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January 19, 2009

身売り

川向こうのチームが騒がしい。日テレがついに経営権を手放すという。相手は東京にも馴染みのある「TOMAS」ことリソー教育。アンケートに答えてオリジナルタオルマフラーを貰った人も多いだろう(Yes I have)。
少子化する日本において、確実に子供をキャッチするために、スポーツを切り口にするのは悪くない手だ。しかし、チームをスポンサードするのと経営するのとでは意味が違ってくる。スポンサードであれば、チームのイメージを自社のマーケティング活動に積極的に活用できるが、対して経営というステージでは、企業色を排し地域に根ざすことを目指すJリーグの理念に沿った活動をしなければならない。今のヴェルディの崩壊は、このJの理念に反発したところから始まっているわけで、その点はリソーも十分に理解した上での参入だろう。ステークホルダー、特にファミリーを中心としたファン層との結びつきにおいては日テレよりもはるかに距離が近いし意味があるから、日テレが持っているよりはるかに経営的な効果(本業との相乗効果)は高いと思う。あとは、リソー本体の体力次第といったところ。
ちょっと気になるのは、一つは“読売グループ”という看板が外れることで、これまでのサポーターは何を思うのだろうかということ。チームの輝かしい歴史を作ってきた“読売ヴェルディ”が実質的に消滅するのだ。ヴィッセルのような経営交代とはわけが違う。あれだけラモスにこだわったG裏の反応は興味深いところだ。
もう一つは、リソーの経営手腕である。本業の評判はいろいろあるようだが、これがスポーツマーケティングの領域でどのように発揮されるのかは見ものだ。ヴェルディという“商材”は隠しようにも誤魔化しようもないので、企業の商才がストレートに反映されるはずだ。これからはヴェルディにお金を出してくれるスポンサーも探さなければならないし、動員数もてこ入れしていかないといけない。あの来場数では味スタを借りる意味もないし、無駄が多すぎる。今季はJ2だからなおさらだ。あと、その経営のベクトルも気になるところ。J1復帰、優勝を狙うチームを本気で作るのか、それともあくまでそれはお題目であって、本業に対していかに貢献するかを裏テーマに、主に育成年代に注力し、トップチームは草刈場とするのか。今季からすぐというわけではないが、徐々にそのあたりも見えていくのではないだろうか。
奇しくも土肥ちゃんが再契約オファー(1000万円切るらしいぞ)。服部、船越に続いて3人目となる。ディエゴも那須も抜かれて、1年で戻ってくるには戦力的に心もとなく前途多難は目に見えている。ダービーがないのは寂しいが、なんにしても、今季の緑組はいろいろありそうだ。

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