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June 2010

June 30, 2010

2010W杯第19日

パラグアイ0-0(PK5-3)日本
日本の冒険もここで終わり。日本のサッカーの現在位置と限界がよく見えた大会だったように思う。やはり足りないのは、ここぞというときにゲームを決めることができる「個」の存在。それはパラグアイも同じで、運動量と組織で守ることはできるが、固められた守備ゾーンを破壊する力がなかった。ゲーム中、松井のバーを叩いたミドルや本田の左へわずかに外れたシュートなどチャンスがなかったわけではない(それは日本以上にパラグアイにもあったわけだが)。それが決まらない、というのが今の日本の才能の限界なのだと思う。(それでも、松井のあのダイレクトシュートにはセンスと可能性を感じる)
攻撃面において、ドイツやアルヘンのようなチームと比べると、明らかにプレーと判断のスピードの遅さ、プレー選択のまずさ、パスやシュートの精度の悪さが際立ってしまう。実につたない(パラグアイも似たようなレベルだった)。パスサッカーは手数をかける分相手に奪われるリスクも大きくなる。しかし、ブラジルなんかを見ると簡単に取られることがない。そういった個人の技術を前提に成立するサッカーなのだから、もしそこを目指そうとするなら、もっと個人のサッカー技術を上げていかないと実現することは難しい。日本人選手のクオリティの限界がここにある。

結局のび太は日本の目指すサッカーを横に置いて(のび太自信がそれを望んでいたのかどうかは今となっては怪しい。ムービングサッカーは所詮オシムのサッカーであり、岡田タケシのサッカーではなかったということでもあるのではないだろうか)、今現在日本人選手にできて勝てる可能性の高いサッカーを選択したわけで、その結果とりあえずグループステージは突破できるぐらいのレベルにはあるということが確認されたということだ。ただ、それが即サッカーの日本化につながるものかは分からない(今回の代表は十分‘日本的’であることは言った)。
のび太がベスト4を目標に掲げ、そして2つ手前で終了した。その2試合分何が足りなかったのかを考えることだ。2試合分を乗り越えるために、たとえばスペインのようなサッカーが必要だというなら、それを追い求めればいいと思う(パラグアイに勝てたら次はそのスペインと当たることになっていた。そうなると、スペイン以上のことをやらないとベスト4にはたどり着けないということになる)。少なくとも組織で守るだけではこの辺が精一杯ということがはっきりしたわけだ。つまり、攻撃力をいかに上げるかという単純ながら最も困難な課題に本気で取り組まなければ日本サッカーに未来はないということなのだ。

スペイン戦は未観戦につきスルー。ただ、ビジャのゴールはオフサイドなのでは?

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June 29, 2010

2010W杯第18日

オランダ2-1スロバキア
オランダののらりくらりさが不気味。ロッベンの個人技で奪い取った先制点で、オランダは自分のペースで戦うことが出来た。リードしてしまえば、守りを固めてカウンターで追加点を狙ういつものパターンに持ち込める。攻め手に欠いたスロバキアだったが、全くノーチャンスというわけではなく、67分にはゴール前でフリーでビテックがボールを受けGKと1対1になっている。これは決めなければいけなかった。同じような状況が74分にもあり、オランダのディフェンスラインも決して完璧ではない。その隙に如何に付け込めるかが勝敗を大きく左右する。それにしても、これまで通じて今回のオランダからは圧倒的な強さを感じない。この慎重さだからこそ強いのか、それともこれが実力でかなり危ういところで勝ち残ってきているのか、その辺がよくわからない。

ブラジル3-0チリ
ビエルサ率いるちびっ子軍団がどこまで王国に迫れるか楽しみな一戦だったが、結果、プロセスともにブラジルの完勝だった。ここが組織力の限界だ。とにかくチリの中盤のプレスがほとんど効かない。ブラジル選手個々のキープ力といい、パスのつなぎといい、チリの包囲網を簡単に打ち破ってしまう。中盤の高い位置でボールが取れなければ効果的な攻撃も繰り出せない。スアソが孤軍奮闘していたが、チリはこれといった決定機を作ることが出来なかった。レギュラーCB2人が出場停止というハンデもあったが、流石のビエルサも打つ手なしという感じだった。
一方のブラジル。高さを生かしたCKからの先制点、FW3人が連動した速攻で決めた追加点、そしてラミレスのドリブルが生んだロビーニョのダメ押し。まさに理想的な展開。どんな攻めでも点が取れる、チームの幅の広さを見せつけた。さらに組織的な守備に磨きがかかり、ボックスの中には容易に侵入を許さない。守備のうまいブラジルなんてある意味反則で、このチームに対抗できそうなのはアルゼンチンぐらいしか思い浮かばない。

雑感を少々。オランダもそうだったが、このクラスになるとあまり無駄な追い込みをしないし、中途半端なとられ方もしない。エネルギーを効率的に使ってゲームをしている。7試合を前提として戦うチームの必須要件なんだろう。日本はこれまでコンディショニングが上手くいっているが、疲労が蓄積してくるトーナメントで、どれだけ運動量を維持できるかが問題。動きの質を高めていくことでエネルギーをセーブすることもやっていかないと、ベスト4は見えてこないのでは。
意識的に書いてきたが、勝ち抜くためにはスーペルな「個」が必要。今日、本田はその重要な「個」になれるのだろうか。

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June 28, 2010

2010W杯第17日

ドイツ4‐1イングランド
ランパードのシュートがゴールと認められたとしても、結果は変わらなかったのではないかと思う。それだけドイツのモビリティはイングランドを圧倒していた。ドイツの第3の動きにイングランドDFは後手を踏むばかり。クローゼの抜け出しもミューラーも捕まえ切れなかった。戦前からイングランドのディフェンスラインはGKを含めて怪しかったから、グループリーグでは何とかごまかせていたが、ドイツぐらいになると簡単に崩壊してしまう。攻撃面では、ルーニーが引き気味では怖さも半減。ランパード、ジェラードのミドルも確率が落ちればイングランドに勝ち目はない。
それにしても、ドイツのカウンターの追加点はまさしく電光石火で見事なものだった。高速長距離パスの威力がいかんなく発揮された2点だった。動きの中であれだけの精度が出せるサッカー技術は素晴らしい(ああいうパスはJリーグではほとんどお目にかかれないのが寂しい)。そして、パスを活かしきるドイツの若さ、機動力。平均年齢がイングランドより4歳ぐらい若いチームながら、ドイツのしたたかなDNAをしっかり受け継いでもいる。そして、このチームの真価は早くも次のゲームで試されることとなる。

アルゼンチン3-1メキシコ
録画を斜め見しただけなのでザックリな印象だけれど、やはりここからはスーペルな「個」が輝きを放つステージなのだということを再認識する。堅固なメキシコDFをこじ開けたのはメッシのドリブル。テベスは確かにオフサイドポジションだったけれど、彼が触らなくともメッシのループは決まっていたのではないか。2点目はメキシコDFの迂闊なミスだが、それを見逃さなかったイグアインの嗅覚によるもの。そして、3点目はこれぞストライカーの得点。テベスの右足がメキシコをねじ伏せた。
守りは組織が必要だが、攻めのポイントはこれだけ守りが堅固だと個人による打開以外に方法がない。終盤運動量が落ちて中盤がルーズになるまでは、なかなかチャンスも無いだろう。実際前半はメキシコも中盤の守備をタイトにしてアルヘンを苦しめた。それだけ拮抗したゲームバランスを破壊するには圧倒的な「個」が不可欠になる。「個」に依存するだけに、その「個」の好不調に左右されがちという問題はあるが、優勝するチームには必ずそういった人間兵器があるものだ。

