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January 04, 2009

K-20

いろいろなエンターテイメントをそうとう研究したんじゃなかろうかという痕がそこかしこに見受けられる。その努力は決して無駄ではなく、ストーリーのキーとなる装置のCGなんかも、なかなかの迫力だったし、いい意味で和製ハリウッド的作品といってもいいぐらいの安心して楽しめる冒険活劇に仕上がっている(ネタバレ)。

K20 シナリオがシンプルな分、配役にかなり救われているような感じがした。特に、世間知らずのお姫様を期待値通りのベタさで演じきった松たか子はMVP。金城武も仲村トオルもそれぞれのキャラに応じていい役作りをしていたが、“作った”感は松の「葉子」が突き抜けていた。このベタベタな感じこそがこの作品のファンタジーの部分を一手に引き受けていたといってもいい。これはコミックス的なアプローチなのだ。そして、設定の、シナリオの何でもありを吸収してしまう彼女のデフォルメ力には驚くばかりである。なんでもできるんだな、このひとは。

結構長尺なのでストーリー的に詰め込むにはこれが限界なのだろうが、明智の背景をもう少し描くことが出来れば、登場人物の個個の深みが出てもっとよくなったような気がする。エンタメとしての軽さまでハリウッドを真似することはないと思うのだが(テスラー装置崩壊から平吉を救出するところなんかはまったくの漫画だし)、それにしても、ラストは明らかにやりすぎだ。カ●●●●●●城とバ●●●●まんまやないかいwww。このベタさに、思わずニヤリとしてしまうのだがね。それがこの作品の魅力でもある。

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