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June 2008

June 30, 2008

東京1-1千葉

悔しいねぇ。

相手が10人になっても、先に点を取られても前へ出てこないヘタレ相手に、勝ちきれなかった。引きこもる相手に数的不利は関係ない。ペースは握っていたが、決定的というシーンは思うほど作れていなかった。サイドを深くえぐるような攻撃は最後まで見られなかったし、ボランチ1枚を欠いてしまえば後ろから追い越す動きもなかなか出来ない。最後は個に頼る攻撃になっていなかっただろうか。そんな中、平山がだんだんよくなってきている。あとはシュートだけだろう。特に39分の決定機は象徴的。エメからの高めのパスを胸で収め、DFを背中に押さえ込み一度ゴールを見てから打ったシュートは立石に叩きだされてしまう。あの瞬間、判断して左に打ったのかどうか。そこが優秀なFWかどうかの分かれ目なのだ(ユースケはそれ以前の問題。まだ、“この辺”という感覚。ストライカーは“ここ”を狙って撃てないとダメ)。

不安定なレフェリングにゲームは凸凹した。しかし、最下位相手に今回起こった2つの事故(今野の退場、佐原負傷時に取られた点)は、今後リーグを戦っていく上でいい教訓となるだろう。負けなかったのはシオの神セーブとエメルソンの驚異的な運動量のおかげではあるが、これまで上手く行き過ぎていて、気持ちが緩んだところはなかっただろうか。1年間戦ううちにはこういうこともあるのだ、ということを改めて思い知らされた一戦だった。

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June 29, 2008

金魚坂の黒カレー@本郷三丁目

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新しい上司に半強制的に連行される。夜ご飯食べましょう、ちょっと飲みましょうって言うわりに手渡されたお店の地図には「喫茶、コーヒーショップ」と書かれている。うーん、と不安と動揺を隠せないまま店に到着。そもそもは350年続く金魚屋だそうで、金魚の泳いでいる水槽がたくさん並んでいて、その脇に2階建て(地下)の小さな喫茶店が併設されている。

喫茶という割には酒の種類や肴もそれなりに用意してある(メニューはこちら)。食事も定食が数種。その中で喫茶店なんだからむしろあって当たり前ともいえる黒カレーが異彩を放つ。値段がびっくり。味は普通に美味しいというところにまたびっくり。カレーの値段というよりは店のロケーションや雰囲気すべてひっくるめてのお値段と理解するのだけれど、自分の価値観だったらまず出てこない領域です。

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June 28, 2008

ユーロ18日目

ロシア0-3スペイン

前半はスペインが必要以上に慎重になっていたようで、大した見せ場もなく終わってしまう。ビジャが負傷し、前半でセスクがピッチに入る。後半に入ってからロシアが前線からプレスをかけてくるが、狭いスペースでも確実にかつワンタッチトゥタッチで繋ぎながらスペインはかわしていく。これで、ロシアの攻め手は完全に封じられてしまい、あとはほぼスペインのゲームとなる。

先制は50分。シャビ→イニエスタのクロスに→再び中央のシャビがノーマークでゴール前に進出し股抜きシュート。セスク、トーレスがマークを引き連れて左右に開くことでシャビのスペースを作り出している。チームとしての攻めがしっかり出来ている。

先制して押せ押せになってはいたが追加点がなかなか取れなかった。ここで、アラゴネスはシャビ・アロンソ、グイサを同時に投入して現状の打開を図ろうとする。解説陣はこの交代の意図を掴みかねていた。確かに、1-0のスコアでまだ20分以上も残っていて、同点に追いつかれれば延長も想定されるはずで、この段階で3枚のカードすべては切りきれないというのだ。だからここは、アラゴネスは攻め切って90分で終わらせるという意志に基づいて交代させたと解釈すべきだろう(のび太には無理っぽい)。これがアラゴネスという指揮官の個性なのだ。そして、今回はこの交代が吉と出る。こればかりは結果論でしか語れない。

73分に右サイドからのボールをセスク・ファブリガスがワンタッチでラストパス。ロシアのトラップ掛け損ないで抜け出たグイサがGKの逆を突いてシュートを決める。82分にはややカウンター気味にセスクからシルバ。ロシアは全く何も出来なかった。スペインの強さは本物だ。

3点目のセスクのラストパスはまさにピンポイントだった。ドイツvsトルコ戦のドイツの1点目(ポドルスキーのクロスにシュバインシュタイガーが走りこんだやつ)もそんな感じだったのだけれど、ポイントはラストパスの出し手の精度だ。漠然とではなく、“ここ”というところに“いま”というタイミングで送り出している。出し手がフィニッシュをイメージしているのだろう。だから、FWは“そこに”入っていって、ボールを如何にゴールに叩き込むかを考え、それを実行するという技術が必要なわけだ。持ってから考えるのではなく、イメージした軌跡をなぞる。これですよ。

ドイツは強いが、スペインに是非勝って欲しい。スペインのパス回しはほんっとに、ラブリーheart

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June 27, 2008

ユーロ17日目

ドイツ3-2トルコ

戦前どう考えてもドイツの有利は動かなかったが、ところがどっこい蓋をあけてみれば先制したのはトルコ。22分、ドイツの集中がふっと抜けた瞬間、スローイングからすばやくリスタートし、サイドからクロス。カズムのアクロバチックなループ気味のシュートはクロスバーをたたいたが、詰めていたウール・ボラルがボレーで押し込む。

しかし、ドイツのしたたかなのは直後にしっかり追いつくところだ。26分、サイドを完全に崩さないうちにポドルスキーが左からセンタリングを入れると、右からトップスピードでゴール前に入ってきたシュバインシュタイガーがコースを変えるだけの技ありシュート。ここから双方のゴール前シーンが増えるが、とりあえず1-1で折り返し。

後半膠着したが、時間が押し迫るに連れて動きは活発になり、ついに79分、アーリー気味のクロスにクローゼが体を生かしたヘッドで勝ち越し。リュシュトゥの判断ミスと言えなくもないが、これも完全に崩された失点ではないだけに、トルコとしてはいかんともしがたかった。しかし、これでめげないところがこのチームの凄さ。86分、ラームのミスに付け込み左サイド深部への侵入したサブリの放ったグラウンダーのセンタリングにセミフ!ニアに飛び込みタッチしたボールはレーマンの脇を抜いてゴールの中へ消えていった。ボールジャスト1個分のスペースを通したまさにピンポイントボレー。当然狙ってはいるのだろうが、それでも難易度を考えれば奇跡的なゴールと言える。

同点に追いついた時間が時間だけに、また、これまでトルコが演じてきたドラマを考えるとこのまま延長に入るのではないかと思われたが、そこはドイツ。そういった見る側の期待をまったく無視して、この熱戦に終止符を打ってしまう。カズムが負傷したのに気を取られ、トルコの選手達が一瞬止まった、その隙を突いて上がってきたラームがヒッツルスペルダーからのラストパスをニアへ強シュート。これがドイツという国の底力。いや、そうじゃないな。レギュラークラスを怪我と出場停止で9人もに欠いたトルコにこれだけ苦戦したドイツの出来の悪さを指摘すべきであり、トルコの健闘を讃えるべきなのだろう。