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June 27, 2010

2010W杯第16日

ウルグアイ2-1韓国
結局ストライカーの差ということ。ここというところでの決定力があるかないか、実力が拮抗すればするほど最後の部分の差が顕著になってくる。ラウンド16まであがってくるチームは大体守備は完備されている。グループリーグも守備を固めればそこそこの成績は残せるのはこれまで観てきたとおりだ。しかし、ここから先は、その厳しい守備をかいくぐって点を決めなければ‘勝てない’。ウルグアイには、フォルランとスアレスがいて、韓国にはいなかったというわけだ。
また、韓国の動きがやや鈍く感じた。ウルグアイの中盤のチェックが早かったせいもあり、中盤を省略する長いボールが多かった。攻撃に移ったときも押上げが遅い。運動量で勝負するチームは連戦によって徐々にスタミナを削られていく。そうなるとこれまでつなげていたボールもつながらなくなり、チェックにいけたプレスも遅くなり、敵の攻撃を抑えることができなくなる。これがトーナメントのゲーム、というわけだ。

アメリカ1-2ガーナ
早速延長戦に突入。これもグループリーグにはなかったシチュエーション。
早い時間にガーナが先制し、アメリカは慣れたもので慌てず騒がず後半にPKで同点に追いつく。ガーナは早くから守る意識が強くなってしまったためか、同点にされてから前へ出る力が減衰してしまう。一気呵成にアメリカが攻めるが、引っくり返すまではできなかった。
延長に入り、ガーナは上手くメンタルをリセットしてきた。後半前半3分にカウンター1発でギャンが勝ち越しを決めると、今度はアメリカの反撃をきっちり守りきった。アメリカの粘りもここまで。アルジェリア戦に続くミラクルは起こらなかった。やはり、延長に入る前にしとめられなかったのが大きい。組織で戦うチームはやはり厳しい。どこかのパーツが機能不全を起こすと全てがずれていく。しかし、強い個があれば、それだけで点が取れる。アメリカの2トップも力はあると思うが、ギャンが決勝点を決められたのは本当にちょっとした差なんだろう。そこは意識できるものではなく、普段のトレーニングの積み重ねだったり、本能的な動きだったりするのではないだろうか。

この2試合を観ると、この先の日本の道は相当険しいものだということがわかる。

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June 26, 2010

2010W杯第15日

ポルトガル0-0ブラジル
ポルトガルがネジを巻いてくると思ったが、意外と慎重でブラジルがポゼッションで上回った。ブラジルは引き分けで十分だったため、どこまで本気なのか良くわからなかった。無理せず流しているように見えた。圧倒的なことはないけれど、肝心なところは締めてくる。それがこのゲームでは随所に見られた。ポルトガルも最後のところで崩しきれないもどかしさがある。Cロナウドは、ちょっと距離があってもFKは直接狙ってくる。おそらく本田に刺激されたんだろう。むきになるところがかわいい。ゲームは想像通りなんとなく0-0で終了。予定調和的にブラジル1位、ポルトガル2位で確定。

グループHはダイジェストで。チリは10人になっても攻撃的姿勢を崩さず。スペインに1-2と敗れはしたものの、予想外にスイスがホンジュラスとスコアレスドローに終わったために2位抜けが確定した。スイスも勝負弱いな。スペインはイニエスタやトーレスの調子が上向きだから、トーナメントに入ってからが本領発揮というところか。日本が勝ち抜ければスペインとポルトガルの勝者と当たることになる。今後の日本サッカーのためにもそこまでは行っときたい。

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June 25, 2010

2010W杯第14日

スロベニア3-2イタリア
イタリアのサッカーってこんなにもっさりしてたっけと思うぐらい動きがなく、序盤なんか全く攻めの形ができていなかった。が、それ以上に守備が酷かった。先制点に結びついたデロッシのミスなんて、よそ見してたんじゃないかぐらいのパス。後ろからのスルーパスをダイレクトで蹴りこんだビテックの決定力(2点目もなかなかのもの)も賞賛すべきだが、あまりにイタリアDFがザル過ぎた。イタリアの問題は世代交代の失敗とストライカーの欠如。若手が育っていないのだ。ヤクインタをトップに据えざるをえないイタリアのFW人材は危機的状況といっていい。いっそのことトッティでも連れてくれば、また違った結果になっていたような気もするのだが、フランスとは違う次元で根が深い。

デンマーク1-3日本
本田と遠藤のスーペルなゴールを見ながら、日本のFKに対するこだわりって何なんだろうと眠い頭で考えていた。そして、あぁ、これは「居合い」なんだなと思った。
日本人はそもそも1対1が好きだ。武士道に始まり、相撲や柔道などの格闘技しかり、野球が国民的スポーツに発展したのも、やはりピッチャーとバッターという1対1のシチュエーションがあるからこそだと思う。対するサッカーは、本当に集団スポーツで、ゲームに切れ目がなく流動的で、局面ですら1対1は一瞬でしかない。正々堂々勝負!なんていう武士道からすれば、わらわらと複数でホルダーをとり囲んでボールを奪っていくなど卑怯千万なスポーツな訳だ。ただ、そんなサッカーの中で唯一(GKが圧倒的不利のPKは除く)1対1になるのが直接フリーキック(直接ゴールを狙うという意味)。壁を挟んでキッカーの技術とGKの読みがぶつかる、静かな対峙がそこにある。日本人の器用さ、緻密さ、ディテールへのこだわりがFKに収斂されている。いかにも日本人が得意とする領域なのだ。そしていみじくも、今日はFKからの直接ゴールで勝ち抜くことが出来た。今大会ジャブラニの扱いに各国の名手たちが四苦八苦している中、キッチリ2発も決める技術力。これこそ日本の誇る武器だろう。
一方で、のび太が会見で、日本は組織でサッカーをしているんだ、ということを強調していた。日本は個はたいしたことはないが、組織になれば個のポテンシャル以上の力が出せるということをいっている。優れた個をチームとしてまとめる欧州・南米とは異なるアプローチだ。これも、日本民族の全体主義的性格を表していて面白いと思った。‘人もボールも動いて’とか言っていても、今の代表は十二分に“日本人のサッカー”を体現していると思う。日本人の俊敏性・機動力はデンマークのフィジカルにも屈しなかった。ファウルが少ないのも誇れる部分。日本人は礼儀正しいのだ。相手も所詮人間、知恵を使えばどんな敵とも戦える。次はパラグアイ。南米のチームはちょっとやりにくいイメージがあるが、8年前に越えられなかった壁を是非打ち破って欲しい。

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June 24, 2010

2010W杯第13日

スロベニア0-1イングランド
カペッロ采配がずばり的中。ミルナー、デフォーの2人が掛け値なしの決勝点をたたき出した。それにしてもデフォーは小さい。スロベニアのDFと並ぶと、大人と子供のように見えてしまう。それでも、ほんの一瞬のボール争いで前に入ることで点を決めることが出来るのだから、フィジカルを言い訳にするサッカーはやはり思考停止なのだ。
ルーニーが徐々に調子を上げてきているが、本人的にはあまり納得がいっていないようで(最大の決定機はハンダノビッチが好セーブ)、膝の状態を配慮して途中交代となった。ジェラード、ランパードもシュートは打っているが、得意のミドルがまだ決まらない。プレミアはジャブラニを使っていないので(公式球はナイキ)、なかなか慣れないという話も聞こえてくる(慣れたとしてもコントロールするのは容易ではなさそうだが)。ディフェンスの集中もたまに切れるときがあって、実際スロベニアにも何度か決定的な場面を作られている。決して磐石ではない。とはいえ、シュートブロックに頭から突っ込んでいたテリーの闘志を見ると、このチームは簡単には死なないなと思ったりもする。次は難敵ドイツ。今一乗り切れないチームに、カペッロはどんな手を打ってくるだろうか。

