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May 31, 2005

ミリオンダラー・ベイビー

million_dollar_babyオスカー映画と言うと、ちょっと大仰でお涙頂戴でみたいなイメージが付きまとって、自分にとってはなんとなくとっつきにくいカテゴリーの映画の部類に入る。意識してオスカーを見に行くのはかなり久しぶりのことだと思う(“この前”はいつのことだか思い出せないほど昔)。
そもそも、何で見に行く気になったかといえば、女性ボクサーのアメリカンドリーム的なストレートなストーリーをイメージしたからだった。たまには感動するのもいいかなって。でも、とんでもない間違いだった。いや、ある意味感動させられたと言うか、非常に考えさせられた映画だったが、まったく予想しなかった展開にちょっとびっくり。前半と後半では全然別の映画ではないかと思うほどのギャップに戸惑ってしまった。
役者も良かった。クリント・イーストウッドというと、どうしてもダーティハリーのイメージで見てしまうが、じさまになっていい味を出している。ただ、今回ご本人が主演男優賞を取れなかったのは、周りが曲者過ぎたからかもしれない。特にモーガン・フリーマン。晩年のいかりや長介を思い出してしまった。凄みがあるっていうかね、いるだけでOKみたいな。ヒラリー・スワンクも主演女優賞にふさわしい鬼気迫る演技だった。
実に、オスカーと言うラベルも伊達ではないなと思い直させてくれた一作だ。

いつもパンフレットなど購入しないので映画の詳細がわからないままのことが多い。この映画の中でも、主人公フランキーがなぜゲール語の書物を読むのか、彼がマギーに送ったガウンとバグパイプから推察すると、なんらかアイルランドと関係があるのか、彼に届いていた最後の手紙の中身はナンだったのか、とかとかとか、いろいろ気になる符牒がちりばめられていて、これらを理解すると、また物語の深みが増していくのではないかと思うのだ。知っている人がいれば教えてもらいたいな。

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 一人シネマラソン、2作品目は数々の賞に輝いた「ミリオンダラー・ベイビー」です。  ボクサーの身体を気遣うあまりに冒険をさせられない老トレーナーと、無垢だけども決して弱音を吐かない女性ボクサーの絆と悲愴な人生を描いたドラマです。    ジムを経営する老トレーナー・フランキー(クリント・イーストウッド)はいつまでもタイトル戦をさせてくれないことに業を煮やしたボクサーに逃げられたばかり。  ... [Read More]

Tracked on May 31, 2005 at 10:04 AM

» ミリオンダラー・ベイビー [ネタバレ映画館]
!けいを逆のとこいたりや。だいんなゃじ屈理はグンシクボ  この映画を観た直後に印象に残ったキーワードを書き出してみると、「110回目のプロポーズ」という言葉が残ってしまいました。「自分自身を守れ」とか「タフ・エイント・イナフ」よりもずっと強烈に・・・そして、アカデミー賞の結果は嘘じゃなかったと座骨神経にフックを食らってしまった気分です。ラスト30分に自然と涙が流れるというコピーも嘘じゃありませ�... [Read More]

Tracked on June 03, 2005 at 04:51 AM

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