« 飛ばし記事にあえて食いつく | Main | ファンタジーサッカー第29節 »

October 23, 2007

ストレンヂア

原作はBONESオリジナル、安藤真裕初監督作品。

時代不詳、地域不詳の時代劇アニメ。TOKlOの長瀬が声優初挑戦の話題つき。

1950~60年代の時代劇へのオマージュ作品といってもいいかもしれない。アニメならではの殺陣とカメラアクションはスピード感と迫力があり、ストーリーもテーマも至ってシンプル。色恋沙汰一切なしの男臭い映画だ。長瀬の声優としての出来は言うに及ばずではあるが(“名無し”はちょっとばかし本人にも似てたかな。)、宮崎アニメの●●タクよりはよほどましで、つたなさが逆にいい味を出していた。(ネタバレかな)

Stranger_2 ストーリーは予定調和的で、主題を展開するための便宜でしかないと言ってもいいかもしれない。明から皇帝の命を受けてやってきた一団の目的も荒唐無稽だし、彼らと“名無し”との関わりもご都合主義的だし、そもそも、なぜ“名無し”が寺にいて、行きがかり上とはいえコタロウを助けようと思ったのかまったく腑に落ちない。それでも、まぁ、そんな細かいことは気にせずに、このありそうでなさそうな戦国の異世界に漬かってしまえば自然にエンディングにたどり着くことが出来るのだ。

簡単に言ってしまえば、義を見失い後悔とともに剣を封印した男が、欲にまみれた世の中から捕われの子供を救うため再び剣を抜くとき、男は失った義を取り戻すことができるのか、ということ(簡単すぎるぞ)。
説明的なラストシーンはちょっとやりすぎかなと思ったけど(あそこまでやらなくても見る側のイマジネーションに任せることが演出的には大事なことだと思うけどね)、最後の長瀬のボソボソ台詞にけっこうジーンときた。

アニメとはいえ血がドバーと出るのでR-12指定にはなっているが、見終わった後の清清しさは演出上のえぐさをまったく忘れさせてくれる。素直に楽しめた1本だ。

|

« 飛ばし記事にあえて食いつく | Main | ファンタジーサッカー第29節 »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/77466/16845505

Listed below are links to weblogs that reference ストレンヂア:

« 飛ばし記事にあえて食いつく | Main | ファンタジーサッカー第29節 »