スロベニアのトーナメント進出を阻み、イングランドの一位通過をも阻止したUSA・ドノバンの一撃。こちらのゲームの方が観たかった。本当に今大会のUSAは粘り強い。ギリギリでの決勝点は、ユーロ2008のトルコを思い起こさせる。全員でハードワークし、決して最後まであきらめない。そういうチームには往々にしてサッカーの女神は微笑むもの。GKのリフレクションがドノバンの前にこぼれてくるのは、最後の最後まで労を惜しまず忠実に詰めていたドノバンへのご褒美だったに違いない。トーナメントのラダーもランキング的に比較的緩いブロックに入れたので、ベスト4も十分ありうる。

グループDは、ドイツは順当に勝ち抜けた。オーストラリアも意地を見せたが、初戦の0-4があまりにも大きかった。ガーナがアフリカ勢で初めてベスト16に残ったが、コートジボアールもかなり厳しい状況に追い込まれているため、トーナメントに進む唯一のアフリカチームになるかもしれない。アフリカのサッカーの限界を見るようだ。

さて、ずっと起きているべきか、仮眠をとるか、迷っています。イタリア戦を録画視聴にしてしまえば、9時から1時まで4時間眠れる。どうしようか。

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June 23, 2010

2010W杯第12日

南アフリカ2-1フランス
放映カードは選べたのだろうか。もし出来たのであれば、NHKは開催国がグループリーグ突破を果たす瞬間を期待したのだろうが、その目論見は見事に外れてしまった。南アフリカは大量得点(フランス相手に4-0)で勝たなければトーナメントに進むことが出来ない。対するフランスはサッカーをする以前の問題で疲弊してしまっている。双方絶望的な状況にあって、わずかな光を信じる南アフリカの開催国としてのプライドのみに支えられたゲームだった。
やる気の見えないフランスと、血眼の南アフリカ。20分にCKから南アが先制すると、25分にはグルキュフの肘打ちがレッドの判定。全く故意とは思えずレッドは不当だと思ったが、実際これは生贄のようなもので、フランスは完全に噛ませ犬にされてしまった感がある。37分には追加点が決まり、歴史的な大逆転勝ちぬけが演出されるのかと思いきや、その後の南アの攻撃が全く決まらない。流石にフランスにも意地がある。69分にはカウンターで1点を返し(これが今大会初得点)、最後は双方グダグダになって終戦を迎えた。
それにしてもフランス。恥辱にまみれるという言葉がこれほど相応しいチームも珍しいのではないだろうか。何とかしたいと尽力していたアンリの姿が痛々しかった。そもそもの原因はドメネクにあることは明白で、大会前から兆候があったにもかかわらず、何の手当てもしてこなかった協会の責任は大きい(協会側からすれば、反逆する選手が悪いということになるのだが)。ペレイラの握手を拒絶するような人間性では、チームをまとめることなどできるはずもないと思う。サッカーにおける監督の重要性を改めて認識されられた。まぁ、ここまで落ちればブランも仕事がやりやすいだろう。
この結果、グループAは、1位ウルグアイ、2位メキシコで決定。
地上波の中継がなかったグループBは、韓国がナイジェリアに引分け、見事2位通過を果たした。ラウンド16ではウルグアイと対戦する。日本も続きたい。

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June 22, 2010

2010W杯第11日

ポルトガル7-0北朝鮮
ランキング(3位と105位)を考えれば、これが当然の結果なのだ。これぐらいの差があってしかるべき。これまであまりにも上位国が不甲斐なさ過ぎた。まぁ、最後のほうは北朝鮮の糸が切れてしまったので大収穫祭になってしまったが、GKのクオリティからして押して知るべしだろう。
ブラジル戦を見ていないのではっきりは分からないが、北朝鮮も前半はそれなりに点を取ろうと努力していたように思う。実際チャンスらしきものもあった。しかし、それ以上にポルトガル側に焦りのようなものを感じた。ポルトガル自身の歯車がうまくかみ合っていなかった。それが、やっと先制することで気持ちが楽になったのだろう。後半の爆発はメンタルのバランスがポジティブに傾いたことが大きい。
もう一つは、Cロナウド頼みからの脱却だろう。得点者は6人とバラバラ。FW、MFが入れ替わり立ち代り前線に飛び出していくことで点が生まれている。崩しの多くは左サイドからで、前段階でうまくロナウドが絡んでいたりもする。やっと、選手たちがそれぞれどうすべきかに気づいたようなそんな感じだった。キャプテンマークを巻くロナウドも、自身が得点したときには「やっと取れたよ」的な安堵の笑みを漏らした。全員でサッカーをすることをゲームを通して確認しあったポルトガルは、意外と持ち直すかもしれない。それにしてもこの7点は大きい。最終戦ブラジルに負けても得失点差では優位に立てる。それほど大きなプレッシャーを受けずに戦えるとなれば、ブラジル相手に結構いい勝負をしそうだ。

チリ1-0スイス
最高峰であるW杯にもレフェリー禍はあるということか。サウジのレフェリーは酷かった。カードをもってしても(黄色9枚赤1枚)ゲームをコントロールしきれていなかった。ベーラミの一発退場も、確かに腕は振りすぎだが、倒れたビダルが上手かった。ちょおっと厳しすぎる判定。
スイスは、スペイン戦よりは攻撃的で、最終ラインもずいぶん前へ出してきて、コンパクトな陣形から攻め込む体勢を整えていた。しかし、この退場劇でシナリオはスペイン戦の再現へと切り替わった。スイスの堅いブロックを前にして、チリはとにかく突破口が開けない。後半は攻撃のパーツを入れ替えて攻め続けるが点にならない。そんなこんなでこれまた微妙な判定がチリを手助けすることになる。バルディビアからバレデスへのスルーパスはオフサイドギリギリ。これがゴンサレスの決勝ゴールを導く。スイスとしてはやりきれないだろう。
最後の最後でデルディヨクが決定機を外してしまうのはご愛嬌。それ以上に、1-0で終わらせたことの方が大きい。逆にチリは追加点が欲しかった。最終節を考えると、得失点をもっと良くしておきたかったはずだ。というのも、スイスがホンジュラスに勝つことを前提に、チリが負けると3チームが勝ち点6で並ぶことになり、得失点が大きく関わってくる。引き分け以上であれば問題ないとはいえ、腐ってもスペインだし、打ち合い上等のビエルサだから、スペイン的にはやりやすい相手とも取れるので、最悪のケースも考えると、当該対決で得失点でひっくり返されてしまう状況は好ましくない。まぁ、ビエルサはそんな計算は全くしていないだろうけどw。引き分ければスペインはグループリーグでさようならとなる。打ち合い必至の好ゲームの予感。

これで2順目終了。各グループの整理をしておこう。

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大黒が来る

シーズン前に一度噂に上った大黒がレンタルで合流することになった(パスはヴェルディが持っている)。横浜FCも経営的には厳しいものがあるのかも。チームの成績は振るわないが、現時点でのJ2得点王を手放すというのだから、結構負担になっているんじゃないかな。

東京で日本人助っ人ストライカーといえば、何はなくとも福田健二。点はそれほど決めてなかったけれど、あれほどインパクトのある外様も珍しい。側溝落ちは語り草である。対して大黒は、実力のほどは別にして、第一印象的にはあまり東京っぽくはない。出自も脚ユースだし。どこまでG裏に愛されるだろうか。まぁ。こうして加入したのも何かの縁だし、J2得点王の実力を是非味スタで見せて欲しいものだ。

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June 21, 2010

2010W杯第10日

スロバキア0-2パラグアイ
全編パラグアイペース。パラグアイは小粒だけれどいいチームだ。終盤になっても運動量が落ちず、敵ボールへの寄せが早かった。ぼやぼやしているとあっという間に2~3人寄せてきて囲まれてしまう。それこそ●●●にたかるハエみたいw。そういえば全体的なチームの雰囲気は日本に似ているかもしれない。FWの決定力を除けばだが。
この攻撃的な守備の前に、スロバキアはほとんどノーチャンスだった。チームコンセプトはパスサッカーが基本らしいが、あんなに簡単にボールを失っていたのではゴール前までボールを運ぶことすら出来ない。ニュージーランドと引き分けた初戦といい、どうにもパッとしない。

