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April 21, 2008

クローバーフィールド

これは、オイラ的にはやっちまった系に入る。

(ネタバレ)

ゴジラ・リスペクト映画で、アメリカにもゴジラのようなモンスターが欲しかったらしい(副題の“HAKAISHA”はそういう意味なんだと)。

で、アレか。

別にアメリカ人の感性で作られたものだから、彼らがそれに満足すれば何の問題もないのだし、興行的にも一応成功しているようだし、続編も作られるようだし、知ったこっちゃない。ゴジラをリスペクトしてあんなもんしか出てこないというところに、ガッカリだぁ。何でもかんでもリアルにしか捉えられない欧米的感性の限界なんだろう(予告で流れてた妖精の映画でも、出てくる妖精キャラはみんなグロイしな)。

この作品は、送別パーティーでホームビデオを回していたところにアレが暴れ始めて、その流れでビデオを回し続けたという、一種のドキュメントの体裁をとっている(上映そのものも、事件後、セントラルパークと呼ばれていたあたりで発掘されたビデオテープを誰かが見ているという設定)。当然プロのカメラマンの手によるものなのだろうが、見た目(見えた目)は素人が撮っている設定だ。だから、画面は揺れるし、画格も安定しないし、非常に観辛い。主観映像は、あたかもその場にいるかのような錯覚を見ている側に与えるとは言われているが、恐怖感や臨場感を生み出す手法ならスピルバーグやヒッチコックの方が優れていると思うし、正直この手法にあまり必然性は感じなかった。さらに、友人を助けに行くという行動を追っているだけで、続編に繋げるための謎解きの仕掛けが意図的にインサートされているほかには明確なストーリーはない(とはいえ、ネタを仕込まないといけないために、かなりのご都合主義で話を運んでいるのも事実)。ただ、背景に隠されている設定が比較的容易に想像できてしまうところが、また何とも安っぽく感じる。当事者感を作り出そうとする試みは、好意的に見て志半ばというところか。いや、逆に鼻につくかな。

あんまり残虐シーンはなかったんで、ちょっとしたお化け屋敷感覚で見に行くとちょうど良いかも。

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