« July 2008 | Main | September 2008 »

August 2008

August 31, 2008

失敗の本質

Sippai 失敗の本質 日本軍の組織論的研究/戸部良一他共著

中公文庫 ISBN4-12-201833-1

夏になると太平洋戦争関連の書籍が目に付く。何気なく手にとって読み出すのだが、近年読んでいるのは、この手の“なぜ負けたのか”を究明するものがほとんど。戦記そのものにはあまり関心がないし、戦争の傷を扱ったものもなかなか気持ちが向いていかない。ある意味戦争そのものをマーケティングの視点で見ようとしているのだと思う。

本書は組織論として日本軍の失敗を分析しているが、現代の官僚組織にもこれらの失敗の元は未だに受け継がれているし、一部民間企業にも見受けられる。この間の五輪野球チームなんかも、その後日談(WBCも星野?)も含めて典型かもしれない。アメリカの占領と戦後教育を経てもなお治っていないのであれば、もはやこれは日本人そのものの特性としか言いようがない。だとすれば、それを受け入れつつ、どうプラスに転化していくかを考えなければいけないわけで、放っておけばまた同じ過ちを繰り返すに違いないのだ。

Continue reading "失敗の本質"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

August 30, 2008

柏0-1FC東京

乾坤一擲。

やっと録画で観戦。

スターティングシステムは4-3-3だが、ゲームが始まってしまえばこの際関係ない。中盤の梶山、今野、羽生の3人がリボルバーのようにローテーションし、前目でエメがフリーマンとして左右に動き回る。とにかく目まぐるしく動き回ってた。これこそが“ムーヴィングフットボール”だろう。今野も思い出したかのように前線に顔を出しチャンスメイクしていたし、運動量も戻ってきたみたい。10番は半列上がったポジションでよくボールに絡むようになったし、ラストパスが出しやすくなっていたし、ゴール前への意識も出ていた。ピッチコンディションが、余分なこねくりをする暇を奪い、シンプルなプレーが要求されたというのも上手くいった原因なのではないかとも思う。守りでは、やっと茂庭が帰ってきたなって感じ。サイドの上がりが少なかったのも、守備の安定に繋がっていた。バランスの問題だ。それにしてもフジは凄いな。

後半、間延びしそうになった時間帯で、とにかくシュートで終わる意識が強く感じられた。それでも、何度かは柏の鋭いカウンターを喰らったけれど、この数試合の中では一番安心してみていられたと思う。一回攻め切ってゲームを切ればオリジナルポジションに戻って守備に入れる。切り替えの遅さが是正されないのであれば、この方法が最も合理的といえる。そんなこんなで、やっとチームとしての神経が繋がってきたかな、という段階ではないだろうか。あとはフィニッシュの工夫ということになるんだろう。アーリーのタイミングだったり、エンドラインまで深くえぐった時のマイナスのコースだったり、中の人数やスペースの作り方、マークのはがし方、リフレクションのフォローとミドルシュートと、いろいろ精度を上げていかないといけない。これはやっぱり選手の成長によるものでしか達成できないわけで、練習あるのみですな。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

August 27, 2008

ファンタジーサッカー08 第22節レビュー

いつかは負けるときが来る。たまたまそれが重なっただけ、と諦めてみるが、それにしてもダービーは情けなかったなぁ。何であんなに余裕がなくなっちゃうんだろう。
反省点としてはプレビューで引っかかった通り、やっぱりマルキでした。ただ、予算面でやりくりが厳しいので、トレードオフなんですよね。たぶんミツオとマルキの入れ替えで、興梠を中堅のMFに切り替えるとか。まぁ、チームとして鹿島ではなく横浜だったと。起用5チーム中2チームしか勝利してない割にはよく点が伸びましたよ。森重GJ!

GK 塩田(東京)…4fp
DF 茂庭(東京)…4fp
   森重(大分)…14fp
   中澤(祐)(横浜)…10fp
   新井場(鹿島)…3fp
MF 遠藤保(G大阪)…5fp
   小笠原(鹿島)…7fp
   10番(東京)…4fp
   鈴木(慎)(大分)…7fp
FW ウェズレイ(大分)C…9fp
   興梠(鹿島)…4fp
合計80fp 通算1167fp
7899位/11657 イースタンリーグ
イースタンってレベル高い。

