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June 17, 2010

2010W杯第6日

ホンジュラス0-1チリ
グループHの2試合は表裏一体、レコードの表と裏、これだけ見事なコントラストだと分かりやすい。
まずはA面。ひそかに注目していたチリ。南米予選2位通過のビエルサの攻撃サッカーとはどんなものかと楽しみにしていたが、噂に違わず全編攻め達磨のイケイケサッカーだった。通常は3-4-3だが、オープニングゲームは相手のシステム(4-2-3-1)に合わせたのか4バックでスタート。でも、両サイドのイスラとビダルが高い位置を取り、攻めに入ると2バックに近かった。SBの上がりは攻撃サッカーの象徴ともいえる。フォワードではサンチェスがキレキレで最終ラインを切り裂く。これだけ攻めて追加点が奪えないと(特にバジャダレスが本能的な反応でポンセのヘッドをストップするようなスーパープレーが出ると)往々にしてしっぺ返しを食らうのだけれど、ホンジュラスにそんな暇と気すら与えないぐらい攻めまくり1-0で終了した。ホンジュラスの実力値を考えれば、1点しか取れなかったとも言えるのだが、完全に崩したシーンも多く、何より人が後ろから湧き出てくるようなサッカーはやっぱり面白い。ビッグネームはいないが、アルヘンとともに今大会注目すべきチームだと思う。

スペイン0-1スイス
そしてB面。圧倒的にポゼッションして攻めるのだけれど、一瞬の隙を突かれて失点し、そのまま終わってしまうマイナーなゲームの典型。オランダvsデンマークも同様の展開だったが、デンマークの不幸なオウンゴールによって均衡が崩れてしまった。しかし、スイスは守るだけではなく、しっかりスペイン攻略を計算していたように思う。そこがデンマークとの大きな違いだろうか。得点シーンはゴールキックの落しから、中盤右でフリーだったデルディヨクにパスが出てGKと1対1になり、もつれたこぼれ玉をフェルナンデスが押し込んだもの。これと似たような展開が他にもあって、カプレビラの上がり気味のポジショニングをスカウティングした結果ではないかと思うのだ。
確かにスペインのサッカーは魅力的だ。長短の速いパスが小気味よくつながり、隙あらば鋭い縦のクサビのパスを入れてくる。37分のプジョルのフィードなんかも痺れた。両サイドはSラモスとカプレビラが高い位置取りでサポートし、ハーフコートを使った“鳥かご”が出来上がる。敵を押し込んでどう料理しようかということなんだけれど、でも、やっぱりサッカーはスペースのゲームなんだと思う。結局点が入りそうな臭いがしたのは、後半先制されて中盤のスペースができはじめてから。シャビ・アロンソの強烈ミドルも、最後ビジャの落としに抜け出したトーレスのミスも、どこかでサッカーの神様に嫌われているのかなと思ったりする。いかなスペインでもゲームをひっくり返すことは出来なかった。『守りのW杯』を象徴する一戦だった。
さて、このアップセットのお陰で、グループHは一気にわからなくなった。スペインがグループリーグ敗退ということにでもなれば、世界中で困ったことになる人が大量発生しそうだw。
(パラグアイvs南アフリカはスルー)

さて、これですべての国が1ゲーム消化したわけだけれど、観てないドイツ、ブラジル、イタリア、パラグアイあたりを除いて面白かったのは、アルヘン、コートジボアール、チリ、スペインだろうか。やっぱり攻撃型のチームに目が行ってしまう。USAはダークホースの一番手。ガーナも侮れない。
大会の性質上、どうしても守りが優先されてしまうのだが、そこをつまらないと取るか、どうやって強力な攻撃を防ぎ隙を突くかというように弱者の視点で見るかによっても、面白さは変わってくる。また、本田や松井にオファーが出始めているように、W杯は選手の見本市でもあるし、名前抜きにしてお気に入りの選手を探すのも楽しい。まだまだ先は長い。4年に一度のお祭りだ。存分に楽しもう。

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