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April 13, 2010

世界紛争地図

Hunsouchizu_3

世界紛争地図/「世界情勢」探究会

角川SSC新書 ISBN978-4-04-731519-8

世界の各地にまだこれだけの揉め事が存在しており、そのことで多くの命が奪われ、また多くの難民が生み出されている。この手の紛争の多くが、宗教をベースとした民族の問題であり、すなわちイスラム社会とその他の対立構図になっている。世界がイスラムを排除するのか、それともイスラムが共存を拒むのか、本来人間を救うべき役割を担った宗教が、彼ら自身を不幸にしている事実を彼ら自身どう思っているのだろう。このような争いがいつまでもなくならないということは、彼らは彼らの信じる神のために戦うことこそ幸せだと思っている、としか考えられない。宗教を戦いの理屈にする民族の思考回路は理解しがたいものだ。

本書に掲載されている紛争を列挙してみる(全部ではない)。

<アジア>

中国 新疆ウイグル自治区(民族:トルコ系イスラム)

中国 チベット(民族:チベット人)

スリランカ(民族:シンハラ人×タミル人)

カシミール(国境 インド×パキスタン×中国)

インドネシア(イスラム過激派)

フィリピン(民族:イスラム モロ族)

<ロシア・中央アジア>
グルジア(資源:米ロ冷戦構造)

チェチェン(民族:チェチェン人)

ナゴルノ・カラバフ(民族:アルメニア人×トルコ系イスラム)

<中東>

イスラエル(民族:ユダヤ×パレスチナ)

イラク、イラン、アフガン、イエメン=イスラムテロ組織

<ヨーロッパ>

コソボ(民族:セルビア人×アルバニア人)

北アイルランド(宗教:カトリック×プロテスタント)

スペイン バスク地方(民族)

キプロス(領土:トルコ×ギリシャ)

<アフリカ>

コンゴ(資源&部族(ツチ族×フツ族))

スーダン(部族)

エチオピア(国境 エリトリア&ソマリア)

時折これらの国々、紛争の話題がニュースで流れてくる。ミャンマーの反政府デモで射殺された長井氏のTV映像は記憶に新しい。そして、まさについ先日、タイでロイター社の村本氏が凶弾に倒れた。アフガンでの拉致人質問題など、日本人でも巻き込まれる可能性は拡大している。

現代の紛争を題材にした映画も沢山ある。近年制作された作品は戦場のリアリズムを伝えようとするものが多く、そこから現場がいかに痛ましいものかをうかがい知ることが出来る。

たとえば

『ブラックホーク・ダウン』(2002年)ソマリア内戦

『ホテル・ルワンダ』(2004年)ルワンダ内戦

『ブラック・ダイヤモンド』(2006年)シオラレオネ内戦

『エネミー・ライン』(2002年)コソボ(未鑑賞)

『ノー・マンズ・ランド』(2001年)ボスニア紛争(未鑑賞)

『ハート・ロッカー』(2009年)イラク戦争後

どれも描写はグロい。戦争行為自体に対する嫌悪感は同じかもしれないが、第二次世界大戦を扱ったむかしの戦争映画に比べ、表現における‘視覚的な痛さ’は相当強化されているように思う。耐性のない人にとっては生理的に駄目だろう(たとえば、『ハート・ロッカー』では少年の腹を裂いて(ry )。

日本がこんな状態になることはまずないとしても、日本にだって国境・領土問題は存在するし、核の脅威は身近に存在している。また、多くの紛争の根底に貧困が横たわっていることを考えると、日本がこのまま衰えていったとして、反政府的な動きが顕在化するなんて時代が来るかもしれない。とはいえ、やはり他人事としてしか受け取れないのが正直なところ。どうしたらなくなるのだろうと考えることさえ虚しい。

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