それでも勝つところがドイツのドイツたる所以なわけだ。行きそうな予感がする。つまらんのぅ。

追記:のび太がゲスト解説。トルコを見て何を思ったか。あまり体格的にも恵まれず、トップクラスのプレーヤーもいないこのチームが、ドイツ相手に「しっかりつないでサイドから攻める」を徹底し、互角以上の勝負を展開したわけだ。わが国の代表に思い及ばないはずはないだろう。

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June 26, 2008

ファンタジーサッカー08 第14節プレビュー

J再開にあわせ、こちらの方も再開です。今回は我が軍多めの編成。新生チバプールは侮りがたしではありますが、こちらがユーロに現を抜かしている間もトレーニングを重ね熟成を図ってきたチームの成長に期待したい。
最終的にディフェンスをちょっといじるかもしれないけど、とりあえずこんなところで。

GK 西川(大分)
DF 森重(大分)
   青山直(清水)
   中澤聡(G大阪)
   徳永(東京)
MF エメルソン(東京)
   10番(東京)
   二川(G大阪)
   藤本淳(清水)
FW カボレ(東京)C
    バレー(G大阪)
Sub 佐原(東京)

いやしかし、これだけ短期間に大量のゲーム見たのも久しぶりだった。グループリーグの頃はライブで見ていないにもかかわらずちょっと眩暈がしたからね。今日もなぜか4時に目が覚めて、半分寝ながら見ていたわりには得点シーンだけはやけに記憶に残っており、終われば終わったで二度寝して定時に家を出るという、体が完全にユーロ仕様になっておりますがな(感想は別途)。ぼちぼち体と頭をリージョナルに戻さないといけません。
テレビ画面から得られる情報は限られており、たまにいい解説もあるけれど、やっぱり自分の目で見て確かめたいことがたくさんあるので、生じゃないとという思いは改めて強く感じた。(ユーロ08のスタンダードだった)サイドを深くえぐった攻撃と、後方からのリスクを背負った飛び出しがどれだけ出るか。日曜日が楽しみでしょうがない。

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June 25, 2008

日本人はどこまで減るか

Jinkougenshou 日本人はどこまで減るか/古田隆彦

 幻冬舎 ISBN978-4-344-98084-6

少子高齢化社会といわれて久しい。2004年をピークに日本の人口は減少局面に突入した。著者はこの2つの事柄がさも因果関係のようにマスメディアで語られることに不満を持っていて、まずは少子高齢化≠人口減少の誤解を解くことからはじめる。単純に言えば、生まれる数より死んでいく数が上回れば全体数は減少していくという簡単なことであり、そのことは“少子化”とも“高齢化”とも直接的には関係がない。正しく言うなら“少産多死化”である。また、出生率のことをよく言われるが、これもギミックがあり、“率”が上がっても母数となる出産可能な女性が減れば、生まれてくる子供の数は減るのだ。まぁ、そんなことを言ったって日本人が減ってきているのは事実だし、これからも減っていくのは動かしようがない。国立社会保障人口問題研究所が発表した「日本の将来推計人口」によれば、3つの仮説の組み合わせによってシミュレートすると、日本の人口は今世紀末には最低で3770万人まで減少するという(最高でも6407万人)。

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June 24, 2008

ユーロ16日目

スペイン0(PK4-2)0イタリア

腐ってもイタリア。

ポゼッションはスペイン有利も実は全編イタリアペースだった。決定的なシーンもイタリアの方が多かったと思う。スペインはボールを回しながら、イタリアのカウンターを警戒するあまり慎重になりすぎてプレースピードが上がらない。イタリアの完璧な守備ブロックにスペースもない。中から外から出しては入れてみるが最後までイタリアディフェンスは崩れなかった。攻めの部分では相変わらずトニが不発だったが、スペインもトーレス、ビジャがパヌッチ、キエッリーニに完全に押さえ込まれ双方手詰まり。早い段階でイニエスタ、シャビを下げ、カソルラ、セスクで勝負をかけたアラゴネスの思い切った采配も不発と、なんともイタリアのゲームだったわけだ。この際、ガットゥーゾとピルロがいたら、という話は忘れるべきだろう。

考えてみれば、カシージャス(レアル)、ブッフォン(ユーヴェ)という世界的名GKのPK対決が最後に見ることが出来たんだから、それはそれで良かったんじゃないか。それにしてもブッフォン、5人目のセスクのときは絶対止めなきゃって思ったのか早く動きすぎたな。

これで、ベスト4が出揃った。ドイツvsトルコとロシアvsスペイン。トルコとロシアが残るなんて誰も予想してないでしょ。でも、ゲーム的にはこの2チームは面白い。準決勝は2試合ともいいゲームになると思う。ただ、コンディション的にはドイツが一番有利というところが、詰まらんのぅ。

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June 23, 2008

ユーロ15日目

オランダ1-3ロシア

あそこまでいくともうマジックでもなんでもなくて、本当に選手個個がどれだけ勝ちたいかと思うかなんだろうなぁ。その思いの総量が勝負の天秤を動かす。

ロシアは、ファンデルファールトのマークをキッチリさせニステルローイを分断(それでも何度か前を向いてシュートを打ったのは流石)、サエンコを左サイド高めに張り出させジオの動きを封じ込めながら、高い位置からチェックして速攻を許さないゲーム運び。このアグレッシブなロシアに対して、立ち上がりから、何となくオランダが受けている印象だった。実際ロシアは流れの中からチャンスをいくつも作った。その結果ついに56分にはセマク→パブリチェンコのホットラインで先制する。先制され前へ出て行くオランダだったが、攻撃は「個」に頼る単発が多く、効果的なサイドの崩しなど皆無に近い。前掛かりになったところを今度はロシアのカウンター気味の攻撃が効いてくる。グループリーグの意趣返しとも思えるこの展開にオランダディフェンスはたじたじ。それでも、前半から解説があったセットプレーのマークの曖昧さが修正されず、終了間際の86分にFKからファン・ニステルローイにヘッドで同点に追いつかれてしまう。

昨日に続いて延長戦に突入したが、休養十分のはずのオランダの運動量がどんどん落ちていく。ポルトガルもそうだったが、休みが長すぎるのも考え物だな。この短い大会では休みすぎると体が戻ってこないのかもしれない。心技体ともにオランダを上回った延長戦のロシアは、112分、116分と立て続けにオランダゴールを落としいれ、スターひしめく優勝候補に止めを刺した。3点目が決まってから、オランダチームの悲壮感にも似たあきらめ感が画面からヒシヒシ伝わってくる。おそらく、トルコだったらまだ走っていたことだろう。そーゆーことでもある。

グループリーグの時も書いたが、とにかくオランダに先制点を与えなかったということに尽きる。ロシアは常に先手先手だった。オランダというブランドにひるむことなく、自分達のサッカーを信じて最後まで走りきった若いチーム。彼らの力を120%引き出したのは、やはりヒディンクマジックなんだろう。でも、延長戦でもあれだけの運動量を引き出せたのは、他でもない選手達の日々の努力の賜物だ。