先日小僧のJ2山形へのレンタル移籍が千葉から発表された。今季山形はかなりの確率でJ1昇格に迫っており、チームとして終盤の追い込みに向け選手層を厚くする意味で乞われたものなのだろう。上手くすれば、そのまま抱えてリチェ共々昇格ということもあるかもしれない。思えば生え抜きで陽平とともに期待された逸材だったはずなのに、どこでどう道を誤ったのか、並のプレーヤーのまま、その生涯を終えそうな感じになってきた。デビュー当時はフィジカルが弱く、当たられるとコロンコロン転がされていたのを思い出す。ルーカスとの相性は一番だった。でも、やっぱりプレーが軽いって思われちゃうのかな。
なんだか、梶山のことまで心配になってきちゃったよ。

おっと、そんな心配をしていたら、今度はレイソルと栗澤鈴木達也のバーターレンタル移籍がオヒサルで発表になっとる。こちらで見たところ、「ミドルレンジからの思い切りのいいシュートが売り」という感じでしょうか。どんな経緯かは知らんけど、シュート欠乏症の我が軍にとっては朗報と受け止めたい。栗も日立台で一皮も二皮も剥けて帰ってきてくれい。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

August 26, 2008

スカイ・クロラ

冗長。途中で危うく寝そうになる。エンディング・タイトルが映し出されたとき、正直“えっ?”って声が出そうになった。これは、“キルドレ”の秘密をめぐる謎解きの映画だったのか。それにしてはあまりに事前に設定に関わる情報が出回っていたので、何か拍子抜けしてしまった。(ネタバレ)

Continue reading "スカイ・クロラ"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

August 25, 2008

ダークナイト

クリストファー・ノーラン×クリスチャン・ベイルによる新バットマンシリーズの2作目。もうこれはアメコミヒーローのバットマンとはまったくの別物で、善と悪の対立をテーマとした人間ドラマであり、その意味でデビルマン的な哲学性を帯びてきている。1作目は、主人公ブルース・ウェイン=バットマン(クリスチャン・ベイル)本人の中における善と悪の戦いを描いたものだったが、その二項対立の構図は本作ではジョーカー(ヒース・レンジャー)という純粋な絶対悪の出現によりバットマンとの対峙という形に置き換えられる。しかし、実は物語りは二重構造になっていて、本質的なこころの善悪の問題は、ハービー・デント(アーロン・エッカート)によって引き継がれるのであった。(ネタバレ)

Continue reading "ダークナイト"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

August 24, 2008

FC東京1-2緑

因果応報。

ハッキリ言って負けた気がしない。勝てる試合だったし、勝たなければいけない試合だった。自らの拙さゆえ失ったこと、それは選手たちも分かっているようだ。

大黒が狙っているのは先刻ご承知のはずなのに裏一発にやられてしまったし、最後の那須の一発にしても気持ちだけが焦って集中を切らしてマークミスだったんだろう。キッチリ見るべきところで放してしまうのは、周りを見ている余裕がないのか、それともそもそも集中力欠如なのか。もったいなさ過ぎる。

前半は前からの守備で特に右サイドからの崩しが効果的だった。ただ中の詰めが問題。ディフェンダーの背後から前へ出て行く動きとか、赤嶺もまだまだ工夫が足りない。陽平も相変わらずシュートが枠に飛ばないし。救いはカボレのゴラッソ・ゴールだけか。カボレがサイドに開く形は意外に利いていたように思うし、やっぱり赤嶺のほうがコンビとしてやりやすそうだ。

後半の幻の2点目は狙いとしてはいいんだよ。押し込んでバイタルが空いたところをコース作ってミドル。長友いいシュートだっただけにね。残念(あの時は土肥がオフサイドラインで、今野がオフサイドポジションでボールに関与したと見做されたとのこと。微妙だな)。だから、あのパターンをもう少し出せたらサイドからの崩しも活きると思うのだね。やっぱり中のスペースとシュートコースの作り方の工夫が足りないんだろうな。みんな、ボールホルダーの方を見ながら一斉にゴール前へ殺到するようなイメージがある。もうちょっとディフェンスの陣形とか見ればいいのにって思うんだけど。

後半途中から、完全に相手の足が止まっていて、こっちがもう一つ二つ仕掛ければ絶対抜けたはずなのに、逆に中盤が省略されてしまったために、カウンターのゴール前勝負合戦になってしまう。こういうときこそ落ち着いてポゼッションサッカーじゃないのか?チェックが相当緩くなっていたから、キープできたし、それこそアタッキングサードの動きにはついて来れなかったはずだ。シュートで終われず中途半端に取られるからカウンター合戦になってしまう。逆転はCKからだけど、それは結局ゲームマネジメントの拙さの結果なんだろうな。今日の負けが後引かないといいんだけどね。

