが並んでいる。14年のブランクは全くなかったかのように。ただ、この部分はちょっと寂しくもあり、活動を続けていれば、おそらくこんなアルバムは生まれていないだろうと思う。彼らの才能やキャリアを考えれば、MR.BIGのブランドであったとしても、異なるアプローチがあったのではないかと(プロデューサーであるケヴィン・シャーリーの問題かもしれないが)。回顧主義的に見れば、このアルバムはまさしく正統であるし、穿った見方をすれば「MR.BIG」という金型にはめ込みさえすればセールスは計算できるということなのだろう。しかし、逆にそこに物足りなさを感じてしまう自分がいる。時代は進んでいるのに、その場に佇むことは退化でしかない。ガンズの『中華式民主主義』は、それはそれで食い足りないアルバムだったけれど、今日的なMR.BIGを聴いてみたかったというのが偽らざる感想なのだ。このアルバム、好きか嫌いかと問われれば無条件に好きだと答えよう。でも、音楽ってそれだけじゃ駄目なんだと思う。

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