ついでに

日本1-0バーレーン

こーゆーゲームを観た後で、終了間際の間の抜けた決勝点を見せられてしまうと、なんともこの雨の中応援に埼玉くんだりまで行った人たちを気の毒に思ってしまうよ。5万以上入ったらしいが、おそらくこのユーロの影響もあると思う。熱い戦いを連日連夜見せられて、オラが国の代表に対する渇望感が高まったことは想像に難くない。エンターテイメントを見せろとは言わない。選手達は一生懸命やっていたと思う。でも、ミスしてチャンスは潰すしピンチは招く。終盤巻が入り釣男が前線に張ったのにロングボールが入らないのもおかしいし、それが終了5分前というのもおかしな話だ。レギュラー落ちのバーレーンにこんなゲームしか出来ない代表の現在位置はしっかり確認した方がいい。ユーロはその意味でも見る価値があるのだ。

(東京は別次元)

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June 22, 2008

ユーロ14日目

トルコ1(PK3-1)1クロアチア

まさに“ミラクルターキー”。しかし、トルコは奇跡を起こすにふさわしい対価としての努力と犠牲を支払った。それなくして奇跡は起こらないのだ。

全体的にクロアチア主導でゲームは進んでいった。前半18分にはモドリッチからのラストパスにオリッチが吹かしてしまいクロスバー。後半立ち上がりにも2つのチャンス。運動量が落ち始めた70分にもラキティッチ、72分オリッチ、82分スルナ、89分オリッチと、90分で終わらせるチャンスがいくらでもあったにもかかわらず決め切れなかった。こうなると、延長戦はトルコが息を吹き返し攻めに出る。それでも決定的というところまではいかなかった。そして、延長戦も終わろうかという119分、それまで好守のリュストゥが間が差したようにルーズボールを追いかけてゴールマウスを空にしてしまう。彼より速くボールにたどり着いたモドリッチがセンタリングするとゴール前のクラスニッチがヘッドで無人のゴールに流し込む。

この時点で誰もが決着と思ったはずだ。しかし、ロスタイム、クロアチアが時間稼ぎの選手交代を準備し終わったその時、自陣FKをすばやくリュストゥが前線へフィード。落下地点に両軍入り乱れて競り合うが、こぼれたボールは途中出場のセミフの足元に。シュートはDFをかすめてゴール左上に吸い込まれていった。そして笛。

もう気持ちの部分でトルコは勝利者だった。その後のPK戦はその心理状態を如実に表すものとなった。決定機の数からしてクロアチアが勝ち進むにふさわしいゲームだった。しかし、そうはならなかった。この手の大会は、上手いだけ強いだけでは生き残れないのだ。最後まであきらめない気持ち、すべてを出し切る覚悟が求められている。前線で献身的に走り回ったニハトが右ハムストを痛めてしまった時、ベンチに向かって“やっちまったよ”とベンチに向かって哀しげに微笑んでいたのが凄く印象的だった。4日後、数名の主戦を欠いたまま、巨人ドイツと初の決勝進出をかけて激突する。

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June 21, 2008

ユーロ13日目

ポルトガル2-3ドイツ

スタメン休養十分のポルトガルに対し、中2日で臨むドイツ。ポルトガルの技術対ドイツのフィジカル。言い換えれば柔と剛。心情的に「柔」に勝って欲しいと思うのは日本人としての性なのかもしれない。しかし、そんなロマンチシズムはドイツのリアリズムの前にもろくも崩れ去る。

確かに先制点はビューティフルだった。電光石火のサイド攻撃は、ドイツもこんな芸当が出来るのかと思った。しかし、ドイツの3得点中2得点がセットプレーのヘディングゴール。3点目はバラックの“技あり”だったが、結局高さを活かした得点だったことに違いはない。ポルトガルはロナウドがやっと前を向けたところで決定機を作った。相手DFとの入れ違う駆け引きが絶妙。ヌノ・ゴメスもこぼれ玉にすぐ反応して反転シュートを決めるなど、彼らの技術の高さを証明して見せた。2-1として後半に希望を繋いだが、バラックに3点目を取られ、ドイツの運動量が落ちてからの猛攻も、1点を返すのが精一杯だった。

繋ぐところは繋ぐし、行くべきところはいくし、押さえるべきところは押さえる。特にエリアへの侵入を容易に許さないというのはドイツ守備陣の強さだろうな。サッカーの勘所をキッチリ押さえた手堅いドイツサッカーの面目躍如といったところか。観ていてワクワク感がない。何となくつまらんね。

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June 20, 2008

ユーロ12日目

またやっちゃいましたよ。同時刻キックオフなので、WOWWOWは2チャンネル使うわけです。レコーダーの方が同時録画は対応していないので、どちらかを再放送にしているのですが、なぜか両方ともギリシャvsスペインでした。orz このグループはスウェーデンvsロシアの方が見たかったのに。ヒディンクマジック見たかったなぁ。

ギリシャ1-2スペイン

前回王者の意地が勝つかという親善試合。スペインはスタメン10人を変えてきた。みな代表歴が浅く、しかも、70年代生まれはファニートただ一人。42分にギリシャがセットプレーから先制点を上げ、前回大会のように守って終わりと思いきや、61分にデラレッドの目の覚めるような弾丸ライナーシュート、終了間際の88分にはグイサがヘッドで決め、あっさり逆転してみせる。この層の厚み。カードトラブルも怖くない。

スペインはイタリアを苦手にしているようだけど、これなら全然大丈夫ですよ。

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June 19, 2008

ユーロ11日目

フランス0-2イタリア

何をやっても上手く行かないときはこんなもんでしょう。ただ、今日のフランスの敗因は、この期に及んでバックラインをいじくったドメネクの失策だわな。リベリの負傷退場は想定外だっただろうが、急造のCBコンビは不安定で、結局25分にアビダルがトニを捕まえ切れずにエリア内で後ろから倒してしまう。レッドが適切な判定だったかどうかは分からない。10対11でも勝つことはよくあることだ。それでも、点を与えた相手が相手だけに、勝たなければならないフランスにとっては相当重い1点になった。

案の定、先制してからイタリアは無理をしてこない。それでもチャンスは何度かあるのだが、とにかくトニが外しまくる。イタリアのやる気が急に失せてしまう。そんな62分、フランスゴール前のFKをデロッシがシュートすると、壁に入ったアンリが足に引っ掛けてコースを変えてしまい、GKの逆を突いてゴールイン。決定的とも思われる2点目が入る。弱り目に祟り目。イタリアの守備も結構ユルユルなのだが、フランスも攻めきれず、おされブッフォンのファインセーブもあり、このまま終戦となる。ガチバトルを期待してたのにさっぱり肩透かしだよ。これをイタリアのリアリズムと見るか、単なる怠け者と見るか。少なくともこのゲームから緊迫感、緊張感は感じられなかったな。

まぁ、何とかトーナメント進出を決めたイタリアだが、緩い守備にチャンスを外しまくるエース、さらにピルロ、ガットゥーゾがイエロー2枚で出場停止ときたもんだ。これでどうやってスペインに勝てるって言うんだい?