なんだか、ケツの方が熱くなってきてませんか。気のせい?

| | Comments (0) | TrackBack (0)

August 23, 2008

ファンタジーサッカー08 第22節プレビュー

結構過去の対戦成績に引き摺られたチョイスになってしまいました。対戦成績が良くてもいつかは負けることもあるわけで、それが今節に来なければいいという感じです。マルキをどうするかで悩んだんですが、あえて興梠をチョイス。根拠はありません。
【掟】
・浦和の選手は死んでも使わない。
・緑組の選手も死んでも選ばない。
・好きだから4バックにこだわる。
・当節の東京の対戦相手からは選ばない。
・10番は怪我などで出場できない限り必ず使う。出場できない場合は最低1人は東京から選ぶ。

GK 塩田(東京)
DF 茂庭(東京)
   森重(大分)
   中澤(祐)(横浜)
   新井場(鹿島)
MF 遠藤保(G大阪)
   小笠原(鹿島)
   10番(東京)
   鈴木(慎)(大分)
FW ウェズレイ(大分)C
   興梠(鹿島)

さて、ダービーは必勝です。フッキがいなくなって、大黒の方がよっぽどいやらしいですが、モニがやってくれるでしょう。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

August 20, 2008

ファンタジーサッカー08 第21節レビュー

ボーナスポイントがつく前は39fpだったんですよ。ところが蓋を開けてみればこのとおり。やっぱヤットはこれからずっとレギュラーですね。ヴィトール・ジュニオールもボーナスたっぷりだし、いいやっちゃ。だらしのない我が軍北京帰り(実際は北京には行ってないわけだが)2名の穴を埋めてくれますた。ありがたやありがたや。
予想で言えば誤算はガンバ。アウェーとはいえ、バレー抜かれたのは意外と効いているみたいで、この先もちょっと苦労しそうな雰囲気。ロニーもねぇ。名古屋はアウェーでちょっと行きにくかったなぁ。もったいなかった。視野に入っていれば小川もチョイスしてたかも。

GK 塩田(東京)…5fp
DF 長友(東京)…2fp
   薩川(柏)…7fp
   中澤聡(G大阪)…3fp
   古賀正(柏)…5fp
MF 遠藤保(G大阪)C…9fp
   中村憲(川崎)…7fp
   ヴィトール ジュニオール(川崎)…8fp
   10番(東京)…0fp
   本山(鹿島)…6fp
FW マルキーニョス(鹿島)…9fp
Sub 石川(東京)…2fp
合計70fp 通算1087fp
8908位/11641イースタンリーグ

先の浦和戦の解説がサカダイにも載っていたけど、石川の突出を相馬が4バック気味に下がって蓋をして、東京の両サイドを無力化しつつ、ラインを押し下げるために裏へ縦一本をしつこく放り込んできたと。うーん、確かに戦術的には正しいし、結果ナオの守備力が仇になったことは否めない。そこは端から諦めているんだけど、しっかり弱点を突いてくるしたたかさがあのチームにはある。だからあれだけコンディションが悪くても上位にいられるのだろう。逆に言えば、東京は自分たちのやり方を押し通して相手を屈服させるだけの力はまだないということだ。相手の急所を突いて崩せるようになるには後どれぐらいかかるんだろうか。昨日のアルヘンを見てしまうと、100年たっても無理なんじゃと思ったりして。それにしても、あれはDNAだね。容易に取られないようにディフェンスから遠いところにボールを置くのから始まって、1対1は必ず勝負するし、狭いところでも強引に抉じ開けようとゴールに向かうし、必ず3人目の動きがあるし、何度見てもアルヘンのサッカーは楽しいよ。リケルメ見てたら、梶山をトップ下に入れたのを見てみたいと思ったね。ボランチはハニューさんのハードワークに任せて、もっと前と絡ませてみたらどうなんだろう。平山はポストにはなるけど捌けないからね。

こんな感じ。

------カボレ------
---梶山----エメ----
--羽生------今野--
------浅利------
長友--茂庭--佐原--徳永
------塩田------

| | Comments (0) | TrackBack (0)

