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February 04, 2009

現役引退に思う2

戸田もシューズを脱ぐという
思えば戸田には本当に楽しませてもらった。決定機を外したプレーにゲラゲラ笑って周りの人から訝しがられた事もあった。でも仕方ないんですよ。それこそが戸田なんだから。
右からナオがクロスを上げて左ファーサイドで押し込むというのが戸田の得意のパターンだったが、「そこで外すか?」というぐらいのチャンスもよく外した。そこが戸田の戸田たる由縁だ。とはいえ、ハットも決めているし、結構難易度の高いゴールもあり、そのギャップの大きさも彼の魅力の一つだった。彼が肝心なところでもっと決めていれば、原さんももう少し長いこと監督をやっていたのではないだろうかと思う。
フィニッシャーとしての実力は一線級に今一歩というところだったが、一方でディフェンスにかけてはリーグでも有数のFWといってよかった。圧倒的な運動量で前線からボールを追い回すその姿から、仲間内では彼のことを敬意と愛情をこめて“ジョン”(牧羊犬のイメージ)と呼んでいた。ボールめがけて一直線に走って行く彼のプレーはいつも清々しかった。
2003年は彼の現役生活の中でもハイライトだった。昔はちゃんと観戦記を書いていたのだが、その2003年を見ると年末に総括をしていて、そこでの戸田評にはこう書かれていた。

戸田…7.0 昨年のサブの座から、押しも押されぬチームの点取り屋として定着(今期11点でチームトップ)。16%を越す決定力はチームで一番(ただ他のチームのスコアラーは、20%以上はざら)。得点力アップ以上にその献身的な守備は特筆できる。今年は1試合最後まで走りきる体力もついた。あとは、1人で局面を打開できる技術を身につければ代表の2文字も見えてくるだろう。

しかしこの期待に反して、2004年以降チームの得点源としては物足りないプレーに終始し、2007年に清水移籍と相成る。清水では怪我もあったし、SBにコンバートされて戸惑うこともあっただろうけれど、やはり彼の最大の武器である走りに翳りが見えてきたのかなと思う。当然J2あたりでプレーを続けるという選択肢もあったと思うが、ここですっぱりというのもそれはそれで戸田らしさなのだろうか。昨年味スタで容赦ないダメ押し点を見たのが見納めになるとは、サッカーの神様も粋な采配をするものだ。これからは指導者としての道を歩むらしい。またいつか味スタで逢えることもあるだろう。その日を楽しみに、お疲れ様、これからも頑張れ。

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