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June 22, 2008

ユーロ14日目

トルコ1(PK3-1)1クロアチア

まさに“ミラクルターキー”。しかし、トルコは奇跡を起こすにふさわしい対価としての努力と犠牲を支払った。それなくして奇跡は起こらないのだ。

全体的にクロアチア主導でゲームは進んでいった。前半18分にはモドリッチからのラストパスにオリッチが吹かしてしまいクロスバー。後半立ち上がりにも2つのチャンス。運動量が落ち始めた70分にもラキティッチ、72分オリッチ、82分スルナ、89分オリッチと、90分で終わらせるチャンスがいくらでもあったにもかかわらず決め切れなかった。こうなると、延長戦はトルコが息を吹き返し攻めに出る。それでも決定的というところまではいかなかった。そして、延長戦も終わろうかという119分、それまで好守のリュストゥが間が差したようにルーズボールを追いかけてゴールマウスを空にしてしまう。彼より速くボールにたどり着いたモドリッチがセンタリングするとゴール前のクラスニッチがヘッドで無人のゴールに流し込む。

この時点で誰もが決着と思ったはずだ。しかし、ロスタイム、クロアチアが時間稼ぎの選手交代を準備し終わったその時、自陣FKをすばやくリュストゥが前線へフィード。落下地点に両軍入り乱れて競り合うが、こぼれたボールは途中出場のセミフの足元に。シュートはDFをかすめてゴール左上に吸い込まれていった。そして笛。

もう気持ちの部分でトルコは勝利者だった。その後のPK戦はその心理状態を如実に表すものとなった。決定機の数からしてクロアチアが勝ち進むにふさわしいゲームだった。しかし、そうはならなかった。この手の大会は、上手いだけ強いだけでは生き残れないのだ。最後まであきらめない気持ち、すべてを出し切る覚悟が求められている。前線で献身的に走り回ったニハトが右ハムストを痛めてしまった時、ベンチに向かって“やっちまったよ”とベンチに向かって哀しげに微笑んでいたのが凄く印象的だった。4日後、数名の主戦を欠いたまま、巨人ドイツと初の決勝進出をかけて激突する。

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