August 18, 2008

火のないところに煙は立たない

梶山のブログが炎上した。

まぁ、それだけ注目されていたってことの証左でもあるし、期待が大きかった?分(その割にはあんまし事前に話題になってなかったよなぁ)、反動も大きいということなのだろう。炎上そのものは迷惑な話だが、炎上した事実はむしろ有難い話だと思わないといけないのかもしれない。好意的に解釈すれば、日ごろサッカーにはまったく関心がないような連中を含めて、まだ、見てくれているってことなんだから。今回の件で、梶山陽平の名はどんな形であれ刻まれたわけだし、汚名返上すれば、それはそれで憎さの裏返しで応援してくれるかも知れない。そこで大事なのは、どれだけ実際のプレーで反発できるか、具体的にはA代表に入って南アフリカで活躍できるかって言うことだろう。それは本人も自覚するところではないかと思う。
五輪は日本スポーツ界の現況を知るショーウインドウのようなもので、そこでの活躍は五輪以降の業界の活性化に直結している。特にサッカーや野球は観客動員に大きく影響するだろう。日本全体を見れば、やっぱり五輪>W杯なんだから、ここで話題をたくさん提供して(メダル取るのが一番のインパクトではあるけれど)、身近に感じてくれる人たちを如何に増やせるかが重要なのにもかかわらず、ほとんど何もできずに終わってしまった。逆に、本田の発言なんかは身内からの反感を引き出しただけだし。一般の話題にも上らなくなればそれこそ終わりだ。
事ここに及んでは、ならないよりは話題になった方がいいのだ。それぐらいの割り切りで考えればいい。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

August 17, 2008

BLACK LAGOON 第8巻

Black_lagoon_8 BLACK LAGOON 第8巻/広江礼威 ISBN978-4-09-157140-3

なりゆきでエントリーしたが、はっきり言ってつなぎです。1巻丸々必要とするグダグダぶりです。エダのフリが露骨ではあるが、まぁ伏線張っとかないともたないわな。唯一の見所は最終頁。張の考えなんぞまったく意に介せずヴィトニキ出撃。

姐御、頼んますゼ!

| | Comments (0) | TrackBack (0)

August 16, 2008

FC東京0-1浦和

臥薪嘗胆。

それにしてもつまらんのぉー、ぐらいの感想しか書けん。

一生懸命なら素人にも出来る。お金を貰ってそれを商売としている以上、技術やセンスで魅せることはいわば義務といえる。果たして、興行サッカーは勝てばいいのか、ということと、勝たずして満足は得られるのか、ということの鬩ぎ合いで悩むわけだが、ある意味浦和の勝利至上主義は割り切れていて羨ましい。あのワンプレーだけで十分なんだから(ただポンテだけは入るだけで一つの価値を提示したプレーヤーだったけどね)。

浦和は人柱よろしくきわどいシュートをことごとくディフェンダーの体で防ぎ、東京は今日もポストとバーに何度も助けられる幸運に恵まれながら、結局攻守の切り替えが遅く、一瞬の集中を切らしたことでやっぱり罰を受けた。とにかく、隣の法人席に座った奴らがあろうことか“浦和ファン”で、ゲーム前から相当ウザク、神経を逆立てながら観てたんで、プレーの額面以上にネガが入っていたかもしれない。なので愚痴ります。北京帰りも見掛け倒しか。何のためにピッチに立ったのか理解していたのかね。放り込みと交代メンバーがまったくマッチせず、佐原上げっぱなしでもよかったんじゃとか。浦和にだって付け入る隙はたくさんあったが、そこを突き崩せないには、原因があるはずで、しっかり反省して次に臨んで欲しいですよ。

来週は霞ヶ丘でスッキリさせてくれるのだろうか。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

August 15, 2008

ファンタジーサッカー08 第21節プレビュー

世の中はまだまだ五輪一色ですが、こちらはもう切り替えてレギュラーシーズンです。北京帰りの強行出場もありうるというJFKの発言から、とりあえず出るかでないかわからんけど10番は罰ゲーム的にメンバーに入れておきました。覚醒モードに入らないかなぁ。徳も練習で怪我したらしく、ついでだから入れちゃいましょう。しらね。
さて、今節はまた微妙なカードが多くて困ります。千葉ダービーは面白そうだな。サポーロ×京都とか清水×横浜なんて、残留争いのファウンデーション的ゲームなので、結構重みがありますよ。鹿島も調子がいいわけではないのでホームながら難しい。で、川崎はなぜかホーム全敗なんですよね。逆にアウェーはほぼ勝ってる。訳わからん。というわけで、そろそろホームで勝つだろうと思ったりするのですが、どうなりますか。

【掟】
・浦和の選手は死んでも使わない。
・緑組の選手も死んでも選ばない。
・好きだから4バックにこだわる。
・当節の東京の対戦相手からは選ばない。
・10番は怪我などで出場できない限り必ず使う。出場できない場合は最低1人は東京から選ぶ。