イタリア1-1ニュージーランド
これはもうお祭り騒ぎ。スイス1-0スペインならまだ分かるが、これはもう理解の外。セリエAの低迷がそのまま現れたような形。世代交代の失敗なんていう言われ方もしているが、要は決めきれる人材がいないということに尽きるのではないか(PKもらったファウルも流されてもおかしくない程度のものだったし)。ニュージーランドは巧みな選手交代で逃げ切り(この場合引き分けは勝ちに等しい)に成功する。別に数的不利になっているわけではないが、やはり技術を埋めるには相応の体力を消費しなければならない。最後の10分は足も止まりかけていたが気力で守り抜いたという感じ。ちょっと感動した。
大会前からフランス、イングランド、イタリアには疑問符をつけたけど、流石にイタリアのグループリーグ敗退までは考えていなかったので、この結果(2試合終わって勝ち点2)には驚きを隠せない。リッピが見ていてこれなんだから、もうこれ以上はどうしようもないということなんだろう。その意味でフランス以上に事態は深刻なのかもしれない。ただ、最後の相手はスロバキアなので、いくらなんでもとりあえず2位通過はできそうだ。ということはラウンド16でいきなりオランダと対戦。はっきり言ってこれは厳しい。

ブラジルvsコートジボアールは未視聴のためスルー。カカは確信犯?

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June 20, 2010

2010W杯第9日

オランダ1-0日本
もったいなかったなという感想しか出てこないのは、ある意味すごく贅沢なことで、ランキング4位のチームを相手にW杯の真剣勝負の舞台で前半まではコントロールできていたのだから、日本サッカーもなかなかたいしたものになったことを素直に喜びたい。川島もブロックし損ねてしまったものの、ビッグセーブを連発し、韓国のような悲劇的な敗戦を回避し、最終戦の有利な地位を獲得することに貢献した。守りはそれなりに通用することはわかった。問題は攻めだ。点を取りにいかなければならないとなったときに後半投入された3ピースがその答えだとすれば、まったく機能しなかったことになる。唯一のチャンスに枠にも飛ばせないFWやシュートの一本も打てず姿を消してしまうFWなど必要ない(ついでに、投入された意味がまったく理解できずにピッチをふらふらするピンチキッカーもいらない)。改めてFWのクオリティの低さを思い知らされた。
ただ、うがったものの見方をすれば、あの3人はゲームにおける戦術的意味以上のメッセージがこめられていたのではないかとも受け取れる(大会直前、戦える選手と戦えない選手の見極めができたというのび太発言があったが、あれが戦える選手なのか?)。生贄というか言い訳というかアリバイというか、そんなことだ。それだけに、もし異なる組み合わせであれば、もしかしたら点が入ったかもしれない、なんてどうしようもない思いが頭の中から消えないのだ。はじめからオランダ戦をそのように位置づけていたのだとすれば、のび太はどれだけ深いんだ。いや、深読みが過ぎるな。
とにもかくにも、引き分け以上で次に進める(川島よくやった)。しかしチームは、引き分けでもいい、ではなく勝つことを狙って戦うだろう。やるべきことをやればきっとデンマークに勝てるはずだ。

カメルーン1-2デンマーク 
日本戦の反省からソング、ジェレミのベテランを投入し、エトオを真ん中に持ってきたカメルーンは、初戦と見違えるような迫力のある攻めを見せる。その成果はエトオの先制ゴールとして現れるのだが、一方で日本も崩しに使った左サイドの手当てがまったくされておらず、2点とも左サイドを破られて取られている。同点に追いつかれ攻め続けるものの、肝心なところでなぜかエトオ以外のプレーヤーにシュートチャンスが回っていく。シュートは打つのだが一向に決まらない。最後までエトオを生かすことができず、今大会最速で敗退が決まってしまった。もっといけると思ったんだが。結局エトオ一人では勝ち抜けないということだ。メンバーのほとんどはヨーロッパの中堅クラブに所属している。その力をチームとしてまとめ切れなかったルグエンの責任ということだ。
一方のデンマーク。2点とも長いパス1本で決めている。カメルーンに対しては、しっかり中を固めていい体勢でシュートを打たせなかった。典型的な堅守速攻スタイル。しかし、日本戦は点を取りにいかなければならないので、前掛りに来るだろう。むしろ日本にとってはそのほうがやりやすいかもしれない。中盤高いところで守備をして、ボールの出所を抑えることがポイント。カウンターを発動させるために、わざと日本にボールを持たせる、とういことはありうるだろうか。なんにしても楽しみだ。

ガーナ1-1オーストラリア
スルーでも良かったのだけれど、ケネディが出ていたので、酔っ払いながらも観ていた。ハンドの判定は仕方ないとしてもレッドは厳しすぎやしないだろうか。セビリアのビディッチの露骨なハンドですらイエローなのに、ちょっとかわいそうな気がした。それでも、オージーは前日のドイツのように数的不利を感じさせないほどにハードワークでファイトした。よく引き分けで終わったと思う。むしろガーナのほうが情けない。それにしても、アフリカ大陸大会なのにアフリカ勢がまったく振るわず。アフリカサッカーを盛り上げるというFIFAの目論見は早くも頓挫しそうだ。

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June 19, 2010

2010W杯第8日

ドイツ0‐1セルビア
戦犯ポドルスキ―。数的不利を全く感じさせないドイツの攻めにあって、すべてを台無しにしたのはポドルスキ―だった。57分58分のシュートチャンスを逃し、挙句に直後にもらったPKを失敗してしまうとは、どうぞ勝ってくださいと言っているようなもの。ボックス内でしないでもいいハンドを犯してしまうぐらいセルビアDFは追い込まれていただけに、決まっていればそのまま逆転も不可能ではなかったと思う。失ったものは大きい。その後67分セルビアのシュートがポストを叩いて、まだ何かあるのではないかと期待させたが、終盤のドイツの猛攻も報われることはなかった。それにしても、終盤これだけのスピードで動けるなんて、本当に1人足りないチームなんだろうか。恐るべしドイツ。ドイツのサッカーは面白くないというのが通説だが、このチームの凄みは、この不屈の精神力と正確な高速パスにある。30m~40mの速いパス2~3本でゴール前まで行ってしまう効率的な攻撃システムは、繋いで繋いで崩すポゼッション・サッカーと対極をなしている。今日はハンデマッチだ。負けはしたが、ドイツの評価は揺るがない。セルビアはリードしていきなり引きこもってしまった。10人相手にこのメンタリティでは、厳しい戦いは勝ち抜けない。今日勝てたのはポドルスキ―のおかげなのだから。

アメリカ2‐2スロベニア
2‐0というスコアはやっぱり難しい。前半1‐0のときの方が守備のリズムはよかったように思う。ドノバンの強引なシュートにGKのハンダノビッチが思わずのけぞってしまう。そこは顔ででも止めにいかないといけないところだろうに、スロベニアの腰の引け具合を象徴するかのようなシーンだった。前半と後半とではスロベニアの心理状況が一変して面白い。2‐1になってから、スロベニアの中盤の守備が機能しなくなり始めて、アメリカの攻撃の時間が長くなり、ついに82分に追いつくのだが、85分にはアメリカの幻の逆転ゴールもあったし、逆にスロベニアは後ろ向きの気持ちでよく踏ん張ったと思う。2-2の結末は妥当なものだ。
それにしても、アメリカのあの粘り強さは一体何なんだろう。泥臭く組織に貢献する姿は、オイラが知っているアメリカのイメージとはちょっとずれている。もっと個人主義的なところがあってもいいと思うのだけれど、アメリカも奥が深い。さて、これでアメリカは勝ち抜けるためにアルジェリアに必勝が条件。一方スロベニアは、イングランドが引き分けてしまったために引き分け以上で勝ち抜けとなる。守りに入るとイングランドにたたみこまれる可能性が高い。いかに攻めの姿勢を保てるか、そこがポイントになりそうだ。
それにしても、イングランドぉ、ヤバイよ、ヤバイよ。