オランダ2-0ルーマニア

ファン・バステンは大胆にもスタメンを9人入れ替えてきたが、守ってカウンターを狙うしかないルーマニアに対して、圧倒的なポゼッションで押さえ込み、カウンターの隙を与えない。イタリアがフランスをリードしているという知らせがもたらされると、ルーマニアとしては勝ちにいかなければならなくなり、後半立ち上がりから前へ出てくる。こうなるとオランダの思う壺だ。54分右サイドからのクロスをフンテラールが中央でプッシュ。終了間際87分には同じく右サイドからのクロスをファーのファン・ペルシがDFを一人交わしてシュート。ルーマニアに止めを刺した。ルーマニアも攻撃の姿勢を見せ、いくつかのチャンスを迎えたが決定力不足。引き分け狙いのゲームは出来るだろうが、実力が上回るチームに勝ちきる力まではなかったようだ。

ところで、このゲームにおけるオランダのスタメンに1970年代生まれの選手は僅か3人しかいない(↑のフランスのスタメンには6人、イタリアは8人。ロッベンはあれで24歳なんだよね)。圧倒的に若いが、技術と才能に恵まれたグループだ。チームとしての一体感といい、かつてのお家騒動当たり前のオランダの姿は影も形もない。いつもはどこかで空中分解するのだが、この大会は最後まで猛威を振るいそうだ。

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June 18, 2008

ユーロ10日目

ポーランド0-1クロアチア

まぁ、気が向いたら見るということで。

オーストリア0-1ドイツ

決勝トーナメント進出に一縷の望みを賭け、背水の陣で挑んできたホスト国オーストリア。3-4-3(3-3-1-3)のシステムがその覚悟の程を語っている。対するドイツは4-4-2でこれまでと変わらずいつもどおり。しかし、実際のところは、奪われた後の戻りが早く、失点したくない意識が強く感じられた(引き分けでOK)。ドイツもそれなりにプレッシャーを感じていたのだろう。勝利でしか勝ち残れないオーストリアが頑張って前へ出てきたため、それなりの打ち合いになり、ゲームとしてはポジティブに拮抗した。4分のマリオ・ゴメスの決定的シーンを含め、ドイツの方がやや優勢で進んでいく。そして後半、49分、バラックのおそらく今大会初のFKからの直接ゴールが生まれてリードすると、後は注文通りのゲーム運び。4-2-3-1にシフトし中盤の支配力を上げセイフティモード突入。決定力がないオーストリアはもう打つ手がなかった。これで、ドイツは二抜け。準々決勝はポルトガルと対戦することになった。監督が熱くなりすぎるようじゃ、違うところで足元をすくわれそうだな。

で、肝心のグループCはこういうことになっているそうです。

フランス対イタリア戦が0-0で終わった場合、ルーマニアは2点差以内、3点差でも0-3以外の負けであれば突破が決まる。イタリアとは直接対決の成績で並ぶが、得失点差(3点差で敗れた場合は総得点)で上回る。しかし4点差以上で敗れ、もう1試合が0-0で終わった場合は、得失点差でルーマニアを上回るイタリアが通過する。ルーマニアが0-3で敗れ、もう1試合が0-0で終わった場合は、予選ランキングポイントによる決着となり、2.364ポイントのイタリアが2.250ポイントのルーマニアを抑えて準々決勝に進出する。

フランスはもう勝つしかないようです。数時間後には結論が出ます。

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June 17, 2008

ユーロ9日目

トルコ3-2チェコ

いやー、凄いもん見ちゃったな。上手の手から水が漏れるとはこのことか。2-0はやっぱり魔のスコアだったよ。

このゲーム、全く同じ条件のため、引き分けるとグループリーグ初のPK戦での順位決定が予定されていた。チェコはPKの練習をし、トルコは90分で決める決意を表すためにPK練習はしなかったという。トルコはこの50年間一度もチェコに勝ったことがない。メンバーの平均身長も随分と差がある。戦前の予想はチェコ有利も動かないところだったと思う。しかし、そんな過去の戦績や身体差なんて関係ない。最後まであきらめないということを身をもってトルコイレブンは示してくれた。

70分のチェコの3点目の決定機がポストに阻まれた。これがトルコ反攻の合図だったように思う。この辺からチェコの運動量がガクッと落ち、明らかに守りの意識が前へ出てくる。トルコは左右サイドからフックの連打のようにチェコゴールを襲う。チェコの高さがあってなかなか攻略することが出来なかったが、ついに右からのグラウンダーのクロスがマイナスに左まで抜けると、そこに待っていたアルダがダイレクトシュート。チェフの指先をかすめて左隅に決まり2-1。そこからはまさに猛攻。チェコは押し戻すことが出来ず5バックで対応するが、ついに根負けしたかのように、名手チェフが右サイドのセンタリングをハンブル。落としたボールにニハトがすばやく反応し無人のゴールに押し込み同点!! 2点差を追いつかれた方は精神的なダメージが大きい。何とか返そうとするチェコだったが、逆に終了間際オフサイドトラップの掛け損ないにニハトが再び抜け出し、ここしかないという右上隅にインサイドで放り込む。ついに逆転!!! あとはロスタイム4分を守りきるだけになったが、なんとここでGKのヴォルカンがラフプレーで一発退場。後退枠を使い切っていたトルコはトゥンジャイをGKに立てて10人で守る。しかし、チェコの命運もここまでだった。奇跡の大逆転劇。体格差や選手のネームバリューなんて関係ない。最後まであきらめない強い気持ちがあれば、サッカーの神様をも動かすことが出来るのだろう。ちょっと感動。このゲームのMVPはニハトだが、トゥンジャイもいい選手だな。

スイス2-0ポルトガル

フェリポンはスタメン8人を入れ替えてクルージングモード。控え中心だからといって勝ちを捨てているわけではない。ピッチに立つ選手達は、この先のために(自分のために)必至にプレーするだろうし、勝利を目指すだろう。しかし、始まってみるとどうにもリズムが悪い、ぎこちない(個個が持ちすぎのような気がしたのだが)。スイスにもいい形を作られ、チームとして機能していないような印象。せっかくの決定機もナニやポスティガが決められない。

後半は、スイスの方が攻勢でサイドからいい形を何度も作り、71分にハカン・ヤキンがトラップの網を潜り抜けてリカルドの股を抜いてゴール。さらに83分にPKと2得点。エースの活躍でユーロ勝利を収める。サブメンバー中心とはいえ優勝候補相手に2-0の完勝。大会をいい形で終えることが出来た地元サポーターも溜飲を下げたことだろう。

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June 16, 2008

ユーロ8日目

スウェーデン1-2スペイン

ビジャKYすぎwww。75分あたりから、ピッチ上もスタジアムも何となく予定調和的なマッタリ感が漂い始めてたのに、ロスタイムでぶち壊し。スウェーデンサポは凍ってたな。スウェーデンは、トーレスに先制されても慌てず騒がずで、イブラヒモビッチのこれぞCFという強さを発揮したゴールで同点に追いついても、なんかペースは上がっていかなかった。スペインはこれでグループリーグ突破。このままの調子でトーナメントも勝ち進んで欲しいぞ。

ギリシャ0-1ロシア

ギリシャの方が瀬戸際で、負けると敗退が決定する。だから、守り+セットプレーのイメージとは程遠く、ラインをコンパクトにして攻守の切り替えも早くしてロシアゴールを目指す。ロシアも若いチームだが、先日のスペイン戦で得られたこともあるのだろう。ギリシャの攻めに対し果敢に挑んでいく。なかなか見ごたえのある一戦となった。ただ、両チームとも一線級のプレーヤーを抱えていないため、プレー全体がどことなく拙い感じがするのだ。まるでJのゲームを観ているかのようにせわしない。拙い同士が攻撃せざるを得ない状況に追い込まれていくところが非常に面白かった。決勝点はギリシャGKがのこのこクロスボールを追いかけていってしまいゴールを空にしたため。拙いねぇ。