GK 塩田(東京)
DF 長友(東京)
   薩川(柏)
   中澤聡(G大阪)
   古賀正(柏)
MF 遠藤保(G大阪)C
   中村憲(川崎)
   ヴィトール ジュニオール(川崎)
   10番(東京)
   本山(鹿島)
FW マルキーニョス(鹿島)
Sub 石川(東京)

さて、借りを返す時が来ましたよ。4年分まとめて返してやりたい。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

August 14, 2008

梶山陽平というプレーヤー

(U23日本代表0-1オランダ五輪代表)

やっぱりいろんなところで叩かれてるよね。まぁ、当然といえば当然だし、梶山マニアを自負するオイラとしては忸怩たる思いなのだ。

2003年のJデビュー以来ずっと見続けているわけだが、原さんにしてもソリリンにしてもJFKにしても、ボランチとして使い続けているのには、何かサッカー玄人に使ってみたいと思わせるオーラがでているからなのだと思う。素人目から見ても明らかに他のプレーヤーとは質の違いを感じる。

しかし、それにしても、歴代代表でこれほど”10番“が話題にならないチームはなかったのではないだろうか。確かに梶山陽平には現代サッカーの10番の持つイメージ(司令塔・ゲームメーカーとしてではなく、困ったときに点を決める、あるいは点に直結するプレーができるプレーヤー)はないのだが、なぜソリリンは陽平に10番を与えたのだろう。その根拠を聞いてみたい気がする。

今回の五輪でのプレーを見ても、得点に対して決定的な仕亊をするでもなく、守備的なセンスを存分に発揮するわけでもなく、良くも悪くもそのキープ力と展開力だけで出てしまっていたように思う。日頃見ているオイラですら最近の彼のパフォーマンスには実は満足したことがない。アタッキングサードとして2列目を追い越していく動きに乏しく、以前はけっこう打って枠に入っていたミドルもほとんど見られない。サソリシュートや1人時間差シュートをまのあたりにした自分にとって(あと見てはいないけれどリアソールの奇跡なんかもそうだ)、もっとお前は出来るだろうと思ってしまうのだ。鬼キープ、独特のパスリズム、そしてバードビューの鋭さには、それだけでもドキッとさせられるほど魅力を感じる。しかし、チームの勝利に貢献する=如何に多く得点に絡むかという意味では明らかに物足りないのだ。期待されるのは球をさばくことではない。敵の急所を突いたラストパスであり、相手GKもお手上げのスーペルなミドルシュートなのだ。

ゲームによってプレーに波があるのが課題だったし、それは本人も自覚していたことだし、間違いなく今年に入って安定してきているとは思うが、その分何かやってくれそうな期待感も後退したような気がしてならない。アメリカ戦での評価も、良い意味でも悪い意味でもいつもどおりだった。このまま小じんまりとまとまってしまっていいのか。否、これを機に覚醒し、名実ともに”10番“となって欲しい。彼にとって結果はどうであれ今回の五輪が一つのターニングポイントになることを願ってやまないのだ。

JFKも週末起用を考えているらしいが、オイラ的にはぜひとも使って欲しいと思う。2人が本当に悔しい思いを大陸に残してきているのであれば、必ずやってくれるはずだ。そう信じている。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

August 13, 2008

ファンタジーサッカー08 第20節レビュー

なぁーにぃー。やっちまったなぁ。
久々0fp(フジはかろうじて勝利fpがついただけ)。さらにマイナス。都合3人が0fpと惨憺な有様。マルキの怪我まではチェックできず。フジの欠場も想定外。直前まで引っ張れないんで、金曜の早い段階で決めてしまう不利がモロでた今節ですた。よりによってマルキにCつけてるしorz。それ以前に、アウェーとはいえ首位が最下位に2点差負けとは話にならないよ。
我が軍といえば、実は近年はホームとアウェーの勝率が逆転していて雰囲気的には勝ちも見えていただけに、もったいない。ただ、CBが最近コロコロ変わるので、チョイスに迷いが出たな。

GK 塩田(東京)…6fp
DF 藤山(東京)…1fp
   新井場(鹿島)…3fp
   井川(川崎)…5fp
   大岩(鹿島)…-1fp
MF 本山(鹿島)…6fp
   ホベルト(大分)…4fp
   中村憲(川崎)…6fp
   ヴィトール ジュニオール(川崎)…6fp
FW ウェズレイ(大分)…3fp
   マルキーニョス(鹿島)C…0fp
合計39fp 通算1017fp
7753位/11555 イースタンリーグ
前後期で昇降格があるんですね。知らんかった。後期はイースタンです。