【追記】JFKの解説はポイントポイントで効いていたように思うが、もうちょっとハキハキしゃべったほうがいいな。今ちゃんと長友のコメント(無言実行と有言実行)は良かった。東京の宣伝もさせてくれてありがたいこっちゃ。

さて、いよいよ決戦です。

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June 18, 2010

2010W杯第7日

アルゼンチン4-1韓国
メッシを抑えること。これがアルゼンチン攻略の第一歩であるはずなのだが、韓国はゾーンを敷くのみ。あくまで守備バランスを重視した。その結果がこれだ。ただ、2人3人で囲んだって簡単に抜き去りシュートを打てるぐらいだから、一人着けたからといってどうにかできるわけでもなさそうだ。全体のプレーエリアを圧縮して、反則なしにボールを奪うなど、相当難易度が高い。ボックス周辺でファウルすればFKが怖いし、これでは対策も何もないか。ナイジェリア戦以上にメッシが周りを使うようになってきたので(その結果がイグアインのハット)、本当に手がつけられない状況。一体どのチームがメッシ(システム)を抑え込むことに成功するのだろうか。ただ、メッシばかりに注目が集まるが、このチームは実はテベスの攻守にわたる献身的な動きに支えられている。今は黒子的だが、そのときが来れば爆発するポテンシャルを持っている。初めてピッチに登場した“娘婿殿”も効果的だし、多少ディフェンスに不安を抱えていたとしても、それ以上に点を取りそうな気がする。たとえばスイスあたりとはどんな戦いになるのだろうか、興味は尽きない。このゲーム、序盤はハーフコートゲームだったが、徐々に韓国もボールを持てるようになり、アルゼンチン陣内に攻め込む時間が増えていった。これはアルゼンチン側がスペースを作るために意図的に持たせていたとも受け取れる。1点を返されて、後半は特にそんな感じだった。わざと前へ出てこさせる、そういったことがチームとしてできるのだろう。

ギリシャ2-1ナイジェリア
序盤は攻守がはっきり切り替わる慎重な立ち上がり。しかし、16分のゴールでギリシャの尻に火がつく。とはいえ、攻めるといってもギリシャにそれほどの攻め手があるわけでもなく、のらりくらりとナイジェリアがかわして終わるんだろうなぁと思っていた。ところがその矢先、愚か者出現。蹴っちゃいかんだろう、蹴っちゃw。このつまらない予定調和が一気に劇場化するのだからサッカーは分からない。カイタの退場で数的優位に立つと、ギリシャの目の色が急速に変わっていく。もうこうなると気持ちの問題で、守備ブロックがどうあろうと関係ない。同点ゴールはまさしくその気持ちが現象として現れたようなものだ。ハルナに当たっていなければ、おそらくエニェアマはセーブできていたのではないだろうか。59分にはナイジェリアのカウンターが発動して大決定機を迎えたが、オバシがトラップミスで(ダイレクトで打てなかったかなぁ)、唯一の同点のチャンスを逃してしまう。その後はナイジェリアのゴール前で蹂躙ショー。アルゼンチン戦から当たっていたエヌェアマもついに力尽きた。ナイジェリアはいたたまれない。ギリシャはこうでもならなければ勝利はなかった(今大会初めての逆転勝利)。そして、グループリーグは混迷を極める。わざわざドラマを作っているようにしか思えない。ゲームの質としては論外なんだが、このような面白さもサッカーの一部なのだ。

これで、グループBは3チームすべてに勝ちぬけのチャンスが出来た。一番部が悪いのはギリシャ。まずアルヘンの攻撃力に耐え抜くディフェンス力はない。ギリシャ敗戦を前提とするならば、問題はナイジェリアvs韓国。実質的にこの対戦で勝ったほうが2位抜けになる。引き分けであれば韓国がトーナメントへ進出。ナイジェリアはこのゲームで気が引き締まっているはず。一方韓国は4失点のダメージを抱えている。ガチ必至。

グループAの第2節は2試合とも見ることができていないのだが、やっぱりフランスがやってしまった。点が取れないんだもの、そりゃ勝てんわ。最終節南アフリカに勝っても勝ち点4。メキシコvsウルグアイの結果次第ではあるが、引き分けで両チームとも抜けられるとあれば、そりゃ大人のサッカーになる可能性大。ただ、2位抜けになると次がアルゼンチンだから、メキシコは本気出してくるかもしれない(引き分けならウルグアイが1位抜け)。勝負がつけば負けた方とフランスの得失点差争い。これも、フランスが現在-2なので、最低でも3-0ぐらいにしておかないと勝ち抜けは難しい。カメルーンにしてもそうだが、監督がチームをまとめ切れていないと、いくらいい人材がいても能力を発揮することはできないということだ。マネジメントとは普遍である。

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June 17, 2010

2010W杯第6日

ホンジュラス0-1チリ
グループHの2試合は表裏一体、レコードの表と裏、これだけ見事なコントラストだと分かりやすい。
まずはA面。ひそかに注目していたチリ。南米予選2位通過のビエルサの攻撃サッカーとはどんなものかと楽しみにしていたが、噂に違わず全編攻め達磨のイケイケサッカーだった。通常は3-4-3だが、オープニングゲームは相手のシステム(4-2-3-1)に合わせたのか4バックでスタート。でも、両サイドのイスラとビダルが高い位置を取り、攻めに入ると2バックに近かった。SBの上がりは攻撃サッカーの象徴ともいえる。フォワードではサンチェスがキレキレで最終ラインを切り裂く。これだけ攻めて追加点が奪えないと(特にバジャダレスが本能的な反応でポンセのヘッドをストップするようなスーパープレーが出ると)往々にしてしっぺ返しを食らうのだけれど、ホンジュラスにそんな暇と気すら与えないぐらい攻めまくり1-0で終了した。ホンジュラスの実力値を考えれば、1点しか取れなかったとも言えるのだが、完全に崩したシーンも多く、何より人が後ろから湧き出てくるようなサッカーはやっぱり面白い。ビッグネームはいないが、アルヘンとともに今大会注目すべきチームだと思う。

スペイン0-1スイス
そしてB面。圧倒的にポゼッションして攻めるのだけれど、一瞬の隙を突かれて失点し、そのまま終わってしまうマイナーなゲームの典型。オランダvsデンマークも同様の展開だったが、デンマークの不幸なオウンゴールによって均衡が崩れてしまった。しかし、スイスは守るだけではなく、しっかりスペイン攻略を計算していたように思う。そこがデンマークとの大きな違いだろうか。得点シーンはゴールキックの落しから、中盤右でフリーだったデルディヨクにパスが出てGKと1対1になり、もつれたこぼれ玉をフェルナンデスが押し込んだもの。これと似たような展開が他にもあって、カプレビラの上がり気味のポジショニングをスカウティングした結果ではないかと思うのだ。
確かにスペインのサッカーは魅力的だ。長短の速いパスが小気味よくつながり、隙あらば鋭い縦のクサビのパスを入れてくる。37分のプジョルのフィードなんかも痺れた。両サイドはSラモスとカプレビラが高い位置取りでサポートし、ハーフコートを使った“鳥かご”が出来上がる。敵を押し込んでどう料理しようかということなんだけれど、でも、やっぱりサッカーはスペースのゲームなんだと思う。結局点が入りそうな臭いがしたのは、後半先制されて中盤のスペースができはじめてから。シャビ・アロンソの強烈ミドルも、最後ビジャの落としに抜け出したトーレスのミスも、どこかでサッカーの神様に嫌われているのかなと思ったりする。いかなスペインでもゲームをひっくり返すことは出来なかった。『守りのW杯』を象徴する一戦だった。
さて、このアップセットのお陰で、グループHは一気にわからなくなった。スペインがグループリーグ敗退ということにでもなれば、世界中で困ったことになる人が大量発生しそうだw。
(パラグアイvs南アフリカはスルー)

