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July 26, 2007

席割について考える(4)

③目的を実現させる環境

いろいろな目的を持った人たちがひとつのスタジアムに集まってくる。G裏はクラブが立ち見と決めたために戦うエリアとして定着したが、バックスタンドは上層も含め相変わらずごちゃごちゃしている。

ボスは現在Uで見ているが、彼の周辺の客層が徐々に変化してきているという。ボスのスタンスは、ニュアンス的には「見る」と「戦う」の中間ぐらいなのだけれど、先に出した「レジャー系ファミリー」や「サッカーリテラシーの低いオヤジ=とんちんかんな反応をする輩」が増えてきて、気持ちよくゲームに入っていけないのだそうだ。おととし、彼がAからU(上層)に上がった理由が、まさしくそういう観戦環境の悪化だったので、もう逃げ場がないっていう感じになってきているらしい。

環境という意味では、アウェー戦のG裏が一番心地よい。周りはほとんど同じところに反応するし、コールやチャントもホームとはちょっと違ってノリがいいような気がする。リテラシーが同じレベルだと見ていて気分もいいのだ(しかも今年はアウェーで強いしw)。ただ、歳を取ると年がら年中G裏もきついのだ。言ってみれば“マインドG裏”がバックスタンドに欲しいということだろうか。

来場者はどんな形であれ東京というチームを応援(広義の意味で)するためにきているのであり、その根本を否定するつもりはないが、とはいえオタクの域に入ってきている連中とライトユーザーとでは、ゲームに対するスタンス、求めるものが異なるのも事実ではないだろうか。今の席割りは、自由ゆえの不自由が起こっていると考えられるのだ。言いたいのは、G裏のようにある程度の志向性を持った客層が固まりになる席割が理想ではないか、ということ。それは、席の値段や見る位置よりも、観戦する目的と環境がどうか(どんな人たちが塊として周囲にいるか)という事を重視する考え方だ。

④指定席についての考察

自由席はエリア内であればどこでも座れるが、混雑する場合は開門前から待機列に並ばなければならない時間の不自由が付きまとう。ただ、平均22千程度の入りであれば、G裏とバックの中央ぐらいを除いてそう早い時間に行かないでも座れる。今の味スタの指定は見る位置の確保ぐらいでしか機能していない(これがいつも満員という事になれば話は別)。よくSAorSB指定のお客さんが自由席と隣接しているところの不条理さを嘆いているが、これは致し方ないところだ。自由席ユーザーも欲しい席に着くために多少努力をしているのだから、その労力分と思って納得せざるを得ない。むしろ指定席で問題だと思っているのは、座席を自分で選べないということだ。きょうび映画館だっていくつかの席候補からチョイス出来るシステムになっている。しかも、年間通じてその席で見続けるわけだ。回りにどんな人が座るかも分からない。年間いい金額を払える人たちだから変な人はいないだろうし、それなりにチームに対しての思い入れというものもあるのだろうが、オイラの席のお隣さんの例もあるので、指定とは言え最良の環境が手に入るというわけではないのだ。

最近判明したのは、右隣が出身校の法人席だったということ(ビックリ)。年寄りから子連れ、若者と客層が取りとめもなかった理由が6年も通っていて初めてわかった。この法人席というのも厄介で、座った人がどこまでサッカーに興味があるのかわからないし、たまにアウェーを応援するつもりで来てしまった人もいるし、必ずしもサポーターとは限らない。個人的にはできれば法人席は何処かにまとめて欲しいと思っている。

いずれにしても、「指定」の意味をもっと実態に即したものにすべきだと思う。つまり、「並ばないで確実に座れる」「一般的に観戦しやすいエリア」ということ以上に、観戦環境も含めた「ここで見られる」という保証的な要素を加味して欲しいということだ。そして、それは自由席のブロックの性格付けについても言える事なのだ。

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