ロスタイムにロシアにカウンターのチャンスがあった。一流と呼ばれるストライカーは、あそこで吹かすことはない。一流国はそこでしっかり駄目を押して相手の戦意を殺いでしまうのだ。この若さだけがとりえの拙いチームをヒディンクはどのように導いていくのだろうか。よほどのプランがない限りスウェーデンの黄色い壁を打ち破ることは難しい。

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June 15, 2008

ユーロ7日目

今日も飲んで帰る。昨夜の再現。ただ、なぜか明け方4時に目が覚め2試合目の後半をライブで観る。頭が朦朧としている。

イタリア1-1ルーマニア

踏んだり蹴ったりのイタリア。これだけ実力差があるのになぜこのスコアになるのか、サッカーは不思議だ。デル・ピエロがスパイスになって、ありとあらゆるアイディアが試されたが、ルーマニアのゴールは遠かった。イタリアってこんなにFW欠乏してたっけか。トニと心中するほどタレントに不自由しているとは思えないんだがなぁ。確かにルーマニアの方もロボンツという発見を中心に構築されたディフェンスは最後まで集中が切れなかった(エアポケットのような56分の点を除いて)。決めることが出来なければ相当の苦難が降りかかるのはサッカーの常。なんだかわからないPKも神の采配だな。それにしてもブッフォン、スカーフがお洒落。自らが神となってアズーリの未来を救う。やっぱり、ルーマニアがキーになりましたね、このグループは。

オランダ4-1フランス

もう笑うしかないですよね、この結果は。いや、フランスが負けたということではなく、最終節の舞台をイコールイーブンにするために4点目が入ったとしか思えませんもの。まぁ、よくわかったことはオランダに先制点を与えてはいけないということでしょう。うかつに前へ出れば強力なカウンターの餌食になるということです。まさにオレンジ地獄。唯一の失点は、右サイドからのクロスをアンリがほんのちょっとさわって角度を変えた超精密シュート。あれはアンリならではというゴールだったけど、オランダのディフェンスも隙がないわけじゃない。特に後半入ってからのアンリが抜け出しGKと1対1になった場面なんかみるとやりようはある。ただ、あのループショットは決めないとねぇ…。 “普通のアンリ”だったら決めそうなもんだったけどなぁ。

さて、これで最終節のフランスvsイタリアはガチです。現時点でルーマニアの後塵を拝してはいますが、よもや両チームとも残らないということはないでしょう。グループA同様壮絶な戦いになるでしょうね。フランスもイタリアも世代交代が進んでおらず、相変わらずベテラン頼みの編成。他方オランダは20代前半の選手が多く、これはポルトガル、スペインも同様の傾向。チームの勢いの差は案外こんなところに起因しているのかもしれないと思うのでありました。

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June 14, 2008

ユーロ6日目

会社の飲み会があり、霞ヶ丘はパス。

ちょいと飲みすぎで急いで帰ってテレビの前に。

気がついたらドイツは負けてました。今大会ドイツとは縁が薄いなぁ。で、録画で観戦。

クロアチア2-1ドイツ

ドイツのサッカーは面白くもなんともない。正確だし正攻法だし驚きがない。対するクロアチアも面白いサッカーではない。ただ、ほんの一二歩ドイツよりも動き出しが早かったのかな。先制点も泥臭かったし、2点目もキッチリ詰めていったご褒美みたいなものだ(オフサイドラインのコントロールミスというのもあるが)。クラニツァールが前半2回の決定機を外し、神様の怒りを買うのかと思いきや、後半クロスがポストに跳ね返りオリッチの前に転がってくる。神様は本当に気まぐれだ。このドイツに与えられた試練は優勝のためのものか、それともただの嫌がらせか。これでドイツが優勝してしまったら、それはサッカーの後退を意味するぐらい問題なことかもしれない。

オーストリア1-1ポーランド

ポーランドの最終ラインのコントロールが雑で、あれだけのチャンスを貰いながら決めることが出来ないホスト国は実際情けがない。失点も、自陣ボックスにはGKも含めて6人ぐらいいたのに相手はたった2人。完全に木偶の坊。後半ポーランドが息を吹き返し、最後はお情けと取られても仕方がないようなPKで追いつくようではねぇ。決定力がないと、欧州でもこんなグダグダなゲームになる。

このクラスであれば日本代表でも何とかなるかもしれない?

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ユーロ5日目

チェコ1-3ポルトガル
チェコはバロシュのワントップ。スイス戦よりははるかに出来がいいが、バロシュに負荷かかりすぎではないか。結局流れの中からは得点することができなかった。ポルトガルのディフェンスもそれほど頑強ではなく、いくつか隙は見せたはずだがそこに付け込めなかったのがチェコの限界を表しているように思う(2列目のタレントの差かなぁ)。ゲーム序盤、ポルトガルは中央からの崩しでデコが押し込んで先制するも、すぐにCKをシオンコに決められ、その後は一進一退。特にサイドに蓋をされて効果的な攻めが組み立てられなかった。しかし、遅攻からでも中央からでも崩せる強みがこのチームにはある。63分の決勝点はまさに今大会のポルトガルを象徴していた。ロナウドのダイレクトシュートはすごかったが、その前のデコのラストパスもそのタイミングの図り方がまた絶妙だった。たった1本のパスでゴールを陥れる才能。組織+αの輝き。

終盤、チェコは別のところが輝いているコレル(オイラ的には「ヤン・コラー」の方がしっくりくるのだが)を投入して何とか追いつこうとしたが、フェリポンも上背のあるF・メイラを当てて自由にさせず、ロスタイムにはおまけの3点目が入る。チェコの出来が悪い、ということでは絶対ない。ポルトガルが強すぎるのだ。

スイス1-2トルコ

前半、豪雨によるピッチコンディションの悪化はホスト国に味方した。しかし、先制点直後と83分のカウンターの2度の決定機を決めることが出来なかったことがすべてだった。後半ピッチが乾いてくると、トルコのパスサッカーが息を吹き返し、最後はDFにあたってコースが上へ変わったシュートがGKの頭上を越えていく。勝利の女神が見放した瞬間だった。

ホスト国スイスはこれでグループリーグ敗退が決定。フレイを怪我で欠いたのが一番痛かった。さてさてさて、グループA最終節は2抜けの座をめぐってチェコとトルコが激突。得失点もまったく同じなのでまさに死闘が繰り広げられるでしょう。これは見逃せません。

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June 12, 2008

映画評論家という職業

水野晴郎さんがお亡くなりになった。ご冥福をお祈りいたします。
映画ってほんとにいいものですね」が決め台詞で、彼自身の映画に対する思いが伝わってくる解説だった。

最近、局側が意図的なのかどうかはわからないが、映画を紹介する水先案内人のようなキャラクターがいなくなってしまっているのがちょっと寂しい。いわゆる映画評論家というものも、その存在感は希薄化している。ネット上では無数の映画評が素人玄人入り乱れて飛び交い、評論の視点を確保することすら難しくなっている。“裏話”もちょっと調べれば出てきてしまう世の中だ。評論だけでは食えないというのが実際なんだろう。

