« 磐田4-1FC東京 | Main | 赤エビス »

November 21, 2006

放置する?

放置すべきではあると思うが敢えて乗ってみる。

浦和はエンゲルスが乗り気なんだと。福田大将もコーチ就任らしい。
状況的には可能性は高そうだ。で、その結論は、“サポーターが望むもの”なのだろうなという感じが凄くする。

優勝できるチームと見栄えのするチームは近代サッカーにおいては相反する関係にある。両者を上手く融合させることが出来ているチームは世界にも数えるほどしかない。Jでいえば古くはヴェルディ、数年前の磐田のサッカーがそれに類するだろうか。
翻って東京はどうしたいんだろう。フロントは優勝をと大口たたいているが、いきなりガーロで躓いてしまったし、ガーロのサッカーも決して観ていて面白いシロモノではなかった。
ここ数試合の出入りの激しいサッカーは、確かに観ていて面白い。最初やらせておいて、最後にひっくり返すのは、往年の猪木のプロレスを見ているかのようなカタルシスに浸れる。川崎戦の勝利には、ナビスコ優勝時の感動に似たものが含まれていたように思う。長いシーズンの積み重ねの上に成り立つ歓びよりも、その刹那の歓喜こそが東京中毒を引き起こす原因になっている。前半戦の長い前置きがあるからこそ、最近の劇薬も少量で最大の効き目を発揮するのだ。で、東京サポーターの反応を見ていると、それでいいのだと思っている人が多いように感じてしまう。優勝はとりあえず置いておいて、まさにスタジアム全体が一体となる感覚、空気感、勝敗以上にまず闘う気持ちを求めている。
常勝軍団、ビッグクラブはもしかしたらサポーターは求めていないのかもしれない。勝つことが当たり前になってしまったら、次に何を求めればいいのかと言う問題もある。凄くネガティブかもしれないが、延々とこのジェットコースターのようなシーズンを繰り返すというのも、実はありなんじゃないかと。で、たまにカップ戦を思い出したように獲る。

その意味で原さんは適任なのかもしれない。いや、優勝させる手腕がないといっているのではない。監督という立場でゲームにパッションを注入できる人なのだということ。泣き笑いを共有できる稀有な人物。時に長嶋茂雄張りのひらめきで周囲を説き伏せてしまうそのキャラクターといい、まさに東京劇場の演出家にふさわしい。

永遠の中位でもいいじゃないかと思い始めている。平凡な日常に対して、刺激的な非日常を与えてくれる東京のサッカーでいい。サッカーそのものは日常なのだが、東京のサッカーはスペシャルなのだ。そこさえ裏切らなければ、いつまでもついていける気がする。詰まんないことして負けるぐらいなら、とことんやって負けるほうがナンボかいい。フロントには、東京らしさとは何か、を徹底的に突き詰めていって欲しいと思うよ。その結果としての監督であれば、素直に受け入れたい。ハンパはやめれ。

|

« 磐田4-1FC東京 | Main | 赤エビス »

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/77466/12775030

Listed below are links to weblogs that reference 放置する?:

« 磐田4-1FC東京 | Main | 赤エビス »