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February 27, 2007

東芝19-10トヨタ自動車

トヨタは前半の2本目のPGをミスったのが最後まで尾を引いたように思った。広瀬のケガさえなければ、といったところか。

トヨタは後半に入ってからは自分達の時間を作り、トライもとって2点差にし、この勢いで逆転かというところまで追い詰めたのだが、最後の一歩を東芝に止められ、逆に隙を突かれたような形で決定的なトライを奪われてしまう。結局、一度もリードを奪うことがなかったということは、最初から最後まで東芝が上手くゲームをコントロールしていたということだ。

東芝はディフェンスが素晴らしく強く(ボールに対する絡みが早く、前半はトヨタに速い展開継続をさせなかった)、ロックやフッカーがラインに入って攻撃を組み立てる(逆にバックスがボールをキープしてモールを形成する)、攻守が一体となった全員ラグビーを体現していた。2点差まで詰め寄られたときでさえ、風下の不利な状況下、冷静に陣地を挽回しトヨタの焦りを引き出すところなど、試合巧者の一面も見せていた。強い、の一言である。

それにしても、この両チーム、所謂大学ラグビーの花形選手がほとんど在籍していない。それでも決勝まで勝ち抜いてきているという事は、ラグビーというスポーツには、華やかな個の才能よりも、ミスが少なく、いかにボールを生かすために組織に貢献できるかが重要だということで、日本を代表するメーカーのチームが決勝に残ったのは、ある意味必然なのかもしれないと思ったりもする。

【追記】ラグビー人気がいまいちなのは、世界標準から遅れを取っているという事もそうだが(ルールが難しいというのもあるか)、ラグビー精神を表す「one for all,all for one」の全体主義的な思想が今の時流(特に若者の価値観)にフィットしていないせいなのではないか、なんて考えたりもした。ワールドカップに向けて、頑張って欲しいもんだ。

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