映画産業自体は一時の低迷期を抜け出たような感じがするが、一方で、長く語り継がれるべき作品は減っているようにも思う。消費の対象としてのコンテンツのひとつでしかなくなってきているのかもしれない。映画とテレビドラマの垣根が崩れ、さらに漫画やアニメとの垣根も崩れ始めている今、タイムラグなくリリースされるDVDを高画質のまま大画面で家庭でも見ることができる今、あえて映画、あえて映画館というこだわりは、製作者側ではない観客としてどこで保っていけるのだろうか。そこを勇気付けてくれるのがこの時代における映画評論家の価値-存在意義なのではないかと思うのだ。

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ユーロ4日目

スペイン4-1ロシア
ラウルを外し若手中心のチームへ切り替わった無敵艦隊に知将ヒディンクがいかに挑むかが焦点のグループD初戦。立ち上がりはともに4-1-3-2の攻撃的布陣をとりながら、双方高い位置でのボール奪取から速い攻めを志向しているように見えた。最初は、スペインが足元ばかりだったので狙われやすく、ロシアにもそれなりにチャンスはあった-特にサイドからの切り崩しは効果的だった-が、いかんせんタレント含めてチーム力には明らかな差があった。スペインの前半の2点はいずれもカウンターからビジャが決めたもの。ビジャは後半にも疲れ切ったロシアDFをあざ笑うかのような切り替えしからゴールを決めてハットトリック完成。ロスタイムには交代で入ったセスクがほぼオフサイドながら4点目を決めて収穫祭を締めくくった。

3日目のオランダの2点目3点目といい、やはりこのクラスになると完全な遅攻から崩しきるのは難しい。でも、後半ロシアの足が止まってから見せたスペインの攻撃はラブリーだったな。プレッシャーを受けてもあわてることなく、ほとんどダイレクトで選手を結んでいく、まさに糸を引くようなパスの軌跡の美しさ。フィニッシュまでは行かなかったが、ハーフウェー手前からピッチの幅一杯使いながらパスをつないでゴール前までたどり着いたあの一連の動きは、おそらく今季の東京の理想とする形でもある。いや、それにしてもスペインの前線は強力だよ。最終ラインがちょっと心もとないが、そこはカシージャスがしっかり締めているから。ついに万年優勝候補の候補が外れるときが来たかな?

一方のロシア、ヒディンクマジックは最後まで出現しなかった。それ以前に、CBがあまりに薄らトンカチどもで、“門”の間からビジャやトーレスに何度も裏を狙われて何の対応もできなかった。あれでは4バックは無理だろう。攻撃面では、最後CKから意地のゴールを奪い、サイドや高さに光明を見出せただけに、守備の修正が次節ギリシャ戦に向けての課題になる。おそらくスペイン戦は捨ててかかってただろうから、2位抜けに向けて、これからがヒディンクの勝負というわけだ。

ギリシャ0-2スウェーデン

前回優勝チームは当時のメンバーが8人も残っている。システムは5-4-1。守備的組織とセットプレーは健在。対するスウェーデンは36歳のH・ラーションが代表復帰。イブラヒモヴィッチの調子が上がらない状況だけに彼の経験がどこまで活かされるかが注目された。結果的に、ラーションの献身的なプレーがイブラヒモヴィッチのゴールを呼び込んだと言える。

前半は、スウェーデンが攻めている印象があったが決定機はほとんど作れず、ギリシャにはいくつか得点の可能性を感じさせるプレーがあり、どちらかといえばギリシャペース。ただ、スウェーデンも攻守の切り替えを早くし、中盤のチェックも一定のラインからは厳しく行ったため、ギリシャはカウンターを発動させることができなかった。こうなると膠着状態。何となくこのままのバランスで終わりそうな予感もしたのだが。

66分にイブラヒモヴィッチのゴールが決まるとギリシャは出て行かざるを得ない。しかし、リトリートされると打開策に乏しいのも事実。組織としての強さはあるが、選手一人一人のアビリティは限界がある。組織的守備を突破する力があるかないか、それは現代サッカーにおいて重要な問題なのではないか。ギリシャの手の内はすでに読まれている。組織の上にどんなプラスアルファを乗せる事が出来るか。これは、出場しているチーム総てに共通する課題なのではないだろうか。スウェーデンはあまり高さを強調した攻めが少なかったのが気になった。てっきりストロングポイントだと思っていたのだが、クロッサーの問題なのか知らん。

さて、これで参加国すべて一巡したわけだけど、この段階では、ポルトガルとスペインが抜けているかなという印象。オランダは結果的に3-0になったが先制されたらどうなっていたか分からないという意味も含めて保留。ドイツも見てないので保留。ただ、この4チームがかなりの確率でトーナメントに残ってくるのではないだろうか。期待していたチェコ、ロシア、クロアチアとも今一。スウェーデン、ギリシャ、オーストリアはそこそこやりそうな感じがする。イタリアとフランスという意味ではイタリアかな。もう少し波乱があってもいいと思う。

まだ4日目ですが、もう辛くなってきてます。

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June 11, 2008

ユーロ3日目

ルーマニア0-0フランス
死のグループといわれるC組。一般常識的にはフランス、イタリア、オランダの三すくみであり、ルーマニアはアウトサイダーだ。しかし、このゲームを見てしまうと予選突破の鍵は、実はルーマニアにあるのではないかと思ってしまう。完全にリトリートしたルーマニアにフランスは攻めあぐねた。スペースがない。サイドから行っても高さのあるCBに跳ね返される。リベリが突破を図ろうとしても、黄色いユニフォームがわらわらとその行く手を塞いでしまう。プレスをかけてくるわけでもなく、持てるものだから勢いゲームのペースは落ちていき、マッタリとした空気が両チームに流れ始める。おかげで、見ているこちらの瞼も重くなってきてしまった。たまにルーマニアがカウンターを仕掛けるものの、得点の臭いはしてこない。たいした見所もなくスコアレスドロー。この結果は、フランスとしては不本意だったに違いない。しかし、ゲームをペースアップできなかったのは、自分たちの責任でもある。アンリが控えに回っていたが、彼がスタメンで出ていたとしても状況は変わらなかったのではないだろうか。

