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April 02, 2006

横浜FM1-1FC東京

ゲーム終了直後、数人の横浜プレーヤーががっくりピッチにひざをついていた。同情します。21本ものシュートを浴びせて取れたのはたった一点。ポストやバーに嫌われた不運もありましたが、やはり陰(真orネ申)の代表GKを前にして、今季の本命チームといえどゴールは遠かったということでしょう。

小僧とジャーンがお休み。栗とマッスウが代わりに入る。今日も伊野波はマルケスにマンマーク。前半何度も振り切られるシーンはあったものの相手もミスして助かっている。横浜は左サイド中心に組み立ててくる。東京はといえば、ボールを奪ってからの動き出しが遅く、結果的にポゼッションになる。中盤もマンマークを徹底させていたからかもしれないが、それにしても攻守の切り返しが遅い。ポゼッションになると左サイドの狭い地域でショートパス交換にこだわったりする。上手くいくときはフリーの選手を作れるが失敗するとすぐさまカウンターの危機になる。小気味よいショートパスがぱんっぱん通って面白いというよりはまだ怖い。サイドはまずまず使えていたが、相変らずクロスの精度が低いし、中の枚数も少ない。繋ぐことが精一杯で、シュートまで頭が回ってない感じがした。打つことを想定していれば、あれほどゴール前で迷うことはないはずなのに。

前半0-0で折り返し。アウェーという立場で言えば願ったり叶ったり。このまま無失点でお願いしたいというのが本音だったが、リスタート後の中盤のマークのずれでハユマをフリーにしてしまい先制される。この後横浜はさらに猛攻を仕掛けるがギリギリのところでしのぐと、25分ごろから横浜の運動量が全体的に落ちて、東京のフリーのプレーヤーが増えてくる。ルーカスのヘッドなど惜しいところまでは行くのだが、決められないのが今の東京。このまま、終わるのかと思ったロスタイム。栗の蹴ったFKはファーの今野を経由してなぜかフリーのマッスウのところへ。迷わず振りぬいた右足から奇跡の同点弾が生まれる。彼自身J初ゴール。あれだけ言われ続けてきた彼が最後の最後でゲームを振り出しに戻すとはなんとも皮肉。本職の方はロビングボールの競り合いにはほとんど勝てていなかったし相変わらず対応がぎこちなく怖さ一杯なのだが、何事も経験ということか。モニだって最初は怖かったしなぁ。

ボールを大事にしすぎて逆に失っている。これは、パスの出し手と受け手のコミュニケーションのずれが大きい。さらに、無駄走りやマークをはがす動きに乏しいため、パスも足元中心。ターゲットがちょっとでも動いてしまうと、パスが敵へのプレゼントになってしまう。力のない横パスも危険を増大させている。ボールフォルダーとフォローの角度がよくないのだ。そして縦のパスが少ない。後半横浜のマークがルーズになってくると栗やFWにボールが入りやすくなるのだが、前半双方動きがいいときにはどうしても縦の楔が入らない。

攻撃のスピード感はない。ボールを奪ってすぐ展開しようにも、ラインが低すぎて前が薄すぎる。これに放り込んでも、サポートが遅れて奪われる可能性が高い。相手の守備が整ってもボールを確保する、というのがまず第一なんだろう。わからなくはない。終盤ボールを早く前へ運べたのは、サイドを高く保ち、前線の枚数を確保し、その上で高い位置でボールを奪取できていたからだ。原東京のイケイケサッカーは過去のものだ。スタンドの野次も早く攻めろ!が相変わらず多い。ガーロのサッカーはそういうサッカーではない。丁寧かつ緻密な構成力での勝負をしようとしている(とオイラは勝手に解釈している)。その根底ではプレーヤー個々の技術と勇気を要求している。選手達はもっと視野を広く持たなければならない。それは、監督の仕事ではなく、ピッチにいる彼ら自身の仕事だ。

リーガ的なスピーディなサッカーか、ポゼッション重視のムービングサッカーか、サッカースタイルの好みはあるだろう。しかし、今年の、というかステップアップしようとしている東京のサッカーがこの方向を向いている以上、その完成を望むしかない。今は緩急の“緩”のところだけだからね。ゴールまでの道筋をピッチ上に描けるまでになるには、まだ時間がかかりそうだ。

あ、あと、ルーカスのこと。人柄と守備だけではトップに置いておくわけには行かない。外国人FWとは常に結果を求められるものだから。

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