さて、これですべての国が1ゲーム消化したわけだけれど、観てないドイツ、ブラジル、イタリア、パラグアイあたりを除いて面白かったのは、アルヘン、コートジボアール、チリ、スペインだろうか。やっぱり攻撃型のチームに目が行ってしまう。USAはダークホースの一番手。ガーナも侮れない。
大会の性質上、どうしても守りが優先されてしまうのだが、そこをつまらないと取るか、どうやって強力な攻撃を防ぎ隙を突くかというように弱者の視点で見るかによっても、面白さは変わってくる。また、本田や松井にオファーが出始めているように、W杯は選手の見本市でもあるし、名前抜きにしてお気に入りの選手を探すのも楽しい。まだまだ先は長い。4年に一度のお祭りだ。存分に楽しもう。

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June 16, 2010

2010W杯第5日

コートジボアール0-0ポルトガル
11分、目の覚めるCロナウドの31mミドルがポストを叩く。この一発は、スーパープレーが次々生まれる好ゲームを予感させたが、実際は互いの腹を探り合う神経戦の開幕を知らせる警鐘でしかなかった。前半は互いに守備の意識が高く、守りに帰るスピードが速い。攻めと守りが交互にはっきり入れ替わる、ちゃんばらで言えば切っ先をチャンチャンつき合わせている状況がずっと続いた。25分ごろからはコートジボアールがペースを握り、ポゼッションも増えていくが、それでも慎重というか省エネというか、サイドチェンジなんかほとんどなく、ダイナミックな動きも少ない。バイタルに入るまではプレスをかけるでもなく膠着気味。退屈な前半だった。
後半に入って、勝つためには点が必要と、双方のエンジンがかかると、いきなりG前のシーンが増えていく。前半とうって変わって緊迫したゲームに(今度は鍔迫り合いって感じか)。このギャップがなんとも。66分には田中さんに腕を折られたドログバも投入され、豪華2大スターの競演も実現されたが、双方決めきれずスコアレスドローと相成った。
どちらかというと、コートジボアールのゲームだったように思う。判定勝ち。中盤の守備からボールを奪い、確実に前へ運んでいくプレーは非常に組織化されていた。1対1も強い。ドログバの代役で出場したジェルビーニョがすばらしく、左に流れて攻撃の基点となり再三良い突破を見せていた。実際コートジボアールはヨーロッパの香りのする洗練されたチームという印象だ。
一方のポルトガル。アタッキングサードでのアイディアに乏しい。リエジソンは機能しているとは言えず、攻撃に関してはロナウド頼みがありあり。抑えられてしまうと打つ手なしという感じ。メイレレスの刺青ばかりが目に付いて仕方なかった。そんなところで目立ってもどうしようもないのだが…。この趨勢では、グループ2位の座はコートジボアールで決まりそうな感じだ。
ところでJFKの解説、何か普通だったな。面白いことでも言うのかと思って期待していたのだがw。

地上波だけなので、ブラジルvs北朝鮮はニュースでしか見ていないが、マイコンのシュートは奇跡的だな。確かにアウトにかけて狙っていたとしても、GKとポストの間を抜けていく確率は相当低い。改めて何でも打ってみるもんだと思う。ブラジルもゲームをしながら徐々に上げていくタイプだから、初戦しかも閉じこもった相手であればこんなものでしょう。
北朝鮮もよく2点で済んだし、意地でも1点返せたのはアジアサッカーにとって大変良いことだと思う。一番ヨーロッパに近いと思われているオーストラリアが惨敗しているというのも、モンゴロイド・サッカーの存在感をいっそう際立たせている(AFCのプレゼンスを上げることは、W杯におけるもう一つの重要な使命だ)。その中での日本の特質とは何か。オイラの頭には何となくヒントとなるキーワードは出てきているのだけれど、それは3戦(+α)が終わった後で、改めて考えてみたい。

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June 15, 2010

W杯のリアリズム

のび太は、これまでずっとうたい続けてきたサッカーの日本化、ポゼッション、ムービングサッカーをいともあっさり放棄し、守備重視の中盤省略サッカーを選択し、そして見事勝利を収めた。別に非難するつもりも更更ない。日本にとって最良の選択をしたというだけで、あれだけ非難され続けた監督を不適切な手段で勝ったからといってさらに批判するなどありえないだろう。
思想を貫き通して憤死するか、そのときの環境・状況に柔軟に対応して生き延びるかという2択は、幕末の攘夷派/開国派の対立にも通じるところがあって、ポゼッションを放棄したことに批判的な人は攘夷派なんだろうなと思ったりする。オイラはのび太にまんまと騙された口で、ポゼッションして中盤でガチンコして死ねばいいと思っていたので(そのほうが生き様として正しいと)、そうは言ってもこの変説にはやられた感が強い。これで負けていればそれこそ大炎上だったが、しっかり勝ってしまうところに、日本サッカーの進歩(ちょっとはしたたかになった)を見ることができた。
さて、この1勝を今後にどう生かすのか。グループリーグの勝ち抜けを最優先に考えるのであれば、引き分け狙いで、初戦同様守りから入る方が得策のように思えるが、ここでどれだけムービングサッカーが進歩したかを確かめておくのも悪くないと思う。流石ののび太も、ベスト4まで引きこもりで勝ちぬけるとは思っていないだろう。テストマッチでは後半の半ばで電池が切れた。それがどこまで持つようになったのか。あるいは最後まで持つようなゲームの緩急を手に入れたか。たとえそれで負けても現在位置を知ることができるし、それをベースにデンマーク戦の対策が打てると思う。是非結果を恐れず、相手を恐れず、前から行って欲しい。
結局、勝負の世界は結果がすべて。プロセスがどうであろうと、本番における結果ですべてが決まっていく。日本におけるサッカー人気が停滞している状況にあって、最大のカンフル剤は代表の勝利だろう。グループリーグの勝ちぬけが現実ともなれば、毎日お茶の間にサッカーの話題が流れること必至。別の意味で日本サッカーのために華より実を取ったわけで、その覚悟をこの先につなげることも大事なことだと思う。その意味で、今日はJFKがゲストなので、彼がアフターW杯を意識しながらどのような話をするのか、すごく興味があるのだ。

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2010W杯第4日

オランダ2‐0デンマーク
ポゼッションは圧倒的にオランダだが、決してゴリゴリくるのではなく慎重に抜け目なく攻めていったという感じ。確かにデンマークの守備は堅固で、なかなか隙が見当たらなかったというのもあるだろうし(デンマークは、バイタルに入ってくるボールのチェックを厳しくして、アタッキングサードへの侵入は容易に許さなかった)、明らかに高さでの勝負は避けていたようなので、思いのほか静かな前半になったのだと思う。後半早々オウンゴールで先制したオランダはまったく無理をせず、守備にウエイトを置きながら、攻撃も不用意なことをしなかった。デンマークも同点に追いつくよりは、追加点を奪われないことの方が頭にあったみたいで、それほど前へ出てこなかったこともあり、完全にゲームはオランダのコントロール下に入った。圧倒的な攻撃力、と言われる割にはシュアなプレーぶり、ゲーム運びに、今大会はちょっと違うぞ的な臭いがしてきた。前日絶好調のドイツとは対照的に静かなスタートを切ったオランダは、案外行っちゃうかもしれん。