それにしても、なでしこはやりましたねぇ。逆転してからは面白いようにカウンターが決まって、どこぞの男子チームなんかよりずっと気持ちが入っていたように思いますよ。次はベスト4をかけて完全アウェーの中国と対戦するわけですが、気持ちで負けて欲しくない。相手は開催国としてのプレッシャーもあるから、先制できれば焦りを呼んで自滅に追い込むこともできるかもしれない。チャンスはあります。ガンガレなでしこ!

| | Comments (0) | TrackBack (0)

August 12, 2008

第88回天皇杯組合せ

時期的にも季節的にもあまりピンと来ませんが組合せが発表になっておりますな。
4回戦からスタートで、初戦は11/3(月・祝)の味スタ。順当にくればベガルタ(OB2名)とです。その後鳥取で(たぶん)アルビ、会場未定で鹿島か清水かそのへん、という流れになるようです。鳥取かぁ。県としていまだかつて踏み入れたことがないんだよなぁ。ちょっと行ってみたい気がしてきたよ。とはいえ、4回戦でJ2はちょっと危うい予感もするし。まぁ、先の話ですから。
ちなみに東京都代表は8/24(日)に準決勝。FC町田×国士舘と横河×駒澤の2試合。決勝は30日(土)。いずれも西が丘。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

August 11, 2008

3年で辞めた若者はどこへ行ったのか

Im000027_2 3年で辞めた若者はどこへ行ったのか―アウトサイダーの時代
/城 繁幸 ちくま新書 ISBN978-4-480-06414-1

前作を引き継いだ形で、昭和のレールが途切れた「会社社会」に見切りをつけて、自分の道を切り開いている若者を紹介する。昭和の価値観を各章の見出しにしているところがわかりやすい。そこから外れていくことが現在の日本においてどのようなことになるのか、副題の“アウトサイダー”として解説するのだが、このあたりの読み方が本書の分かれ目。つまり、これらの価値意識が次世代日本のメインストリームになるのか、それとも相変わらず“アウトサイダー”でありつづけるのか、というところ。

Continue reading "3年で辞めた若者はどこへ行ったのか"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

August 10, 2008

U23日本代表1-2ナイジェリア五輪代表

惜敗とかで誤魔化すんでなくて、何でこんなことになったかをよくよく反省すべきでしょう。

個人的には、先にも書いたとおり選抜したメンバー構成そのものに問題があったと思ってるし、この2試合を見て数人レベルに達していなかった選手がやっぱりいたし(10番もあんまりよくなかったね。それ以上に問題は8番か。水NO~)、さらに彼らの起用の仕方にも問題があった。とにかく、現代先端サッカーは点を取らないと話にならないのだ。

出来れば最終戦は両名ともメンバーから外していただけると、16日出場の芽が出てくるのかな…。ソリリン、そこんとこよろしく。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

August 09, 2008

貧困大国ニッポン

Binbou 貧困大国ニッポン 2割の日本人が年収200万円以下

/門倉貴史+賃金クライシス取材班

宝島社新書 ISBN978-4-7966-6403-5

この取材班と名乗るフリーライターの集団こそ貧乏人予備軍のような気もするが、まぁ、よくもこれだけ貧乏人の声を集めたものだと感心する。フリーター、シングルマザー、奴隷正社員、食うに困って闇商売に手を染める奴、そして貧困老人。様々な年収200万円以下の人たちの実態を紹介している。楽観的に読めば、200万でも人間生きていけるものだと思うし、悪意を持って読めば、所詮他人事、ここに出てくる人たちはやはりマイノリティーで特化した人たちなんだろうという疑念である。

Continue reading "貧困大国ニッポン"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

August 08, 2008

ファンタジーサッカー08 第20節プレビュー

五輪代表が抜けているので、微妙に戦力バランスが狂っているかなと。特に我が軍などはキーマン2人も抜かれてしまっているので非常に苦しい。今節は名古屋が使えず、サポーロvs栗鼠と逆鉄板チームが裏天王山的に対戦するので選択がかなり狭まってます。やはり鹿島中心にしたいところなんですが、いかんせんお金が足りない。やりくりしてこんな感じ。

