« ユーロ14日目 | Main | ユーロ16日目 »

June 23, 2008

ユーロ15日目

オランダ1-3ロシア

あそこまでいくともうマジックでもなんでもなくて、本当に選手個個がどれだけ勝ちたいかと思うかなんだろうなぁ。その思いの総量が勝負の天秤を動かす。

ロシアは、ファンデルファールトのマークをキッチリさせニステルローイを分断(それでも何度か前を向いてシュートを打ったのは流石)、サエンコを左サイド高めに張り出させジオの動きを封じ込めながら、高い位置からチェックして速攻を許さないゲーム運び。このアグレッシブなロシアに対して、立ち上がりから、何となくオランダが受けている印象だった。実際ロシアは流れの中からチャンスをいくつも作った。その結果ついに56分にはセマク→パブリチェンコのホットラインで先制する。先制され前へ出て行くオランダだったが、攻撃は「個」に頼る単発が多く、効果的なサイドの崩しなど皆無に近い。前掛かりになったところを今度はロシアのカウンター気味の攻撃が効いてくる。グループリーグの意趣返しとも思えるこの展開にオランダディフェンスはたじたじ。それでも、前半から解説があったセットプレーのマークの曖昧さが修正されず、終了間際の86分にFKからファン・ニステルローイにヘッドで同点に追いつかれてしまう。

昨日に続いて延長戦に突入したが、休養十分のはずのオランダの運動量がどんどん落ちていく。ポルトガルもそうだったが、休みが長すぎるのも考え物だな。この短い大会では休みすぎると体が戻ってこないのかもしれない。心技体ともにオランダを上回った延長戦のロシアは、112分、116分と立て続けにオランダゴールを落としいれ、スターひしめく優勝候補に止めを刺した。3点目が決まってから、オランダチームの悲壮感にも似たあきらめ感が画面からヒシヒシ伝わってくる。おそらく、トルコだったらまだ走っていたことだろう。そーゆーことでもある。

グループリーグの時も書いたが、とにかくオランダに先制点を与えなかったということに尽きる。ロシアは常に先手先手だった。オランダというブランドにひるむことなく、自分達のサッカーを信じて最後まで走りきった若いチーム。彼らの力を120%引き出したのは、やはりヒディンクマジックなんだろう。でも、延長戦でもあれだけの運動量を引き出せたのは、他でもない選手達の日々の努力の賜物だ。

ついでに

日本1-0バーレーン

こーゆーゲームを観た後で、終了間際の間の抜けた決勝点を見せられてしまうと、なんともこの雨の中応援に埼玉くんだりまで行った人たちを気の毒に思ってしまうよ。5万以上入ったらしいが、おそらくこのユーロの影響もあると思う。熱い戦いを連日連夜見せられて、オラが国の代表に対する渇望感が高まったことは想像に難くない。エンターテイメントを見せろとは言わない。選手達は一生懸命やっていたと思う。でも、ミスしてチャンスは潰すしピンチは招く。終盤巻が入り釣男が前線に張ったのにロングボールが入らないのもおかしいし、それが終了5分前というのもおかしな話だ。レギュラー落ちのバーレーンにこんなゲームしか出来ない代表の現在位置はしっかり確認した方がいい。ユーロはその意味でも見る価値があるのだ。

(東京は別次元)

|

« ユーロ14日目 | Main | ユーロ16日目 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/77466/41618845

Listed below are links to weblogs that reference ユーロ15日目:

« ユーロ14日目 | Main | ユーロ16日目 »