日本1‐0カメルーン
最初は慎重すぎてビビったのかのように両チームとも長いボールが多かったけれど、早い時間で日本も落ち着きを見せて、全く歯が立たないってことはないことがわかったのは良かった。正直カメルーンを過大評価しすぎたかなと言う感じ。ソングがいないことでエトオがゲームメーカーになってしまい、フィニッシュに絡めていない。長友も全然エトオに負けてなかった。日本の攻めはエトオと反対のサイドを徹底して使って、松井がとにかく効いていた。あの独特のポゼッションスタイルとドリブルはチームのいいアクセントだ。本田の得点も松井のサイドでためたおかげで動き直しができたたまもの。それにしても本田は頼もしいまでにふてぶてしい。あのシュートはすべてを見透かしていた。
後半もカメルーンの圧力に屈することなく、最後はちょっとバタバタしたけれど(唯一ムビアのミドルに対して田中さんの寄せが遅れた所が不満だった。よせろーって思わず叫ぶ)、4年前の轍を踏むことはなかった。これで勝ち点3を手にして、一歩前進。次のオランダ戦、正々堂々テストマッチの借りを返そうではないか(いい意味で予想が外れましたwww)。

【追記】1勝は出来ると思っていたが、デンマークのほうが可能性があるのではないかと思っていたので、この結果には多少の驚きがある。これで、オランダに引き分けることが出来れば、トーナメント進出の可能性は大きく膨らんでくる。これで国内もちょっとは盛り上がってくるのかな。(イタリア1-1パラグアイはスルー。どうせならイタリヤとやりたいね。)

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June 14, 2010

2010W杯第3日

イングランド1‐1アメリカ
攻めも攻めたり、守りも守ったりで、とても見ごたえのある一戦だった(流石に生は無理だった)。
チャンスの数ではやはりイングランドの方が上回っていたように思うし、失点がある意味イングランドのアンラッキーによるものだったとしても、この結果はアメリカが好チームであることを正当的に証明している。とてもオーガナイズされていて、攻守の切り替えが早く、パスもよくつながる。タレントは小粒だが、プレミアなどで活躍しており、サッカーの技術も確かなものがある。よくよく考えてみれば、アメリカとは人種の坩堝であり、民族/人種的な人材は多様だ。アングロサクソンも黒人もヒスパニックもラテンも何でもござれだ。それがアメリカらしい合理主義の中で組織化されているのだから、相応な強さを持って当たり前なのかもしれない。
イングランドはルーニーの献身的な動きや壺を得たジェラードの動きとか、タレント個々の能力は流石と言うしかない。それでも、100%ゲームを支配することはできないし、今日改めてはっきりしたイングランドのアキレス腱を抱えながら、どう決勝までの道筋をイメージしていくのだろうか。同点に追いつかれた後の攻勢も実らず、上手くいかなくなったときにどう対処できるのか。唯一、前半30分で動きの悪かったミルナーをすっぱりあきらめ、S・ライト=フィリップスの投入によって左サイドを制圧したカペッロの采配が、その険しい道を照らしてくれるように思った。
さて、この状況で1抜けするにはアウトサイダーとの対戦で取りこぼしせず、かつなるだけ得失点差をつけることが課題となる。敵は己の中、というわけだ。

アルジェリア0‐1スロベニア
守り合いで退屈なゲーム。突出した個がない以上組織で打開するしかないのだが、プレーの連動性もほとんど見られず、運動量も少ないとくれば、リトリートされた相手を崩すことなど叶うはずもない。正直前半は寝てしまっていた。
72'にゲザルが退場し数的優位になってもパッとしなかったが、コレルの低いミドルがGKの手をかすめて右隅に吸い込まれる。手前でワンバンドしており、そこで加速した感じなのだが、それでもW杯クラスであればしっかりはじき出すなりしないと。逆にいえば、枠に飛ばせばこういうことも起きるということだ。日本チームもぜひ参考にしていただきたいw。

セルビア0‐1ガーナ
毎回ドイツはスロースターターなので、この2チームに足をすくわれる可能性もある。それだけ、セルビアとガーナのポテンシャルは高かった。特にガーナはよく繋ぐしスピードもあるし技術も高い。ゲーム全体を通してコントロールしていたのはガーナだったと思う。セルビアは堅守とジキッチの高さを生かした攻めが売り物だが、サイドからのプレーが少なく、せっかくの高さを活かしきれていないように感じた。このようにコンセプトが全く異なるチーム同士が戦うのがW杯の一つの大きな魅力だ。フィジカルでも白人の強じんさと黒人のしなやかさ、高さとバネの戦いになっていてコントラストが面白い。で、その両チームを率いているアンティッチ、ライェバツ2人の監督は同じセルビア人と言うのも何か因縁めいたものを感じる。
ゲームは73'に退場者を出し10人になったセルビアがその数的不利をものともせず攻めに入った。実際人数が少なくなってからの方がセルビアの動きは良くなった。しかし、好事魔多し。83'にPKを取られ1‐0。先制されてからさらに前掛かりになるもゴールを割ることはできなかった。手負いのセルビアは次はドイツと。正念場である。
(地上波しか見れないので、ドイツvsオーストラリアはスルー)

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June 13, 2010

2010W杯第2日

韓国2-0ギリシャ
直前のFIFAランキングでギリシャは13位だったが、これは明らかに上げ底。予選でもたいしたところと当たっておらず、スイスには連敗している。そのスイスが24位なんだから、実質的には30位台が妥当なところなのだろう。今回の韓国チームは歴代最強の呼び声も高く、実際海外で活躍するプレーヤーも多く、日本なんかよりはるかに可能性を秘めていると思っていた。そして、現実にギリシャにいいところをまったく出させることなく完封してしまう。特に中盤からの積極的な守備が効果的で、2~3人で確実に絡め獲っていた。ギリシャの最初のチャンスであのCKを押し込んでいたら、ゲーム展開はまったく異なるものになっていたはずだが、そこをしっかり切り返せるのが韓国の実力といえる。決めるか決められないかの差はあまりにも大きい。韓国の追加点は、チソンが高い位置でボールを奪ってドリブルで持ち込み決めたものだが、あそこで敵DFを押しのけ、しかもGKの動きを読みきって逆サイドに流し込んだ。さすが世界有数のチームのレギュラーというところ(残念ながらあのクラスの選手のクオリティが今の日本にはない。だから勝利をイメージすることができない)。選手の質でもギリシャを上回っていたと思うし、ハイクオリティの選手たちが精力的に中盤で守備をすれば、当然良いサッカーになるわけだ。ギリシャは前半からプレーがタルく、歩いている選手もいたくらいで、‘守ってセットプレー’が通用しなければまったく怖さがない。おそらくグループ最下位は決定したも同然だろう。

アルゼンチン1-0ナイジェリア
もう、メッシだけでお腹いっぱい。ゴールにボールが入らなかったのは、ナイジェリアのエニェアマが当たっていたからであって、そのシュートすべてにうっとり。チームとしては確かにメッシにボールが入らないとスイッチが入らない感じではあるのだけれど、メッシがドリブル始めたら誰も止められないので、もうこのチームは最後までメッシで行くしかないんだろうと思う。おそらくメッシ封じの基本はマンマーク。敵がメッシを抑えにかかったときのルートをアルゼンチンがすでに手にしているのかどうかが優勝への条件になりそうだ。
対したナイジェリアは雑な感じで決定力不足。アルゼンチンのプレッシャーを過剰に感じてしまったみたいだけれど、歯車がずれたときに誰が修正するのか、その柱のようなものが見つからなかった。チャンスはあったが、線が細かったかな。ただグループの2番手であることは間違いないだろう。韓国との最終戦がこのグループの最大の見所になりそう。
見所といえば、マラドーナがずっとサイドラインに立っていて、スローインのボールを足で救い上げるシーンが何度となく流された。自分もやりてーと思っているに違いないね。あのスーツ姿から、どうにも今大会のアルヘンは‘ファミリー’のように見えて仕方がない。ファーザーのマラドーナに右腕ベロン、鉄砲玉のテベス、仕事人マスケラーノなどなど。あきらかにやばそうだ見るからにヤバ気な集団w。