オランダ3-0イタリア
この30年間、オランダはイタリアに勝っていなかったそうだ。言われてみると意外な気もするが、リアリズムが支配するサッカーにおいて何よりも守備が優先されるということの表れなのかもしれない。しかし、このゲームにおいて状況は一変する。オランダのDNAシステムともいえる4-3-3システムをイタリアが採用してきたのだ。心臓部の3にはミランのユニットをそのままはめ込み、攻撃の意思を示してきた。対するオランダは4-2-3-1。ニステルローイをワントップにこちらもサイド重視のフォーメーション。言わずもがな、システムからして“ガチ”である。そして、実際のゲームもスピーディでタフなものになった。流し気味のレフェリングも手伝って、ボール際は激しく、攻守の切替もめまぐるしい。双方中盤からタイトなプレッシャーを掛け合いながら、その中をワンタッチトゥータッチでボールを前へ運んでいく、相当レベルの高いサッカーが展開されていく(朝方、早回しで見ただけなのでもう一度じっくり見たいところ)。しかし、そのポジティブな均衡は微妙な一撃で崩されてしまう。オランダのFKをブッフォンがはじき、そのこぼれ玉を再びオランダがキープ。そこに、後ろから走りこんできたスナイデルが強烈なグラウンダーのミドルシュートを放つと、あっという間にゴールに突き刺さった。ところが、実はゴールの直前ニステルローイが右足で軌道を変えており、彼はオフサイドポジションにいたため、本当ならばノーゴールだった。しかし、審判団はゴールと認定。速すぎて見えなかったのだ。これは仕方がないが、イタリアにとっては不運としか言いようがなかった。
リードを許し、点をとりに行かざるを得なくなったイタリアはなおも攻め立てるがフィニッシュが決まらない。気持ちが前がかったその時、あっさりカウンターで2点目を失ってしまう。しかもたった3本のパスで。オランダはその後もリアクション気味に構えたものの、隙あらば追加点という姿勢で対応(3点目もカウンター気味)。最後までイタリアにゴールを許さなかった。守備ではファンデルサールが絶好調で、イタリアのお株を奪うカテナチオぶりを発揮した。オランダの攻守のバランスがすごくいい。対するイタリアもデル・ピエロが入ってから攻撃のリズムに変化が出たが、トニ一人に責務を負わせるのはかわいそうだった。むしろ、2列目の動きの質に問題があったのではないだろうか。
さて、いきなり厳しい立場に追い込まれたイタリアだが、フランスがルーマニアと引き分けたことでまだ何とかなる。先に書いたとおり、次節ルーマニア戦をどう戦うかが大きなポイントになるだろう。オランダ以上に引きこもる相手からどうやって点を奪い取るのか。見ものです。

※追記 ニステルローイのゴールがオンサイドだったという解釈が正式に発表された。確かにパヌッチがエンドラインの外側に転がって出てたわな。負傷などで外に出ることはあるが、レフェリーがそれを認めてなければアクティブな状態として考えるべきというのはそういうことだろう。できれば、そのときにパシッと解説が加われば「流石」ということになったんだが、まぁ、そんなレベルを地上波に期待すること自体間違ってるか。(ドイツ戦のこともあったので、このゲームについては保険のために地上波録画で対応)

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June 10, 2008

ユーロ2日目

オーストリア0-1クロアチア

グループBは本命ドイツの2番手争いが熾烈。勝った方が俄然有利にグループリーグを進めることができる。しかし、もうひとつのホストカントリーは母国の期待が大きすぎるのか緊張して普段どおりのプレーができない感じ。気合が入りすぎてゲーム早々にPKを献上してしまう。前半の終わりごろから徐々に持ち直し、後半スタートからはかなり動けるようになると、互角以上の戦いを展開。さらに、60分にヴァスティッチが投入されると場内割れんばかりの大歓声。名古屋時代はいまいちパッとしなかったが、もうすぐ39歳になるというのに、今季はLASKリンツの中盤でプレーし17ゴールを決めているそうだ。言ってみればオーストリア版ゴンorカズといった感じかな。前半飛ばしすぎてガス欠になったクロアチアがカウンター狙いにシフトしてからは嵩にかかってクロアチアを攻め立てたが、結局ゴールを割ることができなかった。あのPKはもったいなかったな。対照的な前後半だった。

クロアチアは、前線の2人のファースト・ディフェンスがすばらしく、立ち上がりはオーストリアにゲームをまったく作らせなかった。ピクシー一押しのモドリッチは小柄ながらファンタジスタの香りを漂わせていたが、衝撃的というほどではない。今大会でどこまで化けるか楽しみだ。クロアチアというと“東欧のブラジル”と言われるほどテクニックに優れたイメージがあるが、今大会はハードワークを身上にしたどちらかといえば泥臭いチームではないだろうか。いずれにしろ、この1勝で勝ち抜けに大きく前進したことには違いない。

ドイツ2‐0ポーランド

上手く録画ができずデータが残ってなかった。5時半ごろ一度目が覚めて、後半20分過ぎからボーと見ていたらいつの間にかまた寝ていて、2‐0のスコアと宮沢ミッシェルの声だけが記憶に残っている。まぁ、このグループはドイツ一抜けは鉄板でしょう。

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June 09, 2008

緑2-4東京

相手は勝ったって何したって決勝トーナメントに残れるわけでもなく、ダービーといってもあちらさん的にはそれほど盛り上がる要素もなく、とりあえず出場給もらえればいいかなぐらいのモチベーションだったはずで、およそそんな相手には気持ちで負けるはずがない。

1-2になった時点で今日は殴り合いかなと思ったが、まさか平山がハット決めるとは思わなかった。ただ、相手がなめてたのか知らんが、あの緩いマークなら決めてしかるべし。2点目もほとんどカボレのお膳立てだし、手放しでは喜べない。あれぐらいやって当然と思わせるぐらいやらなきゃ北京なんか夢のまた夢だ。

で、北京の10番はなかなか地味ながらよかったんではないかな。ブラジルトリオの“縦”と10番の“タメと横”がいい感じで融合していた。よくボールに触っていたし。トゥーロンでなんかいいものでも貰ってきたのかな。

[お願い]

居残りチャントが気に入らなかったのか、負け犬が言いがかりをつけに来てたみたいだけど、良識ある東京サポーターの皆様、負け犬には構わず放っておきましょう。何かあって迷惑がかかるのはチームです。ピッチで俺らのために頑張ってくれている選手達です。負け犬は捨て置きましょう。

※追記 けが人が出てたらしい。お見舞い申し上げます。そもそも当事者は“前科”があるらしく、クラブとしてきっちりけじめをつけて欲しいですね。

※追記の追記 向こうから襲ってきたときは、専守防衛、迎撃するしかないのかなぁ。アキバの惨劇と妙に重なっちゃってね。刃物だったら逃げるしかないですよね。それにしても、人の命って… ご冥福をお祈りいたします。

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ユーロ開幕

いよいよ開幕しました、ブラジル、アルゼンチン抜きのW杯。本ちゃんのW杯でもなかなか実現しないカードも目白押し。最近リーガをご無沙汰してしまったんで、ここでWOWWOWの元を取らんでいつ取るんだ、という勢いで見ようとは思うのですが、平日深夜に2試合はさすがに体力的にもきつく、2試合目は録画対応で乗り切ろうと思っとりますです。

で、早速昨日の開幕2ゲームの感想。

スイス0-1チェコ

ホームの大歓声に後押しされて敢闘していたが、やはり地力の差はいかんともしがたく、全体的にはチェコのゲームだった。ただ、チェコもそれほど強いという印象はなく、やけにコラーが目立っていたぐらいであまり見所もなし。開幕戦ということもあるのか、両チームとも硬かった。決勝点は、クリアしてラインを上げたところ、セカンドボールを絶妙のタイミングでラインの裏に放り込まれた、ミスといえばミス。レベルが高いサッカーにおいて、この手のミスは致命傷。神経戦のDFは相当なプレッシャーだろうな。

