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November 03, 2007

仮面ライダーThe Next

♪あーかいあかーーいー(以下略)
本作では利田によく来ていた(今も来てるのか知らん)加藤和樹(仮面ライダーカブトのドレイク・風間大介)がV3・風間志郎として登場。前作と比較すると作品的には格段に進歩している。ワイヤーをフル活用したアクションはスピード感、迫力(火薬の量とCGもか)共に倍増。設定そのものには元から無理があるので、そこをねぐった上で、ストーリーもまずまず考えられていたし、前作に見られた子供じみた演出もなく、大人が見ても一応観賞に耐えられる出来だった。V3は歴代ライダーで最も好きなキャラだし、オイラ的にはアクションだけでご馳走様なのであった。(ネタバレ)

Masked_rider_the_next

あらすじ:
本郷猛(黄川田将也)と一文字隼人(高野八誠)がショッカーを裏切ってから2年後、猛は高校教師として生物を教えていた。教え子の琴美は親友だったアイドルchiharuからの電話に不穏なものを感じ、彼女との接触を試みていたが、chiharuにかかわる者が次々と殺されていく。chiharuが別人である事がわかったとき、突然ショッカーが猛と琴美を襲う。危機を脱した2人はchiharuの消息を知る唯一の手がかりである兄・風間志郎(加藤和樹)の元を訪ねるが、彼はショッカーのナノロボットによって改造された仮面ライダーV3だった。ショッカーのナノロボットを使った日本改造人間化計画を阻止すべく、猛は一人ショッカーに立ち向かう。

そもそも、V3は1号と2号が改造したのであって、ダブルタイフーンは1号の「技」と2号の「力」を意味しているのだ。V3の生い立ちからして納得行かんのだが、それを言っても始まらないな。
猟奇怪奇的トーンは原作漫画が持っている味であり、角度は違うが雰囲気作りには成功していたように思う(本質的にはホラーではなく、昭和期の『●●人間』シリーズのようなトーンなんだけどね)。が、この作品の最大の欠点は、chiharuの怨念をモンスター化できなかったことにある。その甘さがラストシーンの物足りなさ、風間志郎が転向(ショッカーを裏切る)する動機を曖昧にしている。言ってみればショッカーの非情さ(の描き方)が足りないんだな。その非情さにわずかに残された人間性が目覚める、という方が自然だ。本作のストーリーでも、chiharuは既に死んでいたということを早く出しておいた方が展開としてよかったような気がするし、練りこみが足りない印象。
本に対して役者陣は奮闘していた。本郷猛とー文字隼人は本作になってキャラがはっきりしてきたため、黄川田、高野(“ホスト”一文字隼人は意外だったし笑えたしはまり役だとも思う。本作では一番カッコいい)も演じやすかったのではないか。存在感が上がっており、単なるヒーロー映画から半歩出た感じがする。一方、風間志郎は、キャラが固まっていない感じがして、その分加藤くんの切れは今ひとつだった。同じく田口トモロヲももったいないの部類に入る。演出に難あり、か。
スタント・アクションには大満足。低予算?と生身で良くぞここまでやったと思う。もし、次回作があるのなら、ストーリーの練りをワンランク上げることと、もうちょっとでいいからSF考証をしっかりやって欲しいなぁ。まさかライダーマン登場という事にはならんと思うが。

最後のおまけはKyourakuがスポンサードしたんだろう。そうであれば、あそこは切り離して(割り切って)みるしかないのだが、せめて次回作につながるような終わりかたにして欲しかった。

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