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July 27, 2007

席割について考える(5)

⑤観戦志向性に対応した席割り

というわけで、だらだら長々書いてきたけれど、俺はこういったスタンスでチームを見たい(応援したい)という明快な意志をもっと席割に反映すべきだ、というのがオイラ的結論。

G裏立ち見を認めるのならば、G裏上層まったりとか最前列キャーキャーとかAコーナーガヤガヤとか、少なくとも招待客とファミリーは分断すべきだと思う。招待者に良い席を与える必要はなく(彼らには良い試合を与えないと駄目。席種ではリピーターにならない)、ファミリーは回りに迷惑を掛けないことが大事。低リテラシー観戦者を分離する事はなかなか難しいが、たとえば「じっくりゲームを見たい人専用エリア」でも作れば結構ニーズがあるのではないかと思う。各エリアのニーズが高ければ単価を高くすれば良いし、可能であればエリアを拡張すれば良い。

サッカーゲームが徐々に日常化するにしたがって、スタジアムは単なるサッカーを観る場所からコミュニケーションする場(チームとサポ、サポ同士)に変化してきている。観戦しやすいか否かは価値として相対的に落ちてきていると思う。依然としてボールゲームを観戦する目的でスタジアムに足を運ぶ人はいるし、彼らのために見やすい席を用意し相応の価格で提供することは重要だ(自分もたまにラグビーをスポーツとして見にいくことがあるし、そのときはやはり見やすい中央に座りたくなる)。だからメインとバックの中央が高価なのは必然とも言える。ただ、ヘビーユーザーの目的は多様化してきており、見易さ以上に観戦する環境が重要になってきているのではないだろうか。そして、彼らのニーズにこたえていくことが、経営上優先される課題ではないかと思うのだ。

これまでのいろいろなクラブ側の対応を見るにつけ、おそらくこの手の話は観戦者のモラルの問題として片付けるだろう。しかし、そこがチケットの価格に連動しうるということであれば、もっと積極的に考えるべきだと思う。闇雲に一方的に上層全席指定を目標にといってはばからないクラブの傲慢さにはほとほと呆れてしまうが(あれじゃ逆効果だと思うのだが)、もっと緻密な計画を練るべきだ(浦和戦を忘れたか!)。

まぁ、本来は、こんな話をする以前に、価格に見合うコンテンツを供給する方が先なんだけどね。

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» 2008年FC東京席割り案への意見 [Fut.com]
7月にソシオ向けに手紙が送られてきた中に席割りの変更案が示されていた。8月末まで意見を伺いたいということで、様々な意見を送られたソシオも多いだろう。僕も自分なりの意見を内容はまだまだ浅いがまとめてみた。サッカー観戦だけで100スタジアム以上を訪問し、JリーグのみならずFIFAの試合、UEFAの試合、各国代表戦、Bundesliga、リーガエスパニョーラ、セリエA、リーグ1等を生観戦してきて、様々な席割りを見て、実際に色々な席種で観戦もしてきた。そういう経験も踏まえながら、FC東京が良くなってくれるの... [Read More]

Tracked on August 28, 2007 at 06:46 AM

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