ポルトガル2-0トルコ

前評判で優勝候補筆頭に上がってくるのも納得の一戦。C・ロナウドを中心に高い攻撃力を誇る。ただ、このチームは決してロナウドのチームではない。実際先制点は、相手陣に押し込んで、クリアボールを拾ったCBのぺぺがドリブルでそのまま持ち上がり、ヌノ・ゴメスとのワントゥーで抜け出して決めたもの。2点目はカウンターで、ロナウドが放り込んだアーリークロスをモウチーニョが上手く体を入れ替えてキープし、後方から上がってきたメイレレスにラストパス。チーム全体に攻撃のダイナミズムが浸透している感じがする。フェリポン・ラストバトルだけに、前回準優勝の借りを返す意味でも決勝まで残りそうだ。

とにかく2試合とも共通して言えることだが、勝敗はサイドの攻防が鍵を握っている。スイスも、つたないながらロングボールをサイドの裏へ放り込んでいたし、最先端サッカーの正に見本市が展開されている。ポルトガルもキーマンはC・ロナウドとシモンの両サイドだが、特異な点はドリブルで仕掛けるられるというところだろう。数的優位を作れなければ1対1で勝つことが要求される。また、自分で持ち込むことで新しいスペースを作ることもできる。ポゼッションを志向するチームにおいてはドリブラーは必要不可欠の才能といえる。だから、ナオにはまだまだ期待したいのだよ。

うーん、勉強になるなぁ。

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June 08, 2008

オマーン代表1-1日本代表

コロコロPK炸裂ぅ。大久保やっちゃったぁ(リスクを内在している奴はホントに気をつけないといかんな。)。でも全体的にグダグダな一戦。30度以上の中でサッカーなんかやっちゃいかんな。とはいえ、みんなよく走ってた。

最後はフィジカルの差は歴然だったわけで、勝ちに行くんならもっと先手先手でいかないと。こんな時こそ、長友がいればなぁ、と思うのでありました。

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June 07, 2008

ひつまぶし巻

ひつまぶし巻
久しぶりに名古屋出張。押さえてた帰りの新幹線の時間が中途半端で、仕方なしに寂しく車中でビール。つまみ代わりにと思って初めて買ったのだが、巻ものなのに一端のひつまぶしの食べ方ができるようになっている。異様に緑色のわさびと抹茶の粉末つき。わさびはグー。抹茶は試さなかった。お茶漬けがわりなんだろうけど、ないかな。

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June 05, 2008

ミスト

スティーブン・キング原作のパニック・ホラー。鑑賞後は正直言って気分のいいものではない。小説ならば自分のペースでセーブできるし、嫌になれば読むのを止めることもできるが、映画となるとそうはいかない。強烈な映像がノンストップで襲ってくる。しかもその映像は“ひとつの解釈”として受け止めざるを得ないのだ。テーマとして「死」を扱っているだけに、これはきつい。たとえば、『ミリオン・ダラー・ベイビー』のように“個の尊厳”をよりどころとしていないために、映画オリジナルのエンディングはその解釈をめぐり賛否両論起こったのも無理はないように思う。いずれにしても重い作品だ。(R15指定)(以下ネタバレ)

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June 04, 2008

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0%
ついになくなってしまいましたが、何の問題もありません。とはいえ、相変わらずハードディスクが不穏な動きをするのでいつダウンするか予断を許せません。買い替えの気持ちはあるんだが、何を買うべきかさっぱり考えがまとまらないよー。一体どーすればいいのでせうか。

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June 03, 2008

ハンティング・パーティ

実在のジャーナリストが経験した事実をベースにして作られた、いわゆるリアリティムービー。どこまでが実際に起きたことなのか、最後にネタバラシはしているが、それが逆にしょぼかった。知らない方がいいこともある。事実は小説よりも奇なりとはいうが、現実はそうそう面白いものではない。本作で事実をベースとした意味を問うならば、それはサラエボで8,000人もの人間を虐殺した戦争犯罪人が、大国の都合でいまだ生かされている事実を世界に知らしめたということだろう。(ネタバレ)

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June 02, 2008

日本代表3-0オマーン代表

招待券をいただいたので、わざわざ横酷まで長友観にいってきましたよ。よく頑張ってました。怪我だけはしないで無事戻ってきておくれ。

オマーンの方がほとんどやる気なしって感じだったので勝って当然とはいえ、2点目は考えさせられるいいゴールだったと思います。ハーフウェー付近からシュンスケがフィードしたさきには、玉田ではなくなぜか釣男。ヘッドで落として大久保のゴールを見事引き出しました。なぜ、釣男があそこに走りこんでいたのか。サッカーは布陣でやるものではないを地で行くプレーの典型だったわけです。確かに今日の横酷のピッチ上には“サッカーをよく知っているプレーヤー”が数人居て、彼らがゲームを創っていたと思います。特に、シュンスケは別格。よく知っているしよく見えているし、ゴールは珍しく右足だったし、よくあそこにコントロールして打てるものだと感心しましたよ。雨が降り始めてしまったので、後半20分ぐらいでスタジアムをあとにしましたが、なかなかいいものを見させてもらいました。

大竹よ、お前もあれぐらい右足使えるようにならないと駄目だね。

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June 01, 2008

東京1-1清水

ゲーム前のウォームアップで佐原が結構集中できていなくて雑なことをやってたのがちょっと気にかかったのだ。それが、最後の最後であんな形で出てしまうとは。フッキを封じた男が今度は逆にイエロー2枚。情けないのぉ。特に1枚目はナーバスだったな。「なんでぇ~」というのは分からなくはない。でも、笛は吹かれたんだから、それを基準にアジャストしないといけなかった。腕を振り上げ子供のように駄々をこねるその姿はまだ青二才そのもの。もっと狡猾なFWはたくさんいる。付け込まれないようにしないと、これからもこの手のファウルトラブルは起こりうる。佐原が成長できるか、いい休みになるといいな。

塩田もまた明日への課題を露呈した、というか前々からだけど。前へ出るタイミング、決断力、捌く技術。最後の淳吾のFKはすっげーやな予感がして見事に的中してしまったんだが、あれは防げた。イメージできてなかった。それだけ。細かいところで課題はまだまだたくさんあるね。

さて、清水の両サイドバックがぬけ作で(というか全体的に動きは鈍かった)簡単にフリーにしたりスペースを与えたのでサイドからの攻撃が有効だった。それにしても、先制点での青野さんの走りは見ていてゾクゾクッとしたね。あの位置からわき目も振らず信じてあそこへ飛び込めるセンスが素晴らしい。エメの前のスペースにはるか後方から入ってくるのだから恐れ入谷の鬼子母神。今ちゃんならまだしも10番には無理だろうなぁ。

結構グダグダな相手に押せ押せで追加点を奪えなかった結果、つまらないファウルから失点して負け同然の引き分け。わざわざ松本くんだりまで出張った甲斐もない。小雨交じりでピッチコンディションはよくなかったとはいえ、あれだけ滑れば味スタとそう変わりもないだろう。帰り道、カーサの明かりはついていなかったが、昼は何に使ってたのか。いずれにしても、暫定ホームが松本はありえないよ。雨とはいえホームで10,000も入らないんでは経営的にも成り立たんだろ。こっちもその度に旅してちゃ財布が堪らん。もし来季ホームゲームに松本を混ぜたいのなら、年間チケットの対象試合から外して欲しい。あれはホームじゃない。

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