【掟】
・浦和の選手は死んでも使わない。
・緑組の選手も死んでも選ばない。
・好きだから4バックにこだわる。
・当節の東京の対戦相手からは選ばない。
・10番は怪我などで出場できない限り必ず使う。出場できない場合は最低1人は東京から選ぶ。

GK 塩田(東京)
DF 藤山(東京)
   新井場(鹿島)
   井川(川崎)
   大岩(鹿島)
MF 本山(鹿島)
   ホベルト(大分)
   中村憲(川崎)
   ヴィトール ジュニオール(川崎)
FW ウェズレイ(大分)
   マルキーニョス(鹿島)C

ところで五輪、負けましたね。結局点が取れなかったことに尽きるのですが、何を考えて森本をスターターにしたのかが良く理解できませんでした。チョンスン調子悪いのかな。長友も10番もあまり貢献できず。目立ったのはウッチーぐらい。出来の悪いアメリカに注文通りのゲーム運びをされてしまい、引き込まれてなすすべなし。もう何度も見せられてきたことの繰り返しですよ。決定力不足なんて最初からわかっているんだから、決定機を大量に作るか、馬鹿でも決められる決定機を作るかどちらかしかないじゃないですか。戦術的な工夫は見ていてあまり感じられなかったんですがね。

これで残り2試合を1勝1分以上でないとトーナメント進出は無理というわけで、すでに終わった感が強いのですが、意地を見せて欲しいですね。くれぐれも“無得点で敗退”だけはやめて欲しい。国民的関心の中で、新聞に惜敗とか見出しを打たれたところで負けは負けだし、初戦で先行きが見えるようではお話にならない。これで、野球がメダルでも持って帰ろうものなら、どんどんサッカーのプレゼンスは低下して行ってしまうでしょう。やっぱり勝利以上の良薬はないんですよ。そのためには点を取らないと。

| | Comments (0) | TrackBack (1)

August 07, 2008

みんなあんまりサッカーのこと気にしてない

大分1-1FC東京(ナビスコ杯準々決勝第2レグ)
ナビスコは敗退。現地まで行かれた方々お疲れ様でした。
公式戦で勝ちきれない状況が続くけれど、まったく駄目という訳でもないし、どこかでスイッチが入ってくれれば波に乗っていけるような気もするのだが。ここはしばらく辛抱のときなんでしょう。昨年と違って勝ち点を拾っているので、これは最後になって効いてくると思う。

なでしこジャパン2-2ニュージーランド代表
ワンセグ観戦。数字がにじんで点数が良く判別できず、しかも飲み会の最中だったので試合経過も良くわからず。試合後のコメントなどを読んでいると、レフェリングも含めてレベルはまだ低い。また、例のごとくFIFAランキングは当てにならず、1位のアメリカも5位のノルウェーに負けてしまった。結局信じられるのは己の力のみ。勝ち点1で終わったことを嘆くより、次の2試合でそれ以上の戦果を得ることを考えればいいじゃない。頑張れなでしこ。

で、昨日の飲み会のとき、会社の女の子とスポーツ観戦の話になった。
彼女いわく「サッカーは良くわからない」とのこと。野球の方がまだ身近な存在(球団とか選手を誰かは知っている)のようで、見ていても攻めと守りが分かれて交互に来るのでわかりやすいという。しかも、途中酔っ払っても試合経過はスコアボードに残っているし、最終回を見ればとりあえず全部見たことにはなる。ところが、サッカーは全体的にごちゃっとなっていて、何がなんだか。応援する方が攻めている方向を教えてもらって、そっちへ行ったらワーッと言ってたら、いつの間にか後半になっていてそっちじゃないと怒られたとか。サッカーは90分の映画みたいなものと説明すると、「じゃ、野球は連ドラだね」だと。1回や2回見逃しても会話には入れるし、最終回見ればそれでOK。映画は最初から最後まで集中してみないといけないから疲れるらしい。それに、価格も野球だと1000円ぐらいで手軽。2000円となるとちょっと高い。もうちょっと安くしないと、500円ぐらいとか。
なでしこを横目で見ながらこんな話をしていたわけでさぁ。

このレベルの人間まで集客のターゲットとして考えるのかは非常に悩ましい。ただ、いずれにしても、“彼女にとってサッカーは身近な存在ではない”ということがすべての入り口なんだと思う。これは一クラブというよりは、代表試合の集客問題に象徴されるサッカー界全体の問題なのだろう。その意味で、今回の五輪は国内サッカー活性化のためにとても大事な大会なのだ。ここで10番と長友が活躍してくれるだけで、もしかしたら我が軍の後半の入場者は増えるかもしれない。そうなれば、チーム的には苦しいながら北京に送り込んだ甲斐もあろうってもんだ。

