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February 09, 2011

ブラック・ローズ

Black_rose

BLACK ROSE/THIN LIZZY

ユニバーサルインターナショナル

ゲイリー・ムーアは見損ねたギタリストの一人。来日は何回かしているけれど、シン・リジィのメンバーとしての彼を見たかった。1979年来日直前で突然脱退してしまい、結局来日公演は元ウルトラヴォックスのミッジ・ユーロが代役を務めた。あのときのがっかり具合はなかったなぁ。

当時からスーパーギタリストとしての評価を得ていた彼が、旧知のフィル・リノットとついにジョインすることになって、シン・リジィの大ファンだったオイラは小躍りして喜んだ。そして創られたオリジナルアルバムが『ブラックローズ』。全編リジィ=フィルの持つ爽快かつポップな側面とゲイリーのソリッドでブルージーな側面が上手く絡み合った良作なのだが、やはり最大のクライマックスはアルバムタイトル曲の『ブラックローズ』だろう。ケルト民謡(?)をモチーフにしながら、フィルの叙事詩的なメロディの上でゲイリーの高速ピッキングが畳み込むように展開される。これは衝撃的だった。『パリの散歩道』(『Back on The Streets』収録)とか彼を有名にした曲は他にあるし、泣きのギタープレーは一貫しているのだけれど、オイラ的にゲイリー・ムーアといわれればこの一曲に尽きるのであった。

1990年以降はブルースに傾倒していったが、日本の演歌やムード歌謡にも通じる彼のギターは妙に心地よい。フィルは薬漬けで36歳という短い生涯を終えたが、ゲイリーにはそんな不健康な噂話は一切なかっただけに、58歳という若さは意外に思えるし、本当に残念で仕方ない。

合掌。

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