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June 12, 2010

2010W杯第1日

南アフリカ1‐1メキシコ
立ち上がりからこれだけポゼッションの差が出てしまうとどうしようもないなと思いながら見ていたけれど、取るべき時に取れないとしっぺ返しを食らうのは世界どこでもどのレベルでも同じということだ。それにしても、カウンターの1発は全く見事で、チャバララが裏へのロングパスをきっちりコントロールして足元に収め、ワンタッチで持ち出して対角線のコーナーぎりぎりに蹴り込む一連の動作は流れるようで完璧だった。結局ポゼッションは勝ち負けにも点を取ることにもそれほど重要ではない。ポゼッションが100%はあり得ないのだし、ゴールを決めるには数タッチの数秒があれば十分なのだから。最後のカウンターはポストに嫌われてしまったが、南アのカウンターの切れ味は相当鋭い。
メキシコの同点弾は明らかにトラップのかけそこないに救われた形。頑張って守ってきたがほんの一瞬の緩みですべてを失うことになる。名門、一流国はこういったミスがない。肝心なところを締めることができるかどうかは、日本あたりにも言えることで、この迂闊さはやはり経験のなさからくるものなんだろうか。
いい形をいくつも作ったメキシコは、特に左に寄せて一気に右に展開するパターンがはまっていた。あとは、とにかくフィニッシュだけ。対する南アは堅守速攻スタイルの可能性を示した。フランスもうかうかしていられない。
あと、スタジアムが1700mの高地にあるせいか、ボールの飛びが違うように感じた。メキシコのサイドチェンジのロングボールが何本もサイドラインを割ったところを見ると、相当いつもの感覚とは違っているんだろうなと思う。

フランス0‐0ウルグアイ
このゲームのレフェリー陣は日本のユニット。代表チームより一足早く日本人がピッチに立った。何かやらかさないかちょっとはらはらしながら見ていたが、概ねいい感じでレフェリングできていたように思う。ただ、終盤荒れてきて、そんな初舞台で赤紙を出すことになろうとは、西村主審も思ってもみなかっただろう。
画面からは両チームとも体が重いように感じた。ミスも多かったから硬さがあったのかもしれない。ウルグアイはフォルラン、スアレスの2トップ頼みで、徹底して裏を狙っていく堅守速攻スタイル。チームとしてのスキルはそれほど高くはなさそうだが、スタイルが明快だけに迫力がある。結局フランスのオフサイドトラップを破ることはできなかったが、点の臭いはフランスよりも強く香ってきた。
一方のフランスは、ボールは回るもののどうやって崩していくのかがさっぱり。まったく見せ場がない。相手が一人減った終盤にやっと深いところまでえぐってチャンスを作ったが、全体を通じて凡庸な出来。なんとなく個人がプレーしているように見える。いくらなんでも、これではグループの勝ち抜けすら危うい。この後良くなっていくんだろうか。やっぱり、フランス危ないかも。

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June 11, 2010

2010W杯の予想

ナビスコに関しては自身のソースがほとんどないので語るに及びません。とにかく陽平よくやったとだけ言っておきます。中断期でしっかり右膝のケアをしておくれ。

さて、いよいよ始まりますが、語るためのショバ代的ニュアンスで残しておこうと思います。まぁ、誰も(自分すら)放りっぱなしで振り返らないとは思うけどw。

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June 09, 2010

天皇杯の謎

ガンバのサポミで金森社長が天皇杯の開催会場の選定についてやり方があると語ったそうで(ソースはこちら)、実際ガンバは2回戦、3回戦とも万博で戦うことになっている(言い方だと4回戦もいけそうな感じに受け取れる)。翻って他の山を見ると、何と東京を除くJ1チームのほぼすべてが3回戦までをホームで戦うことになっているのだ(第90回天皇杯組合せ)。
例外は3チーム(大宮は調整中)だが、名古屋は2回戦鈴鹿、広島は福山でほぼ地元に近い。ところが東京だけ3回戦がおそらく上がってくるだろう草津のホーム、群馬・正田スタジアムになっている。これは明らかに何かあるとしか思えない。先の金森社長の発言が事実であれば、この結果は東京のフロントの無策あるいは無知なのだろうか。味スタのスケジュールが既に埋まっていたならば、霞ヶ丘は無理にしても駒澤はどうだったのかとか、どうにも釈然としない。
協会の啓蒙的な政策もわからなくもないが、であればCLのように決勝の地を持ち回りにしたほうが、集客に関して地元へのプレッシャーにもなるだろうし、国民行事的な感じがする(国体みたいなものか)。天皇が皇居にいるから決勝は東京というのも思考停止だし、今一度スタンスを明確にすべきだと思うね。そもそもオープン・トーナメントなんだから、そこにはホーム&アウェーの概念はないわけで、ホームアドバンテージを持ち込むほうが間違っている気もする。チームやサポとすればそう持ち込みたいわけだ。そこに協会が乗っかっていいのかという問題(結局集客の問題にすり替わってしまうんだよな)。しかも、クラブの働きかけによって差が出てくるのだとしたら、全く公平性を欠いた大会といわざるを得ない。裏側は一体どうなっているんだろうか。

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June 06, 2010

可操左券

FC東京1-0京都

ヨングンと高橋を隔てるもののひとつが、今日のゲームを決めた左足。多少のミスはあっても、守りも攻めもアグレッシブにいくところに将来の大器を見る。京都が引き分け前提のゲームスタイルだったので(本人たちはそう思っていなくとも、傍から見ればそう見えてしまう)、終盤の数プレー以外はそれほど危なっかしい場面はなかったが、モリゲとのコンビも安定していた。これで、守備側の整備はほとんど終わったといってもいいのではないだろうか。長友の穴も十分カバーできる。

もう一本の‘左足’も今日は良かった。前半リトリートした相手を攻めあぐねるのは毎度のこと。そんな時はリズムを変えて相手の意表をつくようなプレーが必要。で、注文通り投入されたプリンシペ。後半早い時間から入ってきて、守備に攻めに貢献した。京都の中盤の守備がちょっと緩かったので、比較的‘持てた’のが大きかった。特に中に入っていったときのFWへの配球に得点の臭いがしてくる。

全体的にいえば、まだ攻撃におけるバイタルの使い方が上手くなく、パスの出し入れでギャップを作るのは段々出来てきているものの、やっぱりフィニッシュをどうするのかが詰め切れていない気がする。イメージができていたとしても、11分の達也のようなことをやっていては無駄になるだけだ。決めるべきところで決める(前節仙台戦でも平山がやらかしたらしいですな)。これなくして勝利はない。何も決まってませんが、臨時収入でシュートの上手い助っ人補強しないかなぁ。

あと最後に、カンテラーノが5人もピッチに!! こういうことをもっとアピールすることでクラブサポートメンバーに対する関心とモチベーションが形成されていくんだと思うよ。選手紹介のときに前所属を紹介したらどうだろうか。問題あるならカンテラだけでもすればいいのに。

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June 05, 2010

破壊王

橋本かっwww。

いやはや、ゲームは壊すは、ドログバ壊すは、物凄い威力です(世界中のファンから攻撃されるんだろうなぁ。不可抗力なんだから、仕方ないじゃん。もしそうであればそれは気の毒なことだ)。これで本番では誰もCBに近寄らなくなるでしょう。張子の虎でもないよりはまし。日本のCBは永遠の課題だね。

そんなことより心配なのは今ちゃん。大事無いといいが。行ったからには本番でも活躍してほしいのだが、それでも無理はしてほしくはないし複雑。

さて、このテストマッチ2戦ではっきりしたことは、先制されたら絶対勝てないということ(点が取れるという見込みがほとんどないからね)。それを踏まえてどんなゲームプランを立てるのか。少なくともまったく動けない10番を使う余地はこれぽっちもなさそうだ。チームは生き物だから、その時々の最適化が必要。それぐらいはのび太もわかっていると思うんだけどね。結果はどうあれドイツのような変な悔いだけは残してくれるなよ、と祈るばかり。

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