今日は仕事でライブでは見れないんだが、とにかく頑張れ10番。いや、ニッポン。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

August 06, 2008

SOCIOの定義

後半戦のチケットとともにクラブからまたわけのわからないお伺いのお手紙が来た。会員組織を改定するに当たって当事者である人たちの意見を聞くというのだが、このことにいったいどんな意味があるのだろう。マーケティング手法的に言えば、もっと簡素に現行会員システムに対する満足度をチェックするアンケートに答えてもらえればいいだけのはずで、手の内を晒してどれがいいでしょうと聞くのは、自分たちの能力不足をアピールしているとしか言いようがない。
そもそも、味スタを満員にするために必要な組織会員のボリュームがどうやって算出されたのか、その根拠も示されていなければ、その会員数に到達させるための具体的かつ戦術的なアイディアもなく、ただ単に会員組織のフレームだけを問われてもこれで味スタを満員にできるかどうかなんてわかるはずがない。既存会員は当然既得権を主張し、値下げと特典の充実を要求するわけで、そのことがすなわちファン層を拡大するかといえば、そんなことはまったくない。むしろ、今のファン層とは異なる切り口が必要なのであって、それを現行会員に求めるのはお門違いなのではないか。クラブやチームに対する思い入れは人それぞれなので、それを完全に統一することは難しい。それはクラブミーティングに参加してみても良くわかった。ならば、クラブとしてこうするという意思を明確に示すべきだし、その意思が指し示すところを偽りなく、かつ納得性のあるように説明すればいいのだ。あとは、ついていくかどうかはわれわれ側の問題だし、その方向性に興味関心を持ってくれる人が今より増えるというのであれば、それがクラブ経営には正しいことだといえる。

詳細はクラブに送りつけるにして、オイラの考えの骨子だけ書いておく。
①SOCIOはその名称のルーツに従い、より支援者としての性格付けを強くしていくべき。同時に“協賛者”視点でのメリットを強化していく。
②年間チケット購入(者)は、あくまでサッカー観戦(“チーム”の応援)を目的とした関係性にとどめるべき。サッカー好きとFC東京という“企業”に対する支援はまったく別の性格のものだからだ。
※SOCIOも2005年からやや踊り場的になってきている。これを再び右肩上がりにするためにどうしたらいいかを考えないといけない。なにが一番増加に寄与するか、その分析がないとね。
③ファンクラブに所属しているメリットをもっと多様化しつつ、コミュニティ化していくべき。特に、選手とのふれあい、コミュニケーションを強化していくこと。チーム成績やチームのコンセプトに左右されない魅力は、まさに“選手”以外にない。
※なぜファンクラブの会員数が2001年~2002年で減少したのか、その原因を探ることが先決かな。

それにしても、野球の集客手法の勉強とか浦和の観客層分析とかやってるのかね。満員にするための戦略がまったく見えないんだけど。それなくしてこんなコトやってもあまり意味がないでしょう。大戦略の中でこういったことが位置づけられ、だからこのような組織になる、というのが普通だと思うんだが。たまに朝、水曜日ぐらいに駅前でスタッフが新聞を配って誘致活動をしているのを見かけるが、彼らの地道な努力がどれほど報われているのか気になって仕方がない。無駄とは言わないが、もっとやり方があるんじゃないかと、彼らを見るたびにいつも思ってしまう。こんなアンケートをするよりも、平均観客動員3万を達成する方法をSOCIOから募集した方がよっぽど建設的かつ生産的だと思うのだがね。

まぁ、とにかくアウェーで堅守の大分相手に2点以上の差をつけて勝つという難題を片付けてからですかね。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

August 03, 2008

暑中お見舞い

Pa0_0020 

Pa0_0032_2

Pa0_0023_2

Pa0_0021

Pa0_0025

Pa0_0038

Pa0_0035

Pa0_0027

Pa0_0018_2

クラブユースは優勝したようですね。おめでとう。

| | Comments (0) | TrackBack (0)

August 01, 2008

アフタースクール

見事に騙されましたね。笑いました。ほろっとしました。大変面白いです。

この作品を成立させているのは、つまり、“先入観”なんですよ。

(ネタバレ。本編の楽しさを大幅に損なうため、ここから先は読まないことを推奨します。あと、エンドロールは最後まで見ましょう)

Continue reading "アフタースクール"

| | Comments (0) | TrackBack (0)

« July 2008 | Main | September 2008 »