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June 25, 2010

2010W杯第14日

スロベニア3-2イタリア
イタリアのサッカーってこんなにもっさりしてたっけと思うぐらい動きがなく、序盤なんか全く攻めの形ができていなかった。が、それ以上に守備が酷かった。先制点に結びついたデロッシのミスなんて、よそ見してたんじゃないかぐらいのパス。後ろからのスルーパスをダイレクトで蹴りこんだビテックの決定力(2点目もなかなかのもの)も賞賛すべきだが、あまりにイタリアDFがザル過ぎた。イタリアの問題は世代交代の失敗とストライカーの欠如。若手が育っていないのだ。ヤクインタをトップに据えざるをえないイタリアのFW人材は危機的状況といっていい。いっそのことトッティでも連れてくれば、また違った結果になっていたような気もするのだが、フランスとは違う次元で根が深い。

デンマーク1-3日本
本田と遠藤のスーペルなゴールを見ながら、日本のFKに対するこだわりって何なんだろうと眠い頭で考えていた。そして、あぁ、これは「居合い」なんだなと思った。
日本人はそもそも1対1が好きだ。武士道に始まり、相撲や柔道などの格闘技しかり、野球が国民的スポーツに発展したのも、やはりピッチャーとバッターという1対1のシチュエーションがあるからこそだと思う。対するサッカーは、本当に集団スポーツで、ゲームに切れ目がなく流動的で、局面ですら1対1は一瞬でしかない。正々堂々勝負!なんていう武士道からすれば、わらわらと複数でホルダーをとり囲んでボールを奪っていくなど卑怯千万なスポーツな訳だ。ただ、そんなサッカーの中で唯一(GKが圧倒的不利のPKは除く)1対1になるのが直接フリーキック(直接ゴールを狙うという意味)。壁を挟んでキッカーの技術とGKの読みがぶつかる、静かな対峙がそこにある。日本人の器用さ、緻密さ、ディテールへのこだわりがFKに収斂されている。いかにも日本人が得意とする領域なのだ。そしていみじくも、今日はFKからの直接ゴールで勝ち抜くことが出来た。今大会ジャブラニの扱いに各国の名手たちが四苦八苦している中、キッチリ2発も決める技術力。これこそ日本の誇る武器だろう。
一方で、のび太が会見で、日本は組織でサッカーをしているんだ、ということを強調していた。日本は個はたいしたことはないが、組織になれば個のポテンシャル以上の力が出せるということをいっている。優れた個をチームとしてまとめる欧州・南米とは異なるアプローチだ。これも、日本民族の全体主義的性格を表していて面白いと思った。‘人もボールも動いて’とか言っていても、今の代表は十二分に“日本人のサッカー”を体現していると思う。日本人の俊敏性・機動力はデンマークのフィジカルにも屈しなかった。ファウルが少ないのも誇れる部分。日本人は礼儀正しいのだ。相手も所詮人間、知恵を使えばどんな敵とも戦える。次はパラグアイ。南米のチームはちょっとやりにくいイメージがあるが、8年前に越えられなかった壁を是非